作品です。どこかしら闇や重いものを感じることが多いakabeko先生。ヤクザだし異父兄弟だしまともというか普通というかそういうポジションの人が出てこないので、読んでてうわぁ…と何とも言えない気持ちになったり、それでも誠も相もベティも可哀想すぎる生い立ちがあったりして、関わりたくはないけど最後まで見届けたいという心境になってくる。組の人間が多いせいかキャラの描き分けが若干甘くパッと見で見分けがつかなかったりもした。落ち着くところに落ち着いたラストではあったけど、少年の境界のように感動するでもなく、蜜果のようにキャラが可愛くて萌えるということもなく。あぁでも幼少期の誠は可愛かった!あと彫り物のデザインは流石だった。