ネタバレ・感想ありロマンティックのレビュー

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ラブストーリーであることだけは確かよね?
ネタバレ
2023年5月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ でも一筋縄ではいかないラブストーリー。極限状態におかれた男二人、ストックホルム症候群ともとれるし。巧みに場面を変えて話が進む。時間軸を前後させ超能力と予知夢と不老を匂わせてはいても、SFとは言い難い。気障な台詞をさらっと口にする、それがピタリとハマる色気のある受け、これは攻めが翻弄されるわけだ。そして最後に「第0話」を持ってくる、これが始まりなら君達は幸せに生きたんだねと私は理解した、とりあえずは…。
こんなBL読んだことない!
ネタバレ
2023年3月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 島でオススメされた作品。くぅ〜っ教えていただきありがとうございます!
読んだ後言葉にできないというか、ただただ圧倒され…ぞくぞくと鳥肌が立つこんなBL初めて読みました。
島で村上春樹作品っぽいという事前情報があったため、ジョンが「完璧な信頼などといったものは存在しない」と言った台詞が、村上春樹の『風の歌を聴け』に出てくる「完璧な絶望が存在しないようにね」を多分パロってるなというところで痺れるぅ〜ともうその時点でこの作品の虜です。他のレビュアーさんはもっと深く指摘されてますね。
とにかく難しい作品ですが、中盤に入るマエダが見る夢、或いは予知夢、それともパラレルワールドの世界?…これが1番難解だなと思いました。この夢?のラストでも、お話のラストでもジョンはマエダに「40歳の誕生日おめでとう」と言ってます。でも夢?の方のジョンは元気ですが、ラストのジョンは怪我を負って疲れてます。…どーゆーこと!?いや〜やっぱり難しい笑!
小さい頃世界の救世主になれると信じてたマエダが、念力、瞬間移動、過去への呼びかけ?という力を発揮できるのはジョンにだけ。そして、ひょろひょろだったひ弱なマエダが、ジョンに出会い、ジョンの為に逞しく変わっていくところがなんて素敵でロマンティックなのだろうと胸が熱くなりました。
色んな解釈ができ、読んだタイミングとかでまた解釈も変わるのでしょうが、とにかく2人の愛が読めて本当に良かった、それだけは変わりません。今後何度も読み返すことになる作品でしょう。
あー!本当に他のレビュアーさんが言うようにこの気持ちを語り合いたいです〜くぅ〜っ!そんな気持ちにさせる西田ヒガシ先生は凄いですね。勢い余って長々とすみませんでした。
男の性(さが)
ネタバレ
2023年3月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 西田さんワールドが炸裂です。
これはちょっと不思議な現象も織り交ざった作品。
そういう意味では「夜が終わるまで」の不思議な感覚にも近いです。

元教師の真面目で普通な日本人と、
紛争地帯の反政府ゲリラのリーダーのお話。

生と死が隣り合わせにある戦場のハードモードな展開から始まり、
一般的な甘々BLとは一線を画します。

西田さんの作品は、
社会の枠からはみ出た男が型に囚われず自由に生きて魅力を振りまき、
組織等の中で自制して生きてきた真面目な男の気持ちを揺さぶる作品が多いのですが、
”男の魅力“も”男が求める本質“も、そこ(自由)にあると考えているんだと思うんです。

これも紛争地帯にいるジョンが、自分の生きたい道を自分の意思で自由に生き、
魅力に溢れて、前田の感情を揺さぶります。

前田が見た“日本に帰国&亡命する夢”は、ラストの続きとも捉えられますが、
平和な国に来ても、ジョンはまた戦場に帰りたいって言うんですよね。

そして、パラレルワールド(だろう)描き下ろしの0話も、
軍という”組織の中”で歳をとったであろうジョンが「動け、生きろ」と呼びかけられる。

夢もパラレルワールドも、
”枠の中“にいる男を、生命力と自由の溢れる世界に呼び戻そうとします。

それはつまり、自制して生きてる男全てが、
心の奥底にそういった男としての本質を抱えていると考えてるんだと思うんですね。

で、実際、それは女にはない男特有の本質の一部だと思います。
(これが女っぽい受けが出てくる作品だと、平和な国でラブラブで終わりとなります)

総180ページ(描き下ろし10ページ、あとがき1ページ)
『戦場ラブファンタジー』
2023年1月2日
新年一冊目の読書はヒガシ先生のロマンティック。一読しただけでは自分の想像力と理解力が追い付くはずもないのですが、一読しただけでヒガシ先生の凄さがわかります。どんな感性・想像力を持っていたら、こんなストーリーを思い付くんだろう。何度も反芻してしまいそうな物語でした
まさにロマンティック
ネタバレ
2022年12月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ レビューを書くのに悩んだ作品。西田ヒガシ先生が最後の作品になるかも…と考えて渾身込めた作品で、肌身離さずに持参しているという、クンデラの「不滅」のオマージュ感がある。「不滅」も「存在の耐えられない軽さ」の引用もあり、交差する思いが紡がれる。
ロマンティック【romantic】は辞書をひけば、「現実を離れ、情緒的で甘美なさま。また、そのような事柄を好むさま。空想的。」とされる。この作品はクンデラのように時空を超え、「普通」を越えてまさに空想的であり、情緒的。性と死が直結しながら、ハッピーエンドのために死を望み、生きるためにたった1人の誰かに必要とされたかった男たちの物語。
クンデラがプラハの春を経験し作品に色濃く反映したよう、参考文献にはシリアの内戦を用いた戦場にある日常を描き、非日常ではない日々の選択と意味を考えさせる。ゲイであること、子どもを産めないことの切なさ、ストレートだけど必要とされることを選択した深層心理。ジョンの見栄えの退行と、先生のジョン限定に発動される念力。ファンタジーなのに、なぜかあり得ると思わせる描写。最後は、ある意味でメリバであり、ジョンが望んだ通り戦場で死ねたのではと思えるものと、亡命が許可されて生きたのではないかと、読み手が想像の中で終わらせることができる。文学的で映画的なBLに収まらない作品ではないかと感じる。秀逸。
すごく余韻が残る…。
2022年12月5日
欧州系の映画のような…ボスニアのノーマンズランドという映画を思い出しました(内容違うけど)
すごく余韻が残ります。
ラストあたりで過去と夢?と現実?が交互に描かれていて、幸せに向かっているのか、破滅に向かっているのか、パラレルワールドのような…独特の雰囲気に胸がキュッとなります。
そして、読み終わった後もまた戻ってページをめくってしまいます。
これは運命の出会い?
ネタバレ
2022年6月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最終話を読んで 何か起きたの?って思ったのですが、第0話だったのですね。戦場に安易に来てしまった日本人の元教師前田と反政府ゲリラ リーダーのジョンが出会って行動をともにするのですが、2人が不思議な能力を持っているファンタジーで、死と隣り合わせで明日がどうなるかわからない中で相手を深く理解していくのがロマンティックっていうか、何とも言えない感慨がありました。平和な日本の風景が途中に挟まれて、隔絶したようでいて同じ地球にある場所で...。死を覚悟しているジョンにジョン限定で力を発揮する前田が「生きろ」と叫びます。希望が仄かに見えるラスト。2人はあの風景の中にいるのかな。また時間を置いて読みたいと思います。何か気づくことができるかもしれないので。西田先生のメッセージが込められているような気がします。
2019年12月 総180ページ 修正は白抜き、真っ白。
好きな作者さんの作品なので
2022年6月23日
好きな作者さんの作品なのですがこちらはまだ未読だったので読んでみました。登場人物が相変わらずセクシーで良いです。ストーリーはちょっと不思議な感じで、ラストはちょっと頭を使わせられる感じですが、やはり好きです
深い…
ネタバレ
2022年6月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今、ウクライナにロシアが侵攻しているという、自分が住んでいる国ではない所で戦争中という状況で、初めてこの本を読みました。最初からリアルすぎて、思わず目を背けたくなるようなシーンもあり…そんな中で、若くなったり老いたりするジョンの特殊能力や、念力のような力で物を動かすことができる(但し相手限定で)マエダの能力が、あり得ないけどあり得そうに思わせてしまう巧みなストーリー展開となって、西田ワールドに読者が引き込まれて行きます。ラストは、マエダの夢のように無事に二人とも脱出できて、ジョンと二人で幸せに暮らせている方を希望します。それにしても…やはり戦争は嫌だと改めて思いました。
いいね
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戦場の極限LOVE
ネタバレ
2022年2月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 某国の紛争地帯が舞台。
海外の教え子に会おうと覚悟もなく内戦混乱の国を訪れた浅慮な観光客・国語教師前田(39) そこで出会った反政府ゲリラ〈レッド〉リーダーで年齢不詳ジョン との戦場LOVE。

どシリアスで常に死と隣り合わせの極限LOVEは、ハラハラし引き込まれ面白かったものの難解!!西田さんの短編で難解の一話があったけどそれよりも難しい〜(°_°)

でも二人とも無駄に儚げセクシーで、前田先生の昔の能力がジョンの命にだけは復活するとかはロマンチックだったし、そもそも男臭い戦場の恋愛沙汰だけでもロマンチック。でもそういう事を伝えたいわけではないんでしょうけど、戦場でアドレナリン大放出の吊り橋LOVE良かったです。邦題に惹かれて観たフランス映画と似た余韻があります。描き下ろし0話の妻子持ちの男性が出会った頃のナンなのですよね〜!!
戦場LOVEもっと読みたいです。
そしてもうひとつ難解なのはラーメン=踊る?(笑)ふふふ〜
星4,5。重い!どシリアス!余韻が強い!
2022年2月8日
180ページ、1冊表題作(描き下ろし10p付)。

えーっと、、。
今回はコミカル要素がゼロでした(あとがきのみ)!

読後感がすごい。。。
重い!どシリアス!そしてエンドが。。。
読み終わって、心にもやもやが残る、後ろ髪を引かれる、余韻が強い。。

2人とも不思議を持ち、ややミステリアスな進展。
そのせいか、パッと読んだだけでは解りにくい。
ラストの描き下ろしも、見た目年齢から後日談と勘違いしそうになるけど、実は0話。
ということは、つまり、、、。

ラストの後のお話もがもう少し欲しかった〰。
あそこでエンドは読み手の期待からしたら、寂しい!物足りない!
でも作品としては、あの不思議展開での、余韻の強いエンドで、良いのかもしれない。。
あぁ。。
心を持っていかれました。。
イラストに触れたくて初めて紙で購入したBL
ネタバレ
2021年10月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ ★単身で内線の地にやって来た日本人・前田とその地で反政府軍ゲリラのリーダーとして戦うジョンの紛争地ストーリー。

★前田はオンラインで日本語を教えていたララという少女に会うために内線の地へ赴く。そこで、反政府軍のジョンと出会い、ララの元へ送り届けてもらうことになり…。

★生と死の狭間で人を愛する人がいる、愛し合う2人がいる、という目の前の物語に胸が震えます。難しく考える思考を投げ捨てて、「愛だけを心に抱いて目を閉じたい」という想いに酔いしれたいです。どの時代であっても、どんな境遇であっても、人は人を愛する。それこそが、究極の「ロマンティック」ではないだろうか、と私は思いました。何度も何度も読み返して至った私の答えです。
自分の中で物語の着地点は得ましたが、紛争等々については、考え続けています。それらに関しては、特に2つの言葉が印象的でした。ジョンの「何かを信じろよ」と「命を守る美しい武器~第一歩だ」です。誰もが、最初は信じるもの、守りたいものがあっただけ。そして、信じるもの、守りたいものがある者同士が殺し合う。人は「誰か」を「何か」を愛することができるのに、どうして人が信じるものを破壊し、守りたいものを奪うのか…。読み返す度、自分に問います。

★描き下ろし含め180ページ。0話で、この物語がこれから始まっていくのだなと、今まで夢かうつつか分からなかった世界が、現実味を帯びました。特殊な能力や不可解な出来事が起こる設定に惑わされましたが、それを受け入れてしまえば、とてもスッキリとした読み口になります。

★表紙、話表紙すべてのイラストが素晴らしく、額に入れて飾りたいです。
日本と紛争地帯、真逆な環境の二人の共通項
ネタバレ
2021年10月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 39歳の元国語教師の前田は、ネットの教え子の女性に会う為に紛争地帯にやって来ます。それは、子供の頃に思念でスプーンを曲げられる自分は人類•世界を救うのだと信じていた使命感の微かな名残りでした。今はもうスプーンは曲げられず、彼女に会うどころか破壊された町で政府軍のトラックに拾われた前田は、そこで捕虜となっていた反政府軍のジョンと出逢います。縛られたまま犯されていたジョンの手首の拘束を思念で切ることのできた前田は、ジョンと行動を共にするようになります。戦うことが好きだというジョンは、年を取ったり若返ったり驚くほど見た目が変わります。一方、前田の超能力は自分には効かず、ジョンを守る為にだけ発動するのでした。
日本に何も持たない空っぽな前田ですが、元軍人で今も反政府軍の兵士であるジョンはゲイであり、愛する人も守るべきものも大切なものが何も無く、死をハッピーエンドと捉え、兵士達の欲望の捌け口となることが愛なのだと語ります。彼らへの愛だけを心に抱いて一人の場所で目を閉じるのだと。
死と隣り合わせに日常がある特殊な場所で巡り逢った二人の関係は、恋というには殺伐として不恰好ではあるけれど、堪らなく甘く切ないです。まさにタイトル通り、現実を離れ情緒的で甘美なさまが描かれます。
未知の世界観
ネタバレ
2021年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 西田ヒガシさんの作品は、初めて読みました。タイトルと表紙が素敵で購入したのですが、1回では理解できず、続けて2回読みました。これは出会えてよかった作品です。特殊能力はファンタジーのようであり、紛争地域では毎日が命の危険に晒されている場面は想像しかできないけれど、現実離れした話が綴られます。ジョンの『ハッピーエンドは死で終わるべきだ』のセリフは、刹那的で、でもジョンのこれまでの経験から至った強い思いなのかもしれない。現在のマエダとジョンは、マエダが見た夢のようであって欲しいけれど、あの夢の中でもジョンは「戦地には帰りたい」と言っている。マエダはそれでも一緒に連れて行ってくれればいいと。最後、ジョンは地雷を踏み、負傷して岩に挟まれ、マエダも投げたライフルが地雷に当たりふっ飛ばされた所はジョンが倒れている場所で、岩を浮かせてジョンを助け出す。マエダの不思議な力はジョンにしか作用しない事から考えて2人の意識がリンクしているように感じました。そして0話。ジョンは「生きろ」という幻聴を聞きますが、誰の声かはわからない。ジョンの切実な想い『ひとりよがりのがむしゃらさだけでなく』『俺に愛を教えてくれ』『じいさんに成り果てた俺に愛を』教えてくれるのがマエダなのかな。1話の指名手配?の貼り紙の男は0話のジョンですよね。最後のページ、ジョンが呼び掛けられた気がして振り向く時の鏡…‼
色々解釈出来て、深い、濃いです。…また読み返してきます。
命の軽さに重しを付けるまで
2021年10月13日
西田先生、やっぱり好きだあぁ!!これ読んでたら先生が「西田ヒガシ」としてすごく律儀に作り上げた世界だなー、先生が自分と対話して好きなことをぶっ込んで描いたんだなーと思っちゃう。こうなると作品が好きなのか西田先生自身が好きなのか判らなくなってきた。先生が選んで差し出して下さった言葉を、作品を、只々ありがたく享受するばかりなのだ。

過去のレビューを全部読ませていただいた。深いファンの方々ばかりで、最近ファンの末席を汚したような私の感想などは既に先輩方が語り尽くしていらっしゃる。西田ファンはすごい方ばかりで、それがこんなにも嬉しい。。

さて感想というかすごく気に入ったことを、字数の関係上少しだけ。

作中にクンデラの「存在の耐えられない軽さ」を引用されている。先生の愛読書らしい。この小説に「一度しか起こらなかったことは一度も起こらなかったと同然」という軽さの表現がある。私はこのロマンティックを、一つしかない命の軽さに、重さを付けたいと願う2人のヒーローの話として読んだ。お互いを重しとして生き続ける未来のハピエンなのだと。

細かくは、赤いタオルが中国の黄巾党を彷彿させてちょっとツボったり、村上春樹のデビュー作の冒頭で(つまり作家村上春樹の始まりである)既に合わないと言ってのけるジョンが気取り屋じゃなくて一気に好感を持てたりした。なのにまだ読もうとする心意気も好きだ。
村上春樹を否定しながら、好ましい男を誘う時は思いっきり村上春樹の代名詞であるメタファーって、切ないよ。(この比喩は何かの引用でしょうか?もし判る方がいらしたら是非教えて欲しいです。)

コトを致したシーンで、入っていながら出している断面図(?)が、書き込み少ないし白抜きなのに妙に説得力がある。前のコマのジョンのイキ顔と、その前のコマの前田の頬の飛沫。その後の繋がったままで聞く爆撃音。軽い命の刹那が、泣けた。

こんなに読めて良かったと思える作品を描ける先生が、筆を折らなくて本当に良かった!
近いうちに「不滅」も読破して先生の世界に少しでも近づきたいと思っています。
どうか今後も楽しく描き続けてください!

最後に、プロパガンダポスター風のカバー絵がめちゃくちゃカッコイイ!名和田先生のハイセンスには度々唸らさせていただいています。
やっぱりすごいな〜
ネタバレ
2021年10月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 以前、フォローしてる方のレビューを読んで、あー!西田先生のSALE買わねば!!即ポチ!遅ればせながら教えていただきありがとうございます(*´∇`*)
そもそも『ロマン○ック』とは…っというところから考えてしまうのですが…。よく歌詞とかにも使われるけど…『夜景が綺麗だね、君のほうが綺麗だよ』『まぁやだロマンチック(>_<)』のような雰囲気かと思ってたら全然違う〜ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
『現実離れした甘美で理想的な雰囲気やなりゆきであるさま。恋愛小説の世界のように甘い情緒や悲壮美〜』らしいです。意味を調べてから読んだので、深く考えずに読みました。あそこで魔法が使えたら、現実では起きないけれど、こんな風に助け合えたら、想い合えたら、ロマンティックですよね。夢なのか現実なのか…考えても答えが出なかったシーンもあるけど、若返ったり老いたり…そんな事起こらないけど。紛争地帯を題材にされたのも、この題材じゃなきゃロマンティックは語れないですよ。。何の為に生きるのか、愛する人と生きる為に生きたいです。0話で人は魂の成長をしている。死んだら自分は消えるけど魂はどこかにまた根付いて成長しているんだと感じました。それもまたロマンティック(*´∇`*)いやそれは必ず成長している。きっとまたどこかで出会う。調べなきゃ良かったなーっと思う反面、自分が感じるものを信じたいです。歌詞も雰囲気も全然合わないけどRomanticが止まらないが頭に流れてます…^_^;
大人の恋愛
2021年10月5日
舞台が戦場なので簡単にはくっつかないし逆に戦場でなければ関係が進展しないと思いました。
大人な二人の葛藤がたまりませんでした。
物語の最後は読み手によって違う感想になると思います。
私は大好きですが、すっきりハピエンを望む方は向かないかもしれません。
紛争に巻き込まれて
ネタバレ
2021年10月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 西田ヒガシ先生にハズレなし。突然の異世界のような紛争地での夢のような
いや力作ですね、、こんなBLはじめてです。カバーの美しさに惹かれましたが
ロマンテックのタイトルの意味はなんだろう。死エンドかとハラハラしました。
あとがきが毎度いかれてます笑
深いなぁ。
ネタバレ
2021年9月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦地や刑務所などの恐怖を感じざるを得ない場所に行くと、人は その場にあった”心の平和”を探すようになります。性欲処理は、そういう絶望の場所では 唯一 快楽をくれる、又は 欲求を満たすことの出来る行為だと言います。いろんな解釈が この作品は出来ると思います。すごく曖昧な表現もあるし、読者 各々に任された結末だったりします。0話を読んでからの 私の解釈は、マエダとジョンは 別々の場所で生きているのだと思います。マエダに特殊能力があるならば、ジョンを助けたのは 彼なのかもしれません。そして、別々に 暮らしていて、他人として暮らしていてもいるのかもしれません。マエダが見た夢の中で、ジョンは負傷していて、でも、戦地からは 脱出しています。ジョンは、老けているし、マエダは 40になっています。39だったマエダが40になっているので、1年、年は経ったのだという解釈をしました。0話で、マエダは ジョンに 潜在意識の中で 声をかけているのだと思います。最後は 二人がくっついて、ハピリーエバーアフターではないですけれど、二人が生きているならば、それは それで、ハピエンだと言えるんじゃないかなぁって思いました。現在と過去が 行ったり来たりする形で描かれているのは(私は そう思います)、あれだけの恐怖を経験したなら、それが ”トラウマ”となって、ふとした時に あの戦地の自分たちのことを考えちゃうんじゃないかなって思いました。
タイトルのままに、、
2021年6月26日
あまり深読みせず読んでみました。若返りも超能力も、こんな力で目の前の魅力的な人を虜にできたらいいな、助けられたらいいな、というロマンティック願望で。そして嫌な部分は忘れて愛だけを心に抱いて1人で死んで行くって最高にロマンティックだな、、と。誰かの前世のお話かもしれないし、夢かもしれないし。
謎の部分も多く、読後は考えさせられるお話なので、楽しめるかどうか分かれると思います。
0話は、過去ではなく、、、
2021年6月6日
読む人によって、色々な解釈ができる作品です。
紛争地帯の生活は死と隣り合わせではある。しかし、安穏とした戦いの必要の無い生活に、男性的なロマン、もしくは(古い意味での)男性の存在意義はあるだろうか。どこかにいる出会うべき人、特殊な力、戦うことで蘇る生命力、、、本編のストーリーは、男性的なものに対する憧れを、題名通り、とてもロマンチックに描いている。その一方で、0話では、そのロマンチックなバイアスを外し、男性的なものや父性的なものに興奮する軍人をとてもリアルに、むしろ醜く描いている。戦いで若返ることもなく、マエダに会うこともなく、独り老いる元軍人、、、男性性しか愛せないジョンのもう一つの姿かもしれない。多分、日本での男性の存在意義は紛争地帯の、古いものとは変化していて、今まで女性的とされていたものも、男性に必要とされているのかもしれない、、、なので、ジョンに聞こえる「声」は、少し高い、ジョンの好みでは無い声なのかもしれない。
いずれにせよ、男性的なロマンチックさの詰まった、色々な読み方のできる作品で、とても面白い素敵な作品だと思います。
はぁ〜。。。空気感
2021年5月20日
作家買い。圧倒的な読後感。。。極限の世界なんだけど言いたいことは単純というか、じわじわと沁みてきます。欲を言えばもっともーっと読みたいけど、ここで終わるからこその"ロマンティック"なんだろうな。二人の幸せを願わずにはいられません。あと毎度の楽しみ、あとがきが相変わらず愉快。
購入したならば何度か読むべき
2021年5月15日
最初サラッと読んでしまって主要人物の経緯など曖昧なまま読了していたみたいでして。暫く経ってふと思い返して読んだのですが、よーく読み込んでみたら気付けなかった発見が多々ありました。正直そんなに絵が魅力的という訳でも無いし、会話や話の流れが淡々としていて人物達の心情が読み取りにくかったりします。ですので、あえてこの作品は読者側が深読みしまくってこうではないかと邪推していくのが正しい読み方なのかなと思いました。
改めて考えるとめちゃめちゃ良い設定でした。
ロマンティック!!
ネタバレ
2021年3月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ フォローしてる方々の評価が良かったので、私も先生の作品を読んでみようとまずは「やさしいあなた」を購入していたんですが、この作品がとてもよかった!とおススメしてもらったのでこちらから読みました。
人それぞれ読後感が違う作品だろうとは思いますが、私はタイトル通り、本当にロマンティックを感じるお話だと思いました。
舞台となる紛争地の描写は臨場感があり、死がいつでも手ぐすね引いて待っている事が読み手に強く伝わります。生と死が隣り合わせの極限の状態の中で、ファンタジー要素も相まって静かに、そして情熱的に交わって行く2人の男の感情。
話の流れから、この2人の未来があの夢で見た2人であったら嬉しいし、仮にまだ戦場で肩を寄せ合ってる二人であったとしてもいい。きっとこの2人はどこであっても、ロマンティックに生きてロマンティックに死んでいく。私の中では、2人の繋がりがそんな風に思えて、ハッピーエンドだと思うお話でした。
0話は私にとってはさぁ今からだね、という気持ちの昂りと、出会いを待つ愛を感じる始まりのお話。0話のあの若い男性は、作中出てくる〇〇の若い頃かな?と思ったり、難解なお話ではありますが、テストではないのでそれぞれが感じる解釈でいいと思います。西田先生が深い覚悟を持って世に出した作品。どうぞ、ご自身なりのロマンティックを楽しんでください。
運命ならばロマンティック
ネタバレ
2021年3月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買い。フォローしている方が皆さん読まれてたので、私もーと思って。
正直、1回読んだだけでは理解できませんでした。そう、紛争地域の悲惨さや過酷さ、そして極限状態の中での人間の心理なんかは雰囲気で感じとることができるけど、これが作者さんの本当に言いたいことなのか、伝えたいことなのかが確信が持てず、何回も読み直しました。それでも何が正解なのかは分からないままです。ただ、紛争という極限状態でも何か一つ信じるものを持てたなら心を強く保てるし、それが二人にとっては愛した記憶であったのではと思いました。0話がジョンの政府軍にいた頃の話なら、その頃からマエダ先生が「ジョン、動け、生きろ」と言った言葉が幻聴のように聞こえていたのは予知的なもののように思われます。トイレの鏡にマエダ先生らしき人影が写ってますよね。二人はまだ出会っていないけど、その後ジョンが反政府軍について、マエダ先生に出会うのが運命ならなんてロマンティック!とか、思ったりして。
西田先生が辞めようとしていたのは知りませんでしたが、続けていただけるというなら、ファンとしては有難いことです。
どんな力を使っても貴方を救ってみせる
2021年3月8日
初読み作者さん。セールにて。少し前からフォローしてる方々に西田東(ヒガシ)先生ブームが起きてて、いつか読もうと思ってました。何冊か買ったうち、表紙が素敵で当作品を選んだら。最初の数ページでこれはガツンときましたね。。。まだレビュー12件ですが、これは絶対読むべき作品です。
紛争地帯に紛れ込んでしまった日本人と反政府テロリスト(政府側からみれば)の話。シリアのドキュメンタリ、戦場カメラマンのルポや参考文献にも出ている白川優子さんのインタビューなど読んでいて、紛争地の人々の日常生活についてなんとなく知ったつもりでいました。今回、漫画でも読んで、ああやはりそうなんだと。。何が正しいのかわからない。人は正しさのためでなく信じるもののために闘っているけど、被害にあうのは元からそこに住んでいた人たちで、破壊され、殺された憎しみが更なる憎しみを呼んでいる。だけど人々はそこで日常を送らないといけない。
でも作者さんが描こうとしたのは紛争地を舞台とした人の感情だったとか。なのでタイトルはロマンティック。貴方のためなら撃ったこともないライフルを担ぎ、どんな力でも使って救ってみせる、たとえようもなくロマンティックなお話。結末が曖昧ですが、作者さんのTwitterによるとふたりはハッピーエンドをめざしたそうなので、私もあの夢がふたりのその後だと信じます。
作者さんのTwitterをみましたら、この作品が最後の商業作品で漫画のお仕事を辞めるおつもりだったとか。現在は商業雑誌に連載もたれてますので、続けることにしたのだと思いますが、それほどの覚悟をもって描かれた作品です。覚悟の作品を最初に読めたのは幸運でした。これから作品を遡っていくつもりです。作者さんが描き続けてくださってとても嬉しいですし、またこのような素敵な作者さんに出会わせてくださったフォロワーの皆さんありがとうございました。
現実でも夢想でも
2021年3月7日
フォローさんにお礼が言いたいです。西田先生に出会わせてくれてありがとう。
ものすごく惹かれる世界観でした。うぅ…胸が震える。私は、こんな世界を直に知ることなく死んでいくのだろうと思った後、あ、そんなことは断言できないと一抹の不安を覚え(自分が平和ボケしているなと思いました)、読み返して、主役の2人だけでなく、内線の地に生きる人々の暮らしを含めて、改めて胸が詰まりました。あー、もう、すごいな、この作者さん。書下ろしの0話に一瞬翻弄されるんですけど、あくまで0話なんですね、これ。出会う前から、2人は繋がっていたのだなと考えると(これも先生の超能力によるものでしょうか)、そこから始まる物語は、夢想のようでいて、すべて現実(現実に起こること)なのだと思いました。ロマンティックとは何なのか、この作品に教えてもらったような気持ちです。
白昼夢のような
ネタバレ
2021年3月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 難しい面白い凄い!紛争地域の雰囲気とか、爆撃地帯だけど昔からそこに暮らしてる人は変わらない日常を送ろうとしてる感じとか、それでも日本人の先生にとってはどこか現実味のない白昼夢的な感じというか。皆さんのレビューみて考察がないと自分には難解でした。40年生きてきて自分は何をしていたのか。先生の何度か出てくる自問自答には自分もうおおってなってしまいました…笑。殺伐とも言える雰囲気の中で笑ってる顔が好きなんだとか、とんでもない口説き文句だなと思います。
西田先生の最新作
ネタバレ
2021年3月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 西田先生の最新作。表紙からかっこいいです。ページをめくると第1話の扉絵にもドキドキしました。ジョン、君は見る派なんだなと…。
読み終わって…あ、終わった?と最初は思いましたが最終話が0話だったので、始まりの「始まり」なのかな、と思いました。その0話からまた読み始めると、物語の雰囲気がガラッと変わる様に思います。 マエダさんの自我そのものだった特殊な力。いつかその力で世界を変えると信じていたマエダさんは、ジョンの人生を変えた様に思いました…。0話、内戦を過ごした時間、マエダさんが見た夢、がエピローグでも良いし、メインストーリーそのものが、違う国で違う価値観を持った2人が見た同じ夢だとしても…それでもジョンとマエダさんは最後、同じ国で同じ時間を過ごしている。どちらの解釈も「ロマンティック」な西田先生らしい人間愛の詰まったお話でした。
内戦から帰ってきた人とハグをした事があります。観光バスから降りてきたその人は、姿が見える位までは普通でしたが、顔がはっきりと見える位になると、光で反射する虹彩の部分が(瞳)、いぶし銀の様な鈍い光り方で、一瞬 怖くて止まってしまったのを思い出します。その世界に身を置きたいと言ったジョン…連れて行ってくれと言ったマエダさん。人生て本当、複雑だな…とため息でした。とても良かったです。
魔性のゲイ
ネタバレ
2020年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 敵兵も妻子持ちもジョンの上で腰を振る。
西田ヒガシ先生は紛争地に住んでいたの??と思えるほどの臨場感。さっきまで隣に居た人が死ぬ世界。死が兵士や反逆者だけでは無く子供にも等しく近い。
こんな生きるか死ぬかの地で不思議な能力者同士が出会う。よくこんな話をBLに出来るよなぁ。天才なんでしょうね西田先生は。ラーメンを食べると踊らなきゃいけないとは知りませんでした。勉強不足を猛省。
私はこう読んでしまった…
ネタバレ
2020年4月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ このレビューは作品読む前に読まない方がいいかも知れない……BLなんだけど、もはやBL枠では収まらない。「西田ヒガシ枠」唯一無二過ぎる。そしてジョンがセクシー…。あまり深く考えず、空気感やジョンやマエダのキャラを楽しんでいたんですが、0話で思ったんですよね、これって二人が同じ夢見たんじゃないの?って。だってジョン義足じゃないし、マエダの事も覚えてない。性癖等はそのまんまで、実際のジョンは戦場で活躍した後、図書係ですよ。二人が実際に出会うのは、もうすぐなんですよ!うおおおお〜〜何てロマンティック!!って思ったんですけど、これ書いたあと西田氏のツイッター覗いたら私の解釈は違うっぽいな!多分な!でもまあ、こんな風に読んじゃった人もいるということです。
ハマれば最高!
2020年3月5日
作者さん買いですが、前作までの甘い気分で読んでびっくり。ラブストーリーとしては難解です。が、タイトルを考えても、やっぱりBのLなお話なんですよね。楽しさや甘々より、ディープなものが読みたいときに良いです。方向性は違いますが、山田袋さんの作品が好きな方にもおすすめです。
戦闘ジャ〇キー
2020年3月2日
西田さんの描く話と絵が好きで仕方がない。どうしても私の琴線に引っかかってしまう。大体、登場人物の顔が良い。今回、受けのジョンが戦闘ジ〇ンキーみたいな男で、とても扇情的。戦闘に性的に興奮し、戦闘に身を置くと若返る。ジョンの性的対象は戦闘なので、この話を楽しむのにテクニックが多少必要かもしれない。私は特に、ジョンの顔が良いという点と、全体的に浮かれているのに、2割ほど、ふと我に返った時、これ以上ない真実を突き付けてくる点を楽しみました。西田先生やめないでください。
不思議設定
ネタバレ
2024年4月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 180P、全表題作+描き下ろし+あとがき。内戦という非情な環境下でのストーリーの中に特殊能力者である主人公設定。ファンタジーでありいつの時代においても何処かで起きている非現実的な現実。非現実的な事が日常になると逞しく生きているようで壊れていくのだろう、人も自分も。ちょっと不思議な設定を盛り込んだ、内戦の只中にヒョイと飛び込んでしまった主人公がその非日常を日常として闘うキャラたちと過ごしながら確かにLOVEも醸し出されている。今回もあとがきはシュールさが炸裂している。
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内戦
2023年10月7日
の最中の国へと向かう無謀な日本人(何故ビザが発行されたんでしょう?)、彼には細やかな力があり、そこで出会った人もミステリアスと何だか少しファンタジー入ってましたね。その意味はあまりよく分からなかったですけど。内戦って政府が悪いのか反政府側が正義なのか不明確ですが、ララとか受けの存在がそれを象徴していたように思います。このお話しはBがLしたのかな?あれって愛だったんでしょうか?
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映画を1本見たかのような読後感!
2023年5月4日
作者さま大好きです。もう軽く10年以上ファンです笑
舞台は紛争地。死と隣合わせの世界で出会ったマエダとジョン。ファンタジー要素もあり、盛りだくさんです。タイトルから いちゃいちゃめのストーリーなのかなーと予想していましたが、そんな簡単なロマンティックではなかった!そりゃそーですね。西田ヒガシ先生の作品でした。 ロマンティック…ロマンティックとは?!深すぎる。それにしても、あいかわらずキャラクターの魅力がすごいです。ジョン、カッコよくて美しい。何度も読み返したい、読み返すほどにロマンティックなそんな作品です。
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深いお話しです。
ネタバレ
2022年3月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 皆さまおっしゃってるように、難しいところがありました。2回読んだけど、まだまだ読み込みが足りてません。
まず、表紙が素敵。色合いが50s?そして銃を持ってるところがポイントですね。戦闘の中で出会った二人。攻めの前田も受けのジョンも不思議な能力を持っています。この不思議な能力が二人が出会った事に意味を持たせてるんですよね?初めは男性に何の興味も無かった前田でしたが、ジョンと行動を共にしてる内に…。
お互いを想い合う様子がロマンティック!これからもっともっと読み込みたいです。
わからない
2021年10月9日
西田ヒガシ先生の作品はいつもおもしろいですが、今度はちょっとむずかしい、いろいろなところはわからないです。
不思議な世界
2021年4月17日
超能力やら若返りやら単なるロマンティックじゃなかった。しかも舞台は戦地。特殊な状況下で強く惹かれていく姿はまるで映画のワンシーンのよう。希望としては二人の未来が繋がっていてほしい。
戦場に生きる男と不思議な力
ネタバレ
2020年2月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 日本語を教える教師・前田×反政府軍のリーダー・ジョン。教え子・ララに会いに内戦が激化している国まで来た前田は、反政府軍のリーダー・ジョンと出会う。時間が経つごとに年を取り、戦いの中で若返るジョンと、失くしたはずの不思議な力を使う前田、紛争地という超現実の中に混じる非現実。恋愛よりも、なんのために生きているのか、自分はなにをしたいのかが話の軸だけど愛はとても重要な要素。全部は理解できていないので感想が難しい。なんだか自分がその場にいるような臨場感で、前田に同調して読んでいました。前田の見た夢が現実になる時が来るのかな。
ファンタジーの様な現実の様な
ネタバレ
2020年2月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 日本語教師の前田が戦地の国のララに会いにきたはずが戦闘に巻き込まれて行きます。そこで会ったジョンに絡め取られながら、お互いを思いやりながら話が進みます。何故かジョンの窮地の時に能力が開花するってところがファンタジーなのですが、ジョンも老けたり若返ったりを繰り返すという有様。戦争の中で生き抜く姿とその中に生まれる愛情が切なくて、グッと来ます。
断片から物事を読み解く
2021年6月13日
作外の情報まで動員しなければならないのなら、理解できなくてもしょうがない。
断片を構築して作家さんの意図を理解する「考察勢」の方なら楽しめると思います。
提示される様々な断片はあまりに小さく、私に再構築は無理でした。
考察勢がつく作家さんは作品の評価が高くなる傾向にあります。
高評価だからと手を出して挫折するパターン。
西田ヒガシ作品はあとがきが一番難解です。笑
わからなかった
2020年2月28日
戦場が舞台で、でも結局のところ何?前田はエスパー?ジョンは吸血鬼?作者買いをしたのですが、この作品は最後までよくわかりませんでした。
わかりにくい
ネタバレ
2021年7月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ ちょっと…いやだいぶわかりにくかった。洋画みたいな会話の応酬は良かったけど。ハッピーエンドなのかそれすらあやふや(*σω-)。о゚
難しかったです
2020年2月26日
作者買いです いつも男くさい西田先生の作品が大好きなのですが、今回は難しかったです 戦場?超能力?夢?現実?過去?未来?と、?がいっぱいでした ゆっくりじっくり読んだらわかるんでしょうか?とにかくよくわからなすぎて残念でした
え?
2021年9月27日
結局よく分からなかったんだけど…最後どうなったの?先生とジョンは分かれたの?ジョンは一体何者だったの?私の頭では理解出来ずモヤっとしたままです。
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作家名: 西田ヒガシ
ジャンル: BLマンガ
出版社: 茜新社
雑誌: EDGE COMIX