最高に良かったです！！「interesting 」と「fun」２つの意味で面白いです。キャラ設定の中でも久嶋は頭何こ分も抜きん出ている感じで、やる事なす事（言うことも）奇抜で笑えます。特に一連のケーキ関連の言動にはニヤニヤが止まらなくて困りました。久嶋と比べると音喜多は一見普通のスパダリのようですが、本人がというより周りのキャラ（八十田や汐月）が濃くて、結果、久嶋と張り合ってる感じです。ストーリーとしては、恋愛とミステリーが半々くらいでしょうか。でもそんな単純な事でもなくて、恋愛話は長編で（この後２冊シリーズがある）ミステリーは短編（１冊に３つの事件が起こる）という変則的な作りになっています。そんな手法の作品は初めてで、色々な組み立てがあるのだなぁと思いました。初めての作家さんでしたが、一気にファンになりました。この先の２冊ももちろんですし、積んである『ファーストエッグ』も読むのが楽しみになりました。
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