幼い頃、実母からの虐 待により、養親に引き取られることになった累。
そんな昏い生い立ちの累を、傍にいてずっと庇護愛を与え続けてきた幼馴染の八尋。
八尋は攻めなんだけど、攻めじゃないっていうのかな、グイグイ来るんじゃなく、甘えさせてくれて守ってくれる、学校や家でのいい子の鎧を脱ぎ捨てられる安全地帯。
累のためだけに、累のためだけを考えているような存在。
だから、あることをきっかけにバランスを崩し、その八尋の存在こそが「いい子」でいる枷になって、苦しむ累が見ていて辛かった…
ついに限界がきて、助けを求めたのはやっぱり八尋で。
八尋がいてよかった…
養父母も本当に愛情深い人達で、いい人達ばかりなのが泣けた。
最後は、欲しいものは欲しいと、言えた累に。
自分からは求めてこなかった八尋の、欲しいものが手に入った八尋に。
ただただよかった…の一言でした。
番外編にあったように、同棲編も見てみたい!
きっと八尋は累にでろでろで尽くしてそうだなー
最後に、暮田先生の描かれるまーるいおチビちゃんたちが可愛すぎて💕
今作のちび累の可愛さったらないんですよ!
もうね、母性本能ずきゅんと射抜かれました!
暮田先生、おチビちゃん達で一冊纏めてくださらないかしら。