ネタバレ・感想ありoff you goのレビュー

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すごいな
2025年2月3日
is in youを読んでからの方が一層楽しめるということはまずは主張したいです。そして佐伯さんの名前が密(ひそか)ということが判明し、大興奮しました。あまりのインパクトにしばらくはH×Hのヒソカが私の背後にいましたが、3人のストーリーにグッと入りこむに連れ帰っていきました。それにしてもいや、これBLなのか?すごい3人の人生を見せられた感じが強烈で…最近は一般小説も書かれてる一穂先生ですが、やっぱり繋がってるなと思いました。(2025本屋大賞ノミネートおめでとうございます!)
佐伯密なんか好きになったかも
ネタバレ
2025年1月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ is in youを読んだときは、何この嫌な人と思ってたのですが、この作品を読むと、その理由が分かって、あれ、そんな純愛の人なのかと逆に好きになりました。リバはあまり好きじゃないのですが、攻めのときは複数人としてるけど、受けの時はほんとに好きな人と初めて・・・なパターン、結構好きです。同じ人とのリバがあまりな感じですね。不思議な三角関係でしたが、その時にそれぞれが一緒にいられるにはどうしたらいいかを考えた結果こうなったのだなと納得でした。off you goもいろんなシーンで出てきて、良時が結婚したとき密が言った「いっちまえ」は悲しみ、十和子が良時に言った「行って」は決意を感じます。密の方が良時よりも先に気持ちに気付いてたから、いろいろつらかっただろうな、それがis in youの意地悪にもつながっていくと思うと・・・まあ元々いい性格の人ではないのですが、味がありますね。少し「イエスかノーか」の相馬さん(好き)に通じるものもあります。長い期間かかりましたが、今は幸せでよかったです。読み応えありました。
あの佐伯さんが。
ネタバレ
2025年1月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作で振られたわけですが、妻の十和子にもふられる。でもそれは、十和子が大好きな密と兄の良時が本当はすきあっているのをわかっていたから。
誰よりも密を知ってるだけに、でもそれを知りつつも、密と結婚した。
二人へのエールでもあり、良時も密への気持ちを封じ込めて、それがなんとなく元妻もわかっていたのかな。でも、元妻のしたことは最低ですけど。
まさかのリバで、密が受けに転じるとは思わず、でも好きだからこそ、それも受け入れられるところが、好きです。なんか、この2人のまわり道が長すぎだけど、だからこそ結ばれたときがよかった。
これは、シリーズ続けて読むべきです。
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良かった!
2024年12月7日
これは本当にBLなのか?って疑いながら読み進めて…後半の十和子さんの言葉に泣いちゃった
まさしくBLでした
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遠回り…
2024年11月26日
新聞社シリーズ 第二段
Is in you→off you go→ ステノグラフィカ→ アンフォーゲタブル
ペーパーバッグも

1作目に出ていた佐伯のお話です
佐伯と同じ新聞社の別部署で働く好青青年攻め×あまのじゃくな性悪系メガネ

攻めの妹含めた幼馴染たちの三角関係…だけど
ドロドロとかじゃなくて、お互いがお互いを三者三様の愛し方でいたわって大事にしてます
すごく複雑な関係だと思う
お互い大事に思うがゆえにだいぶ遠回りして結ばれるけど
必要な遠回りだったなと思えるストーリー

受けもけっこう奔放に遊んでるのですが、これも佐伯には必要なことだったんだろうな
もどかしいけどそこが面白くて最高でした

ハッピーエンドです
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大人の作品ですね
ネタバレ
2024年11月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。『イエスかノーか〜』から始まって、あまりにおもしろくて『雪よ林檎の〜』で、さらに一穂先生の本にはまって、逆行するように過去作を読んでいますが、この作品とこの後の『ペーパーバック』を含め、激推ししたい!本当にすごくおもしろいです。レビュー数が少ないのが不思議なくらい。なので拙いですが、本作が面白いことを記したくて書いています!本作は残酷な三角関係だと思うのですが、長い月日の中でそれぞれが納得のいくように終わらせることができてよかった。でも、手放しで喜べるかというとちょっとの重しがあるような気もします。十和子の視点ももう少し増やしてもらって、彼女の気持ちを掬って、それぞれの視点が同じ分量で三人の世界に浸かっていたい…それくらい、魅力的な作品でした。密が、良時と十和子がひとりなら、と言った言葉に彼の苦悩の日々がうかがえます。この台詞を読んだとき、泣けました。密にとって十和子は、自分の一部のようであり失くすことのできない大切な存在だと感じます。だからこそ、指輪を外してしまってもこのお話は救いがあり、愛してる、の言葉に説得力があります。人生の踊り場に来てしまったという密。でも、ここまで来たからこそ良時と十和子との三角関係を終わらせることができたんでしょうね。前作『is in you』で、冷めた密が一束に対して激しい感情を見せた時、彼の背景にとても興味を持って本作を読み始めました。良時が、やっと、密に気持ちを伝えられた時、密が人生の踊り場で良時を選べた時、とてもうれしい気持ちと共に、十和子を思うと寂寥感も込み上がってきて。こんな複雑な気持ちだけど、とてもいい作品だと思うのは、一穂先生の力量なんだろうな、とますますファンになりました。大人の何十年越しの恋のお話ですね。良時についてあまり触れませんでしたが、良時だからこそ、三角関係になった素敵な人なんですよね。十和子の兄としての立場で、決して自分の気持ちを認めることは出来なかったと思いますが、長い苦悩を十和子も分かっていて、この兄妹が一人なら、と密の台詞のように思わずにはいられませんでした。静かに、でも熱のある作品です。
密は子供の時から密
ネタバレ
2024年10月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 十和子を密も良時も好きという言葉ではつくせないほど思っているんだなと思うと、泣けてきました。この三角形はずっと壊れない三角形だと。
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この
2023年11月13日
佐伯密という人物が私はとても好きで。大人から見れば可愛くなかった子供の頃の話から大人になっても、ずっと好きなキャラですね。頭良くて。八重と見習い君を罵倒するとこなんか大好きですね!言葉のチョイスが最高にイイ。まぁ言われた方は可哀想ですけど、密の良時に対する気持ちを思ったら、あれが適切でしょう。ふったらどしゃ
ぶりとこのoff you goが私の一穂ミチ先生2トップです。それにしても「しゃ」と「ぶ」が並んでるだけで不適切なワードって言われるのどうにかなりませんかね『作品名』ですよ!!!
一穂先生にどっぷりはまるお話
2023年6月22日
新聞記者のおじさんたちのお話です。表紙が気になって買ったらすごく面白くて、一穂先生が好きな方にはぜひ読んでいただきたいお話です。
小さな頃から知り合いだからこその葛藤、そしてお互いに結婚し、今に至るまでの感情が細かく書かれています。誰も嫌いになれない、人間くさいお話だと思います。
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シリーズ2作目にして重量級の一冊
2023年2月17日
初めて読んでからずいぶん日が経ちますが、この独特な世界観、特に佐伯という強烈な人物を思うとたまらなくなります、好みじゃないのに…。佐伯と静(と十和子)が私の中で切なさの一つの基準になってしまい、未だに引きずってます。「ペーパー・バック」を読むと尚更です。生々しく歪な三角形を、これほど純粋で美しいものに昇華させた一穂さんに参りました。
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大人なBL小説
ネタバレ
2023年2月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 子供時分から繋がりのある男女三人のお話。病弱でままならない体を抱えて生きてきた十和子と密。そんな二人を側で兄として、友人として見守ってきた良時。密への気持ちや妹への気持ちがしんみり切なくて、じ〜んとくる大人なBL小説でした。
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えーこうくるか?という感じでした♥
ネタバレ
2023年1月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初、全く色気もくそもない2人でした。でも、これBLじゃないけど面白いじゃんと思って読んでいました。幼少期からの出会いからそれぞれの生い立ち、家族、結婚と流れていくうちに ん?文章が、本人(良時)が自身の深層に対して無自覚のうちは普通だったんだけど、じわじわと相手に対しての思いを自覚していく流れの描写がとてもよくて上手く気持ち持っていかれました。密と十和子のそれぞれの気持ちが絡んでいくところは切なさと愛おしさがはち切れそうでした。自身も年少の時は小児ぜんそくで幼稚園、小学校低学年は半分も通えなかったので読んでいてあの苦しさ(私よりもっと苦しい)の中で密と十和子、良時は出会ったのだなと。「is in you 」での密にいくつもの?がついていたのでやっとつながりました。
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繊細な人間模様で読み応えあり
2023年1月22日
乾いて透明な情景描写に、口にはされない本音と激情が混ざる。それを良時の目を通して知り、良時が密にとって得難い存在であろう事も知る。
長い回想から現在に戻ると少し混乱する。行ったり来たりするこの境目の無さは、3人の間柄と似てもいる。微妙で繊細、それでいて強い絆で結ばれた人間模様。途中これはラノベなのか?と思った。達者な筆で揺れ惑いを筋立てにしたような小説だった。読み応えあるが好みは分かれるかもしれない。
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*シリーズ2作目*1番好きなCP
2023年1月19日
複雑な人間関係が紆余曲折で見事に着地する読み応えのある一冊。幼馴染から義兄弟、同僚を経てやっと恋人へ成就する2人。前作からは想像もつかない、密の子供の頃から良時に対してのみ発動されるいじらしさ、執着が愛しくてたまりません。ペーパーバックの番外編も含めてお互いへの特別感に激萌えします。
はぁぁぁぁ(重いでかい深いため息)
ネタバレ
2022年5月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ is in you のスピンオフと言うのか?シリーズ2作目と言うのか?
スピンオフか…

is~読み終えて、正直佐伯さんのその後が1番気になってたところなので嬉しい。

半ばまで、これはびーのえるなのだろかどうびーがいやえむがえるするのだろうか。
なんて思いながらも、受け攻めどちらのキャラも好きで…読み進めると…

半分差し掛かったところから、大きく深いため息ばかり。
拗らせやがって…なんともまあ大好きな拗らせ加減。(美味しい美味しすぎる)

読ませるわあ…
ネタバレ無しで、ぜひ読んでもらいたい。

本編のあとの単話がまた…掻き立てられる。
ん~えろい。えろいわ…
深い…より本編がおもしろく感じた。読み直したくなる。

イラストが、表紙しか見れないのが終始残念だったが…あとがきの最後を見て…さらに崩れてしまった…見たかった!!!!!!!!!
大人達の永い想い
ネタバレ
2022年5月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作『is in you』で気になった、圭輔の前任者、佐伯密の話。『is in you』で密が東京に戻った所から話が始まります。
密とその妻の十和子、十和子の兄で密と同い年で同じ新聞社勤務の良時の三角関係ということになるのでしょうが、そんな簡単には言えない。出会いは密と良時が11歳、現在は43歳ですから長い日々の積み重ねてす。
それぞれの想いがやりきれなくて、でも優しくて、現在と過去を行ったり来たりしながら話は進むのですがすごく深い。
十和子と密の離婚に対して話し合う静かな会話は、沁みました。
しっかり終らせて、次の段階に進むことにした。
3人の気持ちが複雑過ぎて、言い表すのが難しいです。
でも、読んで良かったです。『is in you』では掴みどころのないような感じの密でしたが、癖はあるけど知識に裏打ちされた経験があってのセリフだったりするので、こういう人は尊敬してしまう。すごい人だと思います。
こちらも後日談が『ペーパーバック』にあるので、そちらもぜひ一緒に。
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長い旅時の果て
ネタバレ
2022年4月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ シリーズもの。1作目is in youが良かったので購入しましたが、本作も前作同様、透明感があるのに深みがあるお話でした。前作ではイマイチ好きになれなかった佐伯密が、前作の主人公一束と同じように初恋を消化しきれずにいたのだと分かり、密に共感を得ました。是非、順番で読むことをお勧めします。それにしても、本作では良時の妹の十和子が一番心に残りました。それに反し、主人公である良時にイマイチ魅力を感じなかった。。
作者さんも佐伯さん大好きですよね!
2021年11月6日
is in you で、一束の元カレ(セ〇レか?)だった佐伯密とその幼馴染で同僚の良時とその妹の十和子のお話。大人なお話です。
で、この佐伯密氏のことは、一穂先生もかなり贔屓にしていらっしゃると思われまして、「ペーパーバック」でも、「ASSORT MIX」でも、先生のnoteでも、密氏大活躍です。癖のある密氏ですが、ハマった方はぜひそちらもご覧ください。自分は相当やられています。
大人の、人生のお話
2021年9月16日
is in youのくえない大人、佐伯さんのスピンオフ。
挿絵なし。

読み応えのある良い作品でした。
お仕事描写は他に比べると控えめ。
過去と現在と行ったり来たりするので多少混乱しつつもやはりお上手です。
たまにどちらが喋ってるのかがわかりにくいのだけが難点ですね。
ええ!と意外な展開もあり。

多少甘さが足りないので、ペーパーバックをおすすめします。シリーズまとめての短編集ですが、こちらのoff you goの話が多めだった気がします。

雪絵さんが都合の良い存在すぎてちょっと…と思ったのですが、ペーパーバックを読んでああちゃんと生きている一人の女性なんだな、と思いました。
きちんと女性も描ける作者さん。素晴らしいです。
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3回読みこんで、やっと理解できたかな。
2021年8月21日
子ども時代・学生時代・社会人・現在と、行ったり来たりしながら進んでいく物語なので、一度読んだだけでは私には理解出来ませんでした。佐伯密という人間があまりにも難しい人だったことも相まって。「一盗二卑三妾四妓五妻」のシーンは、密の深い深い愛情、憎悪、怒りが伝わって、読んでいて涙が止まらなかった。最も印象的な場面でした。新聞社シリーズ番外編の「ペーパーバック」を読み込んで、私の中の欠けていたパズルがピッタリとハマった感じです。子どもの頃から老成していて、こんなにブレない人。モテるのもわかります。密の頭の中を覗いてみたい。別のアングルから見ればドロドロの昼ドラにもなりそうなのに、そうはさせない。作者の圧倒的筆力に脱帽です。
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苦い苦しい三角関係の果てに大人の男と男が
2021年7月13日
新聞社シリーズ2作目。小説は漫画と比べて読むのに時間かかるのでレビュー頻度落ちてます。特に一穂先生の作品は地の文があまりなく会話で繋いでいくことが多いので、関係性の中の言葉遣いで誰が言ったかを理解しながら読みとく必要あるからかも。
前作 is in you はかなり王道のBL小説でしたが、ひゃー、2作目は全く違う作風、アラフォー男女男、もっと言うと男女男女男の大人の不器用な五角関係を描いた素晴らしいほぼ一般小説(軽いBLでは全くない)です。作者さんは複雑な関係性を書きたかったのでしょう、前作で見事にフラれた密(佐伯)と幼なじみの良時、それに密の妻で良時の妹の十和子の3人、幼い時からの友情と言葉にできないままならない想いと歪な関係が回想を交えて語られます。ぜひ、前作 is in youから読んでもらいたいです。前作収録の番外編is in me の裏で起こっていることがわかります。
オジCPってBL漫画だとどちらかといえば苦手なんですが、BL小説として読まずに一般小説として読めば苦い苦しい三角関係の果てに大人の男と男がくっついただけのこと。タイトルのoff you go は行って、行けよ、行っちまえ、の意味。作中繰り返される言葉です。手を離してここから何処かへ行ってほしい。前作のように何処かへ帰るのではなく、密は行って着く場所へ。
小説のレビューって同じ伝達手段の文章で書かないといけないのでいつも難しいのですが、普通のBL小説とは一線を画して読み応えのある作品なのでぜひぜひご一読を。読めば直木賞ノミネートされるに充分な力量を持った作家さんだとわかります。明日受賞作発表ですね。どうなるかな。。。
このふたりが好き。
2020年10月24日
is in you のふたりも大好きですが、こちらのふたりの方が思い入れ強くて。大人のふたり。良時と密、私の予想は反対だったのですが、それでもやっとおさまって本当に良かったです。
凄い!
2020年6月5日
新聞社シリーズ、ステノ→is→アンフォ→offの順で読みました(バラバラです)。ステノグラフィカが好き過ぎて他のは読みたくないと思ったほどです。一番不穏なかんじのoff~はあまり読みたくなかったのですが…、結局この作品が一番凄かったです。今までの自分の好みが180度ひっくり返ってしまうような衝撃でした。どう言えばいいのか…。苦しくなるような、男同士の切ない純愛、なのかな。
あまあまも大好物ですが、これはもう他のものとは比べられない作品でした。絶対おすすめします。
ざらざらする感じ
ネタバレ
2020年4月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ レビューの中身は読まず、まっさらな状態で読み始めたら… なんとも不穏な雰囲気。密って、佐伯のことだったのか、から始まって、おそらく気持ちが通じ合うであろう相手が義理の兄とか、三角関係とか。。読んでいても頭を振り払いたくなるような感じで「こんなのありか?」無我夢中に、ざーっと頁を捲りました。読後感はあまり良くなくて、内面がざらざらする感じ。木を鋸で切った断面のように、手で触ったらトゲが刺さりそうな感じ。でも触るのを止められない感じで、再読。今度はじっくり。すると今度は密の魅力をたくさん感じることが出来て、歪みまくっていながらも思いの丈は詰まっていることとかが読み取れて、惚れてしまいました(笑) 2度3度と読み直す毎に好きなシーンが増えていきそうです。良時と密が主軸にはなっていますが、十和子目線で描かれていたらどんなお話になっていたのかな、とも思います。
面白かった!
2019年12月30日
シリーズ物で、前作を読んでからがおすすめ。兄、妹、二人の幼なじみである妹の夫。それぞれ、また三人共通で強い結びつきがある人間関係が描かれていて面白かった!ひとりで生まれてくれていればというセリフが好きでした。
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愛情深い大人たちの物語
2019年9月16日
まず、受けの佐伯さんが偏屈だけど愛情深い人間で、はまる人にはドはまりすると思います。出てくる主要な人物がみんな誰かを強く思っていて魅力的で、BLとしてだけじゃなく、家族ものや、夫婦ものとして見れるような作品です。愛の形はいろいろで、どの形でも、暖かいと思いました。別冊のペーパー・バックで短編がたくさん読めるので、読み終わった後もお楽しみが多くぜひ読んでほしい作品です。
好き
2019年9月9日
内容が濃い。凄いです。別作品のスピンオフらしいのですが、密のイメージが崩れそうなので買いたくないと思ってしまうくらい、この作品が気に入ってしまいました。
展開もエピソードも凄くドキドキさせられたし、構成もしっかりしていて買って後悔の無い作品だと思います。
おすすめです。
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新聞社シリーズ
ネタバレ
2019年8月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新聞社シリーズでは、良時と密のカップルが一番好きです。良時は善良な人に見えて、やるとなったら一穂先生の書く攻めの中で一番激しいかも。
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そうきたか…🖤
2019年5月30日
『is in you』では全く違う顔を見せてた密が、実は長い間想い人が居たなんて想像もしなかった。
大人の恋に痺れました。
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見たことがない三角関係
ネタバレ
2019年5月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読後気持ちが引きずります。今まで読んだり見てきたものの中でこんなに歪つなのに純粋で醜くない三角関係は初めてです。子供の時は一緒にいる時間が作れるけど社会に出れば理由がないとどんなに仲良くても努力しないと疎遠になります。三人の関係性を保つために取った密の手段とその気持ちを知っていて受け入れた十和子。この二人の関係は書類上は夫婦だけど血の繋がっている家族以上に家族で戦友で十和子が死んだら自分も死ぬと思っている密。この関係にとても胸を打たれます。正直どうしてそこまで良時に執着するほど好きになったのか読んでても分かるようで分かりません。逆も然りで良時も密のことがどうしてそこまで好きなのか分かりません。時間の積み重ねの中で自然とお互いを好きになるには描写が少し物足りなさがあり読者側でこういうことかな?と想像して補完しないとなりません(読解力不足かもしれませんが)。でも密の口の悪さも捻くれてる性格も良時を守る時には愛しくとても可愛らしく読んでて胸一杯になります。寄り道をしてようやくお互いに辿り着けて良かったねと本当に思います。BLを読んでるのに一般の小説を読んでるんじゃないかと錯覚するほどとても良い作品です。
大人の三角関係
2019年4月30日
現在と過去の回想とを行ったり来たりしながら30年にわたる三角関係が変化する時が描かれている。三角関係が崩れたきっかけが切なくてしんみりしてしまう。エロは少なめなんだけどそれがまた大人っぽくていい
is in youで振られた佐伯さんのお話
ネタバレ
2019年4月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作では、ただ嫌な感じの上司だなとしか感じなかった密(佐伯さん)が、何故こう捻くれてるのか、あの時どういう気持ちだったのか、がよく分かります。その執念と執着心、良時への揺るがない一途な思いに可愛ささえ感じてきました。特に二度呼びは、もう一度最初から読み直し、そのシーンを探してしまいました。(笑)偶然出会った八重達に酷い言葉を放つところは、密のままならない気持ちや八重への妬み、恨みなどごちゃ混ぜな気持ち、でも何よりも良時への愛情を感じた場面で印象に残りました。

前作の二人はすれ違いがただだ切なくて、もっと早くに気持ちを伝えることがてきたのではないか、と思いましたが、今作の二人はこのタイミングだから良かったのだと、このタイミングしかなかったのだと、思いました。それが蕎麦屋での一場面で表されています。

当初はあまり好きになれなかった密ですが、読了後はあの捻くれた性格がクセになるというか、気になる存在になっており、もっともっとこの二人の話を読みたくなりました。
素敵
2019年2月15日
is in youで嫌な感じだった佐伯さんの話。歪で歪んでて不恰好な三角。でもこれが彼らのバランスなんだなって…前作であんなにもやもやしたとは思えないほど佐伯に惹かれてしまいます。一穂先生のお話はいつも魅力がいっぱい。
(≧∇≦)b
2018年11月25日
このシリーズ面白いぃぃぃ(≧∇≦)bどこが何がと言うわけでやくなんか引き込まれる。
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アクの強い男がかわいすぎる
2018年10月31日
シリーズを読み進めていると一回目ほ素直な良時目線で、ペーパーバックまで読み終えてもう一度この作品を読むとこんどは密中心に読めてしまう不思議。十和子の存在もとても良かった。他の方も書いていたが、シリーズ中ではこの組み合わせが一番好き。屈折した登場人物達の本心が見え隠れする作者さんの表現力に脱帽です。
大好き
ネタバレ
2018年10月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新聞社シリーズ大好きです。その中でもやっぱりこの2人、いや3人がもう、本当に好き。理解し難い関係ではあるけど、幼少期からの絆に感動します。1作目では当て馬だった佐伯さんが、本当に愛おしいです。
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作者買い
2018年9月19日
もう、すっごく好きです。「降ったら~」を初めて読んで大好きになった作家さんですが、この作品も秀逸です。共有する年月は長いのに一緒に過ごす時間は少なくて、その時々に溢れだす密の想いがすごく切ないです。兄妹間での「すぐだよ」のやりとりは何度読んでも胸が打たれます。
新聞社シリーズ
2018年9月9日
シリーズを通してこちらの作品が一番好きです。少年期に出逢った密と静兄妹の3人の愛が描かれています。ありきたりな三角関係ではありません。主人公たちのような終わらない愛が心底憧れます。
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文章好きです。
2018年8月18日
一穂さんの文章を読んでいると、ライトノベルじゃなくて文学か⁉︎と思うような表現が時々あります。力のある作家さんがBLを書いてくれて本当にありがたい。おじさんになるまで隠していた恋が露わになって繋がるまでが切なくて最高でした。
新聞社が舞台のシリーズ2
2018年6月7日
前作(is in you)でほどよい毒をはいていた佐伯密のお話し。これでもかというぐらいのゲスっぽさの裏側の奥深い人物像が見れて楽しかったです。素直とは程遠い密のお相手はなる程と納得の人物でした。
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可愛くみえる
2018年4月16日
おじさんふたりのはずなのに、なぜかすごく可愛い。
独特の関係だったけど、これからは単純に好き同士のふたり。
ぶりかえし萌えがすごい
2017年9月29日
他の方のレビューのとおり、前作is in youが前振りかと思えるくらい濃い。
佐伯さんが、前作では攻め、頭脳明晰だけど人格破綻、見た目インテリヤクザ(同期西口談)、喘息持ちの40代、の受けなので好みは分かれるかと思いますが、ハマる人はどハマりするキャラではないでしょうか。ひねくれ好きにはたまらないです。
感受性が高くて、文章が非常に上手い作者さんです。
私は次作ステノグラフィカが読みたくて一応前作読んどこうぐらいの気持ちで読んだのに、読了後1週間は萌え続けました。
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2作目。星4,5。英語の勉強になる!
2017年9月11日
(小説、表題作+後日談短編3つ付)

順番はたぶんですが
<1is in you → 2off you go → 3ステノグラフィカ → 4アンフォーゲタブル → 5?後日談集:ペーパー・バック>

シリーズ作品ですが1冊ごと読みきり完結。
続刊はスピンオフになっていきます。

文章が安定していて好きな作者さんなので、仕事の背景にも矛盾がなく、面白く読めました。
ただ、それぞれの想いの深さ、理由みたいなものがちょっと弱いかな。
なんでそこまで好きになったのか?
妹への想いなども含めそこがわかりにくく心情に共感しにくかったのが、ちょっと残念。

各タイトルが秀逸!
それぞれ、なるほど~と思う言い回しの熟語で、いい勉強になった。
前作の広東語といい、作者さん、外国語に造詣が深いのかな?
いいですね、こういうの。
シリーズ2作目
2017年7月10日
is in youの香港編で強烈な嫉妬をぶつけて去った佐伯の、帰国後のお話。
佐伯の人柄を、魅力を、うまく言い表す言葉がない。言葉じゃ足りない。だけど取り憑かれたように翻弄される。脳裏に焼き付く。読んでるだけでこれだもの。良時の気苦労はいかほどか。。。
イカレてて妙な三角関係だけど、安易に「十和子を消す」ラストにならなくて、本当によかった。
佐伯や良時と同じくらい十和子も大好きだから「三人で遊ぼう」という言葉が嬉しくて切なくて。
シリーズの中でも余韻が深く、読み応えのある傑作だと思いました。
ペーパーバックにたくさん番外編が収録されています。
壮年カップル
2017年5月21日
is in youの佐伯がこんな想いを背負ってる人だったとは…。本当に好きな人の側に居続ける為、子供の頃の3人が大人になっても同じ様に一緒に居られる必然を作る為の結婚……切ない。
密が良時の元嫁に対して余りにも大人気ない攻撃をするところ、良時大好き過ぎるが故の振る舞いだと思うと密がかわいくて笑えます。
is in youの2人の話も良かったけどこちらの2人の話の前振りかと思える程、この40過ぎカップルの物語が濃くて良かったです。
シリーズ二作目
2023年5月13日
シリーズ一作目では掴みきれないキャラでヒール役?だった佐伯さんのその後や過去の時間軸が
行ったり来たりして、別の角度から人となりを見ることができてとてもよかったです。
この作品だけでもストーリーが完結していますが、
シリーズそれぞれに脇役で登場していた友人たちがメインで出てきますのでぜひ読んで欲しいです。
一穂ミチさんの作品はキャラクターがとても魅力的で大好きです。
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シリーズ第1巻
2023年4月17日
はこのお話しの為にあるのね、と思う程にこちらの方が良かったです。長年のお互いを知っていて、色々あり、そして人生半ばにてまた別の関係を築くのっていいですね。それにしても密は性格も口も悪いですね(笑)お仕事ものとしても面白かったです。新聞社の全く知らなかった、でもあって納得の部署を知ることが出来ましたから。
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おおお〜
2023年1月18日
前作も大好きでした。
こちらはもっと大人な、苦味のある作品でした。
大人同士なので落ち着いていてよかったです。
恋とか愛とか、もうそんなレベルじゃない関係性がとてもいいです。
でも気軽に読み直せはしないなぁ。苦しみもある…
でもとてもいい作品です
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おもしろかった!
ネタバレ
2021年7月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。密がシリーズ1作目の佐伯とは!!読みはじめてビックリしました。面白くて一気読みしました。
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概ね面白い
2021年5月6日
お互いに病気してたら、こんな同志みたいな気持ちになるのかなぁ。分かるようなわからないような…。
この作家さんは大はずれって事はないから安心して読めたけど、どうも読む順番を間違えたみたい。
シリーズ物はいっそ1とか2とかつけてしまって欲しい。
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新聞社シリーズ
2020年1月28日
香港支社で悪い大人風だった密さんのお話。良時との切っても切れない縁で、おさまるところにおさまって一息…
なんだかハラハラするお話。
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長いすれ違い
2019年9月23日
出会ってから20年を超えて 初めて自分の気持ちを出せて お互いの気持ちを分かり合えることが出来たの良かったと思いました。
なかなか難しい…
ネタバレ
2019年9月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新聞社シリーズの中では好き嫌いが分かれるカップルかもしれません。個人的には密が理解しづらい…毒舌は嫌いじゃないですがねじれた賢さが苦手です。が、何があってもまるごとくるんでしまう良時。素敵です。密が八重をこきおろすセリフが何度か出てきますが、こちらの溜飲まで下がる気がするのはなぜでしょう苦笑。十和子が美しすぎます。絶妙なバランスと苦味で成り立っている三角関係だと思います。新聞社シリーズは全体的にそうですが、この作品は特に言葉が崇高です。
なるほど
2018年12月26日
前巻で少し嫌なヤツだった佐伯のお話しです。佐伯と静兄妹の3人の話の様なものですね、入院中に出会った佐伯と十和子が結婚に至った経緯とか少し涙しました。BLだからこそ許される恋愛抜きの妹の存在感でした。やっとのゴール?でありこれからにホッとしました。
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三人の成り立ち
2018年1月4日
根っこは甘い、でも切なく感じる物語でした。長い年月お互い大切に思い合っているのがバシバシ伝わって来る三人の関係は優しくて、読んでいて何だか苦いんだけれど、心地良い、この二人+一人らしい本編&短編に満足です。
三人の優しく独特の雰囲気のお話
ネタバレ
2017年11月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 現在と過去のお話がいったりきたりするのが少し苦手でしたが、is in youにはない独特の雰囲気が良かったです。off you goは何度も読み直すと味が出てきそうです。
あと西口さんが「静静」って言った時、佐伯さんの癖じゃなかったのか。みんなこうなのかな?と思ったら「佐伯のものまねしたんだけど気づいた?」って言ったので気づいたよ!可愛なー、佐伯さん!可愛なー、西口さん!となりました!笑
ステノグラフィカも楽しみです。
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三角関係とはいわないのかな
2017年3月27日
前作の佐伯の暴言の裏にはこんな感情があったのか・・・と納得。佐伯があまり好きではなかったのですが、十和子と良時を交えるとひねくれ者の密が段々可愛く思えてきました。
何気に十和子が一番男らしく感じました(笑)
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新聞社シリーズ
2015年10月17日
新聞社シリーズの中で一番好きです。これを読む前にis in youを読むと、ああそうだったんだ!とより思えるかも?
シリーズもの
ネタバレ
2024年5月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ セールのときにシリーズごと一気に買ったので消化してます。こちらは2作目のようです。1作目の当て馬が受け。
1作目ではあんまり好感もてなかった受けでしたが主人公サイドにまわると結構好きなキャラクターでした。特に攻めの元嫁と間男に対する罵倒にはスッキリした。もっとやってほしかったくらい。
ただおじさん受け属性ないのと不倫とか受けの奥さんとの関係とか前作での失恋(?)とか、色々重なったせいかBLとしての萌えはなかった。
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佐伯密という男
2023年3月24日
1作目で存在感を残した佐伯さんが主人公。
個人的には複雑な心情が絡んで意外な行動したりするこういう話やキャラは苦手です。
先生の作品はこういう近寄りたくないけど何故か気になるキャラが登場しますね。
危ういけど気になる…本音を覗いて見たくなる…現実社会では苦手なキャラにスポットをあてて読ませる一穂先生はさすがです。
苦手ですが、佐伯密という男の本心はぶれないという事に好感持てます。
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is in you→off you go
2022年5月22日
前作で振られた佐伯さんが、香港から日本に帰ってきてからの話。子供の頃に出会った3人がメインで、いろいろ経験して、やっと結ばれるストーリー。度々現在から過去に戻ったり、その逆もあり、ちょっと面倒で時系列ならよかった。
シリーズ2作目、40代CP
2022年4月15日
前作のキャラ、佐伯さんのスピンオフ。
佐伯さん(密)、幼馴染の良時、密の妻で良時の妹の十和子の不思議な三角関係のお話。人間関係と感情がとても複雑で、しかし丁寧に描かれていて、相変わらず読ませる力のある一穂先生。文章力はさることながら、キャラクターの作り込みがすごいと思います。
BLとしては糖分少なめ。そして内容も好みが分かれる内容だと思います。王道展開が好きな方には向かないかも。でも読み応えはシリーズ随一だと思います。
個人的にはシリーズの中では前作と今作が好きです。

ただ、自分がおじさん萌えしないのと、密の性格がちょっとややこしすぎて(笑)、☆3.8くらいです。
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BLじゃなければ、いい作品
2021年5月5日
シリーズ1作目を読んでません。同じ主人公じゃないし大丈夫かと思ったら、意外にダメでした。
密の香港の失恋が悪い意味で気になってしまいました。だから、良時を好きな気持ちが伝わってこなかった。
トワコの方が存在感があるし、BLじゃなく一般作品だった方がしっくりきそうないい作品。
合わなかった
2019年8月20日
好きな作家さんですが、密のアクが強すぎるせいか、私にはあまり合いませんでした。
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シリーズ2作目、重い。
2019年5月11日
1作目の香港観光事情はうざっ!と思ったのに、2作目の記者事情は嬉々として読む。これは完全に個人の嗜好です。これだけの内容を書くのにそれなりの取材や文献が必要なのかなと思うと大変。BLと別に緊張感あって面白かったです。幼少期から生と死に直面し乗り越えてきた幼馴染の夫婦が、夫妻愛でなく家族愛だったという事実。そしてふたりを支えてきたはずの主人公の本当の気持ち。とても重くて紐解くには好奇心旺盛にもなりますが、多くの人が傷つくという意味では楽しいばかりの本ではない。読み返してもじんわり幸せ感じられなさそうではあるけど、面白い本ではありました。
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三角関係
2015年8月22日
40代男女三角関係という難しい設定を一穂さんの素敵な文章でぐいぐい読ませてくれます。印象深く忘れられない作品の一つです。
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