と思ってましたが、想像以上にモブでした。
モブは主役にはなれない。
ずっとそう思ってたんです。
そう、この本に出合うまでは。
A治とC郎2人の簡易的な顔のモブは自らのアイデンティティを獲得するため様々な事に挑戦します。
名前からモブの素質が見受けられますね。
読了後、名前どっちだっけ?って忘れかけた。
部活や勉強。努力をしているのに良い意味でも悪い意味でも目立たない。モブからの脱却は並大抵な事ではない。
そして最後の手段BLに手を出すわけです。
ちょっと顔が…(笑)ちょっとイチモツが…(笑)
変わりすぎでしょ(笑)
穴は必要な時には出現するとか細かいよ(笑)
A治 C郎脱出成功おめでとう!
彼らからは希望をもらいました。
そう、この本はBLの可能性は誰にでも有るという大切な事を教えてくれた。
彼らはモブの真骨頂。
主役だろうが、モブだろうが、何だろうがBLの可能性は無限大。
これからはもっと大切に隅々までBL本を刮目しようと思いました 。
他2作はまた系統が違って面白かったです。
で、なんとこちらの次作が あの名作 ラムスプリンガの情景なんです。ちょっと振り幅広すぎません?
あれ?でも発売日から逆算して桜田先輩とラムスプリンガ被ってません?バランス感覚スゴい。
そして、デビュー本なんです。デビューで三作品入っていて、この題材を選ぶセンス。
そして絵が既に完成されてる。
ラムスプリンガと親愛なるジーンでバイアス掛かってるかもしれませんが、素直に面白かったです。