紙本で持ってた唯一の本格BL(しかも旧版だからか修正ゼロ)。このモロ出し本のおかげで、しばらくBLは修正ないのかと思ってましたよ。。これは新版なので(新版未読)、たぶん修正入ってるんじゃないかな。引越しで人目につきやすいから紙本処分してしまったけど、今思うともったいないことしました。
大倉×成田の映画をみたので、レビューします。初版は2006年発行。かなり前に描かれた作品で、枠はいちおうBL枠だけど(追記: シーモアさんでは女性マンガカテゴリでしたね。それにしてはBL描写多いです)、女性誌に掲載されていたからか女性ももちろん恋愛対象で、BL枠を超えた恋愛漫画ですね。
大学のサークル先輩、恭一の妻に頼まれて不倫調査をしてる今ヶ瀬。不倫の証拠を掴みそれをネタに、久しぶりに再会した恭一を脅してキスを迫る。ゲイの今ヶ瀬は大学時代からずっと恭一のことが好きだった。。。
ノンケの恭一がとにかくあっちいったりこっちいったり、流され侍のクズ男で(映画版は輪をかけてクズが酷い)読んでいてイライラします。そんなクズを好きになってしまった今ヶ瀬、落ちてしまった恋に理由なんてないんですよね。ずっとずっと好きで好きで、苦しい想いを抱えて生きてる。
漫画版のラストはBLらしくて私は大好きですね。映画版は、、、ここには書きませんが、とにかく私は漫画版が好きだわ。
映画みた人もみてない人も、最近のBL文法にはまらないBLっぽくないお話ですが、読んでみて損はないと思います。ぜひ。