男娼シロと黒服信虎の葛藤と愛情のストーリー。
まず、売りが苦手な方はやめておいた方がいいかも知れないです。ゲスな扱いを受ける場面があるので要注意です。あらすじ読んで男娼の話とわかっていても、元々嫌いな題材なので重苦しいです。ただ前作が良かったので、違う作品を読んで見たかったので購入しました。
幼い頃から不憫な境遇のシロ。引き取ってくれた時雨さんは……はぁ、切ない。
出会った信虎は、まっすぐに自分に正直な奴で、シロの歪んだ心を揺さぶります。
歪んだ故になかなか心を開かないシロが、哀しく辛いです。だんだん胸が重苦しくなるんです。
前を向いて歩いて行けないシロの手を引いて離さなかった信虎は、誰よりカッコ良かったです。
二人で幸せになれて、良かったです。