ふと、新連載 ( 親愛なるジーンへ第6話が fRag vol,17にて6月から始まっていたようです。もうすぐ7話配信ですが、2ヶ月ペースなので単行本での続刊はまだ暫く待て状態ですね。) の事を思い出し、久し振りに読んでみました。
やはり何度読んでも切なくなる。
冒頭での「 私は生涯忘れることはないだろう きみとここで過ごしたあの素晴らしい日々を 」このフレーズだけでどんなエンドを迎えるのか考えるだけで胸が苦しくなる。
アーミッシュという特殊な故郷を捨ててしまったジーンと、自らの出生からくる家族への羨望と孤独を抱くゲイのトレヴァーとの回顧録。
愛しさと哀しさが混ざり合い、沢山の感情を掻き立てられる。
こんなにバッドエンドは嫌だと思わせる作品は中々無い。素直に続刊が楽しみとは言い難いが、それでも、どうか愛し合い寄り添う2人に、ささやかでもいい穏やかな沢山の幸せを願うばかり。
ジーンと同じ名前の甥が、その後のトレヴァーとどの様に関わりあっていくのかも気になるところです。