1巻は本作と「あまりモノには恋がある」の2作でした。
好みじゃなかとはおもしろかったですけど、あまりモノにははいまいちでした。
好みじゃなかとは、九州の実家の工場に手伝いに帰ってきた幸徳と、工場長の槇の話でした。
槇がグイグイと迫ってきて、幸徳はどきまぎ。
東京から戻ってきた息子で、工場のことが把握しきれなくて余所者扱いされ悩むけど、槇のおおらかな優しさと男らしさに支えられ、周りの人達にも次第に優しくしてもらいながら、幸徳が成長していく話が中心でした。
幸徳は槇を信用し同じ立ち位置にいけるように一生懸命で、でも不安になったり弱気にったり。槇はオレに頼ればいいと積極的に幸徳の心に寄り添う中で、時々甘えた幸徳が発動したときは、めっちゃエチをがんばっちゃうかわいい面もあり、仕事の話がほとんどのなかでユーモアのありエチありの読みやすくおもしろい作品でした。