小説家の木崎が、ヘルパーの慎と出会い、変わっていくヒューマンドラマ。
車椅子で生きざるを得ない木崎の劣等感や、やるせなさが痛いほど伝わってきて序盤は胸を打たれた。
だが、慎が優しく粘り強く誠実に木崎に寄り添う姿が頼もしい。
長い髪を振り乱して荒ぶっていた木崎が、槙に出会い、柔らかい表情で生き生きとするようになっていくのには感動。
しかもこのストーリーには、過去に木崎の身に起きた事件の謎が徐々に明らかになっていくミステリーの面白みと、この人達、もしかしてLoveなのか?…と尊い恋心にワクワクする要素もある。
読みだしたら止まらず一気読み。
毎回長いサブタイトルも気になって仕方がない。
早く続きを…と脱水症状のようになってしまった。
キフウタツミ先生、続きをお待ちしております。