この作者さんの独特の雰囲気ってありますよね。全てを語らないと言うか、幸せでも、寂しさなのか、何か少し心に引っ掛かりを残すと言うか。この作品も余韻が残る作品でした。やはり生きる時間の長さが違う2人がこれからどう人生を生きて、どう死ぬのか、そしてまた生まれ変わるのか、そこが気がかりで。でもわからないままだからこそこの作品は美しいのかな。フラグ全部回収して過去も未来も全て知って、紛う事なきハッピーエンド!もすっきりしてありがたいけど、どうやっても解決しないことを一生抱えて生きていく2人のその過程を自分なりに想像しつつ余韻を楽しむ作品ですね。私は2人が同じ時間を生きられる奇跡を祈ってます。たとえそれが来世でも。