祖母が亡くなり身寄りがなくなった少年と、
天狗のお面をつけた山伏?のお話。
戦後間もない頃の人里離れた山奥が舞台で、
和の時代感と、なぜ天狗のお面?という
不思議感を感じる作品です。
ゆきさんの作品はまだ4冊しか読んでいませんが、
現代でないお話とか、余韻を残す終わり方は
玉響に近い系統かも。
静かで丁寧で雰囲気もありよいお話なのですが、
キャラが何かこうイマイチ惹かれきれない感じでした。
ちょっと前のキャンペーンで購入。
定価がちょっと高めですが、296ページあるので、
30ページ100円のBL相場から見ると実は割安と思います。
ちょっと甘めの★5です。
総296ページ。