何この面白さは…先生の新たな面を見れて(ファンタジーに強いと思っていましたので)大感激でした。元々先生はストーリー性重視の作品が多い印象ですが、これは本格派ミステリーと言っても過言ではないと思います。1巻からBL小説でもライトノベルでもないような輝きを放っていましたけど、2巻はもっと凄かったです。どんでん返しの連続で何回ひっくり返されたか分からないし、左右の急カーブに回転・垂直落下も加わって…まるでジェットコースターに乗っているようでした。そして串田のキャラが本当に面白い!!三十代とは思えない子供っぽさに作家故の口達者な部分が合わさった饒舌ぶりと、あまりの軽快さに何度も吹き出してしまいました。そのくせ真実を見抜く目はしっかり持っている…不思議で強烈な魅力のあるキャラクターです。1・2巻とド田舎の非日常的な生活圏が舞台でしたけど、高級ホテルや温泉旅館など大都市が舞台のお話も読んでみたいです。なので続編をぜひお願いします!!