ネタバレ・感想あり親愛なるジーンへのレビュー

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何度も何度も読み返した
ネタバレ
2025年5月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ トレヴァーはまさにアメリカ映画に出てくる人物造形で、よく描かれていてアッシェンバッハ(映画ベニスに死すの主人公)になれないとジーンから逃げをうつけど、貴方は僕の神さまだと言われてジーンを受け入れた。でも、アーミッシュであるジーンとの幸せな2年間に終わりがくる。教会で咽び泣くトレヴァーに、子どもの頃を思い出して泣くトレヴァーにジーンも心揺さぶられ一度は思い止まるが、世の中を知らないアーミッシュのジーンを手放す大人のトレヴァー。二人の過去と未来を甥のジーンが狂言回しとしてうまく機能して、映画を観てるようでした。
 郷愁をそそる『小さな恋のメロディ』もカーペンターズの歌も私が過ごした時代です。これにはもう作者の感性にシンパシーを持つ以外にはありません。そんな時代を過ごさなかった人にもお勧めの本です。
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今の若者とかつての若者へ贈りたい物語
ネタバレ
2025年5月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本当に力のある心を動かされる作品はレビューを書くときにそれを強く感じます。感情に言葉が全く追い付かない。読めば読むほど冷静になるどころか涙があふれてきてしまい、この作品実はしばらくの間レビューが書けませんでした。長文です。

アーミッシュという特殊な環境で育ち、そこを愛しながらも周りの人との間にある少しの違和感。アーミッシュであることを選ばず都会に出てきたものの何者にもなれない自分に幻滅し後悔するジーン・・どれほど絶望して心細かっただろう。
そんな都会でトレヴァーに出会えたことがジーンにとって最大の奇跡でした。そしてそれはトレヴァーにとっても同じ。トレヴァーはジーンを救い上げてゲイである自分も救われた。
どの時代のどこの国であっても残念なことにマイノリティは特異な目で見られ受け入れられないことは多い。
ジーンは将来に希望や不安を抱えながら年上の男性に恋をするどこにでもいる青年だけど、ジーン自身が故郷を捨てた自分を赦せていない。赦しって難しいんですよね。他人より自分を赦すことが何よりも難しいし、積もった後悔からはなかなか解放されない。大人になるとよくわかります。

そんなジーンにあっという間に惹かれるトレヴァー。与えられるものは全て与えたかったし、喜びも悲しみも共有したい最愛の恋人。それでもジーンをカナダに送り出すことを決意していて・・教会でのあのシーンは嗚咽するほど泣きました。

そして2人が離れていた時間はとても大切だったように思います。あのまま一緒にいることを選んでいたとしたら、トレヴァーにはジーンの可能性ややりたいことを諦めさせたという後悔が残り、ジーンは故郷を捨ててまでやりたかったことを諦めた自分をまた赦せなかっただろうと思うんです。

今若い時間を生きるジーンたちもみんなジーン・ウォーカーというかつての青年の生き方に何かしらの影響を受けて、自分で自分の人生を選んでいる。それだけでもジーンのやってきたことには意味があるし、そうさせたトレヴァーの器と愛の大きさを思い知ります。2人は永遠に一緒に幸せでいられると信じられる結末でした。
長いレビュー失礼しました。素晴らしい作品をありがとうございました。
BLという枠には収まらない作品
ネタバレ
2025年4月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ アーミッシュの良し悪しは別としてジーンは故郷が嫌になった訳ではないのに村を出なければならないのは辛かったと思う。トレヴァーにも事情があり愛に渇望した2人が惹かれ合い赦し合う、人の心の寂しさや美しさを描いた素敵な作品だと思いました。
まるで映画
2025年3月21日
1巻を購入したにも関わらず、なぜか読む気にならず長い間放置していましたが、ようやく読みました。素晴らしい物語で色々考えさせられます。コマ割りも上手で、まるで映画を観ているような気分になりました。1巻を読んでそのまますぐ2巻を購入してしまいましたが、別に特装版がある事に気付き、落ち込みました。また余裕がある時に特装版を購入しようと思います。まだまだその後が見たいので終わってしまったことが寂しいです。シリーズの元々の方が未読なのでそちらも早速読もうと思います。
涙が。。。
ネタバレ
2025年1月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ ラムスプリンガーからジーンのお話。ジーンのお話がメインです。トレバーが自分がゲイというのを大ぴらに出来なかったそんな時代。二人がすごく愛し合ってトレバーはジーンのー可能性のために手を離す。ほんとめっちゃ良い男。忍耐強いな。もう最後の再会シーン泣ける。私は二人がもう二度と離れてほしくない。
どうしましょう…
2025年1月21日
最高の作品に出会ってしまいました。もう1週間以上、毎日繰り返し読み続けています。
私は特に、トレヴァーの深い愛情や優しさに胸が苦しくなる程感動しました。
素晴らしい人間愛のお話です。
是非多くの方に読んで頂きたいです。
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アーミッシュ‥
2025年1月2日
画力は素晴らしいですし、ストーリーも感動的でした。
ただ、細かいようですが、1巻の第1話の扉ページに『eternal love forever』とあるのが、2巻11話の前ページで『eternity lover』と変わっているのがイミフだし残念でした。eternity lover って。。

私事ですが、元アーミッシュの友人がいます。
ジーンのようにコミュニティに帰らないことを選んだ人ですね。彼女は、働いてお金を貯めてハイスクールに行き、また働いてお金を貯めて大学に行き、同様に大学院に行ったということは聞いていました。でも、アーミッシュという出自のことを彼女がどう捉えているのかについては、あまり聞くことなく年数が経ってしまって‥その意味でもとても興味深く読ませていただきました。
あと、私はイメージだけで、アーミッシュはボタンを使わないと思い込んでいたので、その点でも驚きがありました。
誰もが思う、自分とは
ネタバレ
2024年12月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ ラムスプリンガのスピンオフというか。オズの親友の兄、ジーンの物語であり、トレヴァーの物語。ニューヨークの街で出会った2人が一緒にいることになり、離れ離れになるまで。トレヴァーの手記で甥のジーンが知る過去のお話。誰もが自分とは何か。その他大勢でない自分になれるのではないかと思う若い頃。それを追いかけるべきか。とどまるべきか。悩みながらトレヴァーの元を離れるジーン。ジーンのしたことを酷いと思う方もいるかもですけれど。一度離れたからこそ、戻ってくるのは難しい。トレヴァーとの時間が大切だったからこそ…。切な〜い。でもそんな彼らの気持ちを我々読者は、いつか感じたような郷愁の気持ちも感じながら読むのです。愛とは難しい。与えるだけでも足りないし与えられるだけでも寂しくて。一気読みお勧めします。
BLの枠を超えた壮大な愛の物語
ネタバレ
2024年11月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ まず過去を手記で甥っ子が振りかえっている時点でジーンとは別れてるのは決定なので…正直それだけでも切ないし、悲しいのでレビューで死なないよね?とそれは確認しました。すごく評価が良かったのでそれさえ無かったら読もうと決意して読みましたが…。本当に名作でしたっ!50年程前の話でアーミッシュの事だったり、時代だったり、NYが舞台というだけあって、色んな事が盛り込まれてて…考えさせられましたね。2人の関係に関しては、ジーンがお父様の別れの時に、その瞳で世界をみて、そして自分を赦しなさいと言ってましたが…深い愛情がないと相手の為を思って送り出せないですね。ジーンも家族に対しても恋人に対しても、その深い愛に気づき、愛を受取ったからこそ、連絡をせずに自分の夢へと向かい旅立っていった…覚悟が人としても中々簡単に出来ないのでスゴイです。2人の幸せな2年とその後を読者として見れて良かったです。
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ジーン愛してるよ
2024年10月15日
ラムスフリンガの情景を読んでこちらを購入。レビューで皆さんBLの名作と書いてましたが、まさに名作。涙なしには読めませんでした。あの桜田先輩と同じ作者様と思えない人間模様の深さ。(笑)ダニーやオズも登場してジーンの望郷が伝わりつつ、トレバーの愛の深さが最後にしっかりと出ていて深い人間賛歌の作品になっていましたね。作者の吾妻先生、これからも素敵な作品書いて頂きたいです。🙂
愛にあふれた
2024年9月26日
読んでる途中から最初の数ページが気になってたけど、最後まで読んでから、も1度再読。最初の親愛なるジーンへを読んだだけで、胸がぎゅーっとなる。きれいごとだけじゃない、いろんな愛にあふれた、ときどきクスッと笑える素敵な作品です。
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言葉にならない
2024年8月19日
感情が揺さぶられました。この気持ちをどう表現したらいいのかわかりません。こんな素晴らしい作品を生み出してくれた作者様に感謝の気持ちでいっぱいです。また一つ私の心に留めておく大切な作品に出会えました。
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ハーゲンダッツ級濃厚高級BL
ネタバレ
2024年8月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「ラムスプリンガの情景」のダニーのお兄さんの話。
最初から最後まで手抜きなし!吾妻先生のセンスが素晴らしい作品です。
冒頭に出てきた家族がまさにアメリカ。コケイジアンのお母さんにPOCなお父さん。そして伯父さんはコケイジアン…「この家族関係はどっちのどれや…?」と一瞬なりますが、これは作品を面白くするための伏線というわけではなく、家族構成だけでわかるアメリカ表現の妙、といったところでしょうか。そんな設定から楽しませてくれる作品です。

ドライじゃないとやっていけない世の中で、日々失われる人間性や自分の感情。これで良いのかと常に自問自答する様が描かれてなくてもきっと頭の中にはあるんだろうな、と想像を掻き立てられる読み味。そんな中で助けたジーン。
モラトリアム真っ最中の彼が、そんな複雑さを持ったトレヴァーを通して世界を広げていく様子が、普遍的なのですがハッとするというような… 当たり前の事を誰も傷つけず書かれているというか。

感想としては色んな言葉が頭の中にあふれて、モワ〜っとした印象をもたせますが、1つだけはっきりと浮かび上がる言葉は「愛」だと思いました。
読み直しました♪
2024年7月29日
ドラマCDをユーチューブで聞いて、気になって購入しました。
読み直しても泣ける(´;ω;`)
偏見で見られるマイノリティ辛い時代よね。
でも神様は、逢わせてくれるのよ(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
ジーンのキラキラした優しい瞳に救われるのよ。
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泣けます
2024年6月26日
素晴らしい。何度も読み返すことでトレヴァーとジーンの心境により理解が深まりました。その他のキャストも皆、良い味を出しています。また改めて「ラムスプリンガの情景」を読み返そうと思います。自分の人生の岐路に立った時、選択に思い悩む時、折に触れて読み返したい物語です。
産まれてくれてありがとう。
ネタバレ
2024年6月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何から書いていいのか分からないくらい胸がいっぱいになりました。
だけど、やっぱりジーンやトレヴァ達に産まれてくれてありがとうと、そしてこの作品へも、産んでくださった作者の方へも産まれてくれてありがとう、と感謝が尽きない作品でした。まるで心が洗われるみたい。

最後、ジーンが現れるのもびっくりでしたが、姪のジーンが現れるのも「うわぁっなるほど! そう来たか!」と。実はもうカナダへ行くと告白して食が全然進まなくなっているあの辺りから涙腺がやばかったのですが、教会辺りで崩壊し、最後まで涙涙で読み終えました。

展開が決して早いわけではなくて穏やかなのに気持ちがぎゅるぎゅると持っていかれ、没頭しておりました。
人を愛すること、愛されることって、やっぱり特別な心なのですね。


個人的には、ジーンが雨が降るのを分からなくなっているシーンが、切なくてうるっとしました。さりげなく描かれていますが、人ってそんなふうに変わってしまうのだと繊細に描かれているなと目尻を拭いました。
テオやオズがでてきて嬉しい
ネタバレ
2024年2月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 切ないのがわかってたから、購入して一年くらい読めませんでした。
思い切って読んでみて、涙が溢れるこぼれる。。そして、気になるものの、望んでいるハッピーエンドとはならないのだろうから、、、2巻めは読めないんだろうなあ。
特に、カレンや育ての家族の愛情にはグッときました。ジーンは、恋愛感情ではなく同情と感謝の気持ちだったのかなぁ。それだと切ない
素晴らしい作品に出会えた事に感謝。
ネタバレ
2024年1月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2周読了後の今、茫然としています。
思いが溢れ過ぎて何から記せばいいのか分からず、取り敢えず私の心に一番響いたところを……と思い返せばそれも沢山あり過ぎて、やはり言葉が出てこない。涙と鼻水は延々と出てくるのに。
素晴らしい作品を読んだ後何も言葉を紡げずに、レビューを後回しにする事が度々あるのですが、この作品に関しては、これほど茫然とし言葉をなくしても、「今書き留めたい」と思ってレビューしています。

「何者かになりたい」「自分には特別な才能や未来がある」と信じて、家族を、故郷を捨てたジーン。それを後悔して立ち尽くしていたジーン。
時代や国、文化は違えど、全ての若者が理解できる感情なのではないでしょうか。ジーンはそれを「自分を賢いと思い込んだ愚かなひねくれ者」で、まわりの友人達を「それを知っていた大人だった」と表現していますが、かつて若者だった(今はオバさんである)私から言わせれば、ジーンは「好奇心旺盛で、未知の世界に飛び込む勇気のあった若者」で、それが出来ずに後悔していたかつての私は「自分の限界を自分で決めつけて、初めから諦めることを選んだ臆病者」なのです。
ひとは生きていく中で、様々な岐路に立ち、様々な選択をしていくことでしょう。その度に後悔したり、自分を納得させたりしながら生きていくのでしょう。
トレヴァーの言う「ただ、かつて一人の若者だった。そこに何の罪や罰があるものか」というセリフは、正に真理であり、ジーンを、若者を、かつての私を赦し、救うものだったと思います。

15年以上もの長い完全な別れを経て、再び出会った2人。ここから先の2人のことは想像する事しかできませんが、赦し赦され、救い救われた2人が幸せに添い遂げられる未来であることを願い、祈っています。

…ちなみに…涙が止まらない理由がもう一つ。特装版がある事を知らずにこちらの2巻を購入しました_| ̄|○
特装版を買い直すか真剣に悩み中…。これから購入される皆さま、お気をつけ下さい。
鳥肌
2024年1月9日
吾妻先生に盛大な拍手を贈りたいです。シリーズ通して読み終えた後、涙が止まりませんでした。詳しくレビューしたいですが、自分の拙い言葉よりも実際に読んで感じてほしいですこの作品を。この作品に出会えてよかった。
なんて大きな愛なんだろう
ネタバレ
2024年1月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家買い!シリーズ買いです!2人の心を紡ぐ壮大なストーリー。過去に囚われ自分を偽りながら生きるトレヴァーと愛する家族と故郷を捨てることを選択した後悔とそれを赦されたいジーン。2人が出会い一緒にいる中でお互いが赦され救われる、深い愛情に何度読んでも涙が出ます!名作です!世代も立場も違うそれぞれの“ジーン”が手紙を通して繋がっていく、なんとステキな奇跡でしょうか!作者さまのセンスと力量に感謝しかありません。ありがとうございました!(所々にオズとテオが登場していて嬉しかったです)
読んでから。。静かにジワジワくる余韻
2023年11月8日
今まで読んだBLと違う。なんだろう、多分この作品を読まれた方が感じるもの。。簡単に言葉に表せられません。でも、BLというより人と人のつながりの切なくて愛しくて暖かいものをジワジワ心に広がってきます。出会えてよかった作品です。
名作
ネタバレ
2023年11月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻230P、2巻232P。名作だけど、私の語彙力では上手く書けないので他の方のレビューや作品を兎に角読んで欲しい。嫌な人は出てこないけど、切なさがある。与えるトレヴァーと与えられるジーン。純真無垢で子供みたいなジーンは可愛く、学びを得て変化し世界を知っていくジーンは頼もしい。お堅い弁護士だったトレヴァーがジーンのお陰で子供っぽい姿も見せてくれたのは良かったな。間のページの、一度喜ばれたら毎日買ってくるおじさん愛しいよ!!お互いや過去を赦し進んでいく2人、長い別れだったからそのままかと思いきや最後甥っ子のジーンが憎いことしてくれて泣けました。2人の生い立ちや色んな出来事が切なさを帯びてるけど、胸が温かくなる、どうかみんな幸せであって欲しいと願わずにはいられない。修正は塗りつぶし
とにかく素晴らしいの一言。
2023年10月28日
私の語彙力ではこの作品の良さを十分に伝える事は難しいので、
1.2巻ともとにかく読んでほしい。(無論ラムスプリンガの情景も併せて)
この物語をBLというジャンルで留めておくにはあまりにも勿体無いほどに
ひとつの物語として最高傑作。
素晴らしい
ネタバレ
2023年10月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 終始良かったけど特にラストは全ての点が線で繋がり感動のあまり泣いてしまった。甥っ子ジーンなんて憎い事してくれるんだぁ...自分らしい人生歩んでね。誰がどれが悪いとかじゃない作品内容で好き。過去の自分を赦す事ができるからこそやっと自分と言う存在を認める事が出来、意味のある未来になる。終わり方もとても心地よいなぁ。3人のジーンと3人と縁のある皆がずっと幸せであります様に!
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最高の作品
2023年9月3日
ラムスプリンガの憧憬を読了後、こちらの作品を読みました。絶対に買ってください。余韻がすごい。大きな愛に包まれました。
自分の愛する人たちをもっと大切にしようと思える、そんな作品です。
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Hシーンも大満足(^^)
2023年8月28日
名作の誉れ高いこの作品の素晴らしさは既に言い尽くされている感があるのであえてここでは繰り返しません。
そういう名作にありがちで、Hシーンはあっさりとかありきたりなんだろうという予想をこの作品は見事に裏切ってくれました。いや〜、本当に素晴らしい。ドキドキさせてくれます。Hシーンアワードなるものがあれば差し上げたい..と思っていたら、他作品ではすでに3 位を受賞されてましたね。私はこの作品にも受賞させたい位です。しおりを貼りまくりで何回も読み返しています(特に1巻)。「お堅そうだから自分向きじゃないかも」と思ってらっしゃるあなた!読まないと損です。秀逸です。このオリジナリティやポージングには作家性すら感じます。それに、トレヴァーの控えめな性格がいいんですよね。今どきのBLにありがちなガツガツと性的に搾取する感じがなかったのがよかったです(いや2巻ではそうでもないか?)

余談ですが、2巻のカラー挿絵で、2人が踊ってるシーンを見て、この柔らかなペンタッチは誰かを想起させるなぁと思って気がついたのは、漫画の神様のTZ先生。そう思うのは私だけ?

話は変わりますが、この作品をシーモアでは知ることができませんでした(ランキングに登場しないので)。ダヴィンチの特集で知ったんです。だから「殿堂入りの名作BL」とかのコーナーを作って周知してほしいものです。こういうのがたくさん読みたい。
切なくなります
ネタバレ
2023年7月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作者さんの別の作品も好きですが、こちらはガラッと異なる純愛小説のような感じ。ジーンとトレヴァーが出会って関係を深めていく中で、お互いを赦しあっていく。そのあたり、キリスト教的な考えなんだろうなと思いましたが、互いが唯一無二の存在ということは同じです。でも、2巻では別れが待っていて、、、。甥っ子のジーンが手記を読んで回顧録的に描かれるというのも、効果的な作品でした。
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魂の求める先
ネタバレ
2023年6月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一本の映画を見たような読後感です。
極めて閉ざされた世界しか知らなかったアーミッシュの青年が、ずっと疑問を持ちながら徐々に世界を知っていく。その過程で一番の愛を知ったけれど、それでも知りたいものを追う探究心には勝てない。
切ないけど、大きな愛を糧に羽ばたいて本当の意味で開放されたのだなというラストでした。
作者も「彼等が恋人に戻るのか友人となるのかは分からない」とありますが、完全に対等となった2人の関係はゼロから始まったように思えました。個人的には攻守逆で恋人になるのでは…という気がした。笑
自分を生きるとはどういう事か、を考えさせられる良作です。ぜひご一読を。
流れる涙を止めたくない
2023年6月1日
「ラムスプリンガの情景」シリーズにはなりますが、未読でも十分楽しめます。既読ですと、思いを馳せられる余白が出来てさらに楽しめると思います。

セリフのひとつひとつが重くて詩的で、心の柔い部分にズプッと刺さるようでした。
本当に一つの物語としてとても精巧で、深く大切にしたいことがたくさん詰め込まれていました。
読んでいる最中はとめどなく涙が流れ続けていました。

小説的でも映画的でもあり、とても淡く切なく遠い昔の日に思いを馳せたくなる。
読み終わった後には、とても心が洗われたようにすっきりしている自分がいました。

ジーンとトレヴァーがこの先も、お互いを思い合って生きていく未来を想像して。
そして、愛を知って己を赦すことができる日がいつか自分に訪れた日にはきっと、この物語を思い出すでしょう。
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胸がじんとあたたかくなる
ネタバレ
2023年5月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ アーミッシュという、聞いたことはあるけれどもよくは知らない文化を題材にした作品でしたが根本は人と人の愛情のお話でじんわりと幸せになれるお話でした。
16歳のジーンがNYに住む叔父の書斎で見つけた自分の同じ名前の相手との暮らしを書いた手記を見つけるところから話は始まり、過去と現在が交錯していきます。
最初は馴染みにくい叔父さんだと思っていたトレヴァーの過去、そして彼と過ごしたジーンという人物の存在。
過去のトレヴァーとジーンの話にフォーカスしますと、お互い過去に“自身をゆるせない、認められない”経験をしたことがある者同士で惹かれ合い、そして愛し合うことでお互いに自分自身を認めてあげられるようになったように思います。
愛しているからこそ別れを告げるというシチュエーションがとても好きなのですが、まさにそれを描いてくださって涙涙でした……。
そしてそのまま16年後の現在に話が戻り、まさかの再会……!本当に泣きました。これから彼らが恋人に戻るか友人でいるかはわからないとのことでしたが、それでも互いが唯一無二の大事な存在であることは間違いないので(ジーンに初めて「おかえり」を言ってくれた人なので)これからも幸せに暮らしてくれるんじゃないかなと思います。本当に素敵なお話でした。
シリーズであるラムスプリンガの情景ともリンクする場面が多々あるので、ぜひ両作とも読んでいただきたいなと思います。
とても良い作品
2023年5月7日
他の方も書かれているように、考えさせられる作品です。
LGBTとか、肌の色とか、色々な差別が世の中には溢れていて、現代の私たちにも訴えかけられております。
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気になっていて
2023年4月18日
ついに購入!テレビ?youtubeでオススメで上がっていてとうとう購入!どこかの異国の地であったら良いなって思えるお話
若者の背中を押すのは大人の役目
ネタバレ
2023年4月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ アーミッシュで育った青年を中心とした青春群像「ラムスプリンガの情景」のスピンオフ。ひとことで言うと前途ある美しい青年とパトロンのお話。故郷を捨て、愛してくれた恋人をも捨て突き進むジーンは若さゆえ身勝手で傲慢、その反面とても輝いていて魅せられます。そんな青年を支え愛し送り出したトレヴァーの人格や寛容さも素晴らしく、決別以上にたくさんの想いや愛に溢れた優しいストーリーで間違いなく名作です。構成から結末までよく練られていて満足度が高く、何度でも読み返すと思う傑作。
購入を懸念しているそこの腐女子、おいで?
ネタバレ
2023年3月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「そろそろぺろい作品が読みたいな〜〜♪ふ〜んレビュー高いけど表紙の爽やかさからして...うーんこりゃあぺろさはないか(ぴえん)スルーで汗」している腐女子殿、そうです私はあなたに言ってます。よく聞きなさい。大丈夫。安心して?ちゃんっっとぺろいんよ。そりゃもうぺろぺろのぺろ。ひじょ〜に良い!最高っす。エチに行くまでの過程とかも大変感動しつつの最高のエチシーンが描かれてます。吾妻先生のどすけべ作品シリーズ「桜田先輩〜」とかに比べたらそりゃあね(笑)まぁあれですけど、どちらにせよまじで良いです。何回も読み直してる。
でっっっかい愛に泣いた
2023年3月12日
名作と名高いこちら、やっと読みました。読み始めて少ししてどうやらラムスプリンガの…の関連作らしいことに気が付き、しまったーそっちは未読…まぁいいか。異国だしなんだか信仰心の強そうな怪しげな村?が出てくるしで頭の中は???な感じでしたが、段々と色んな事が分かってくると、ふたりの選択に、ふたりのやりとりに、そしてふたりに関わる人達に気が付いたら泣かされていたのでした。嫌な人が出てこないし、ふたり共にチャーミング!あーーー良かった。なんならリバも読みたかった。笑
名作!
2023年3月11日
シーモア島でオススメされているのをよく見かけて有名な作品という認識でした。試し読みではそこまでひかれず、時間があるときにとりあえず1巻だけ読んでみようと思ったら・・もう!すごい!あっという間に世界観にひきこまれました。すぐに2巻を購入。大号泣。大作映画を見たような満足感。名作中の名作です。『ラムスプリンガの情景』は未読なのでそちらも読んでみようと思いました。
情景が見えるよう
2023年3月2日
時代も国も風習も違う話なのですが、その時代に生きたようなリアルさがありました。
2人の関係がゆっくり近づいていって切なくも胸が温かくなる作品でした。
名作でした。
ネタバレ
2023年2月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ やっと読みましたが泣きます。この物語は昔トレヴァーがジーンと出会ってからの2人の日常を日記として書き残していた物を、たまたま夏休みで両親にトレヴァーの所に行かされた甥のジーンが、書斎の片付けを頼まれて、掃除している時に見つけた物でした。
話が進むごとに、お互いの過去など分かり、甥の名前の由来ジーンと言う名前がついたのかなど、色々分かりましたが、
ジーンに衣食住を与えて、勉強をする為の費用や大学まで行かせてもらったのに、別れてから15年何の連絡もなしなんて、甥のジーンでないけど、年末年始やクリスマスや会えるじゃない。なんだかちょっと寂しい気持ちになりましたが、トレヴァーにとっては今まで色々してあげれただけで幸せだったのかなぁ。最後は治ったけど、離れていた間ジーンは何を思っていたんだろう。
泣いた!
ネタバレ
2023年1月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ トレヴァーとジーン
時代背景や宗教的背景が複雑に絡み合い、苦悩しのたうち回るほどではないけど、真綿でじわじわと締め付けられるような生きにくさが、素晴らしい心理描写や絵柄で描かれていました。
とにかく、お互いを思い合う姿に涙しかありませんでした。
清い気持ちになれるBlです!
2022年12月21日
Blには珍しいアーミッシュの経歴を織り交ぜながら、辛い生い立ちを生き延び幸せを掴む2人の親愛を描いている様子が、なんとも清々しい気持ちにさせられる素晴らしい内容で、新作が待ち遠しくてたまらない作品です。
慈愛に満ちた物語
ネタバレ
2022年12月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私はこの物語で最強のスパダリ(?)を見付けました…すごい…なんでこんなに無償の愛を注ぐことができるんだ……!!路上で拾った美しい若者を囲い込んで✕✕✕✕…みたいなろくでもない年上オヤジ攻ばっか見てきて腐りきった心が、見事に浄化されました。ジーンも優しくてとても良い子なのですが、特にトレヴァーが素晴らしい。人道とか善意という言い方では足りない、慈愛に満ち溢れたとても心の美しい人でした。
ジーンのアーミッシュ出身という特殊な生い立ちや心のありようは、私には十全には理解できていないと思いますが、若者の持つ焦燥、何者かにならねばという焦りは普遍的なものとしてひしひしと伝わってきました。トレヴァーがそれを見守り、寄り添い、やがてその手を放すところはとても感動的で美しかった。トレヴァーの甥っ子の働きもあって、二人は再会しハッピーエンドとなりますが、この結末があってもなくても素晴らしいお話だったと私は思います。
馬鹿な自分と反省します(泣
2022年11月27日
作品は前々から知っていました。 特に絵が嫌いとかの理由もなく…なんとなく避けてました。 そう!私は大馬鹿野郎です! 高評価なワケを!コメントの多さを‼︎理解してなかった(泣) 私が求めていたBLは正しくコレ!お話も良く作り込まれていて、心がジーンとしたり← 涙が出たり…ふわつかないBLです。 今まで避けていた事を反省しました。 最近のBLに嫌気が差している私。文句なしの星5以上の作品でした。 もし何かの理由で避けてる方は是非とも読んで!間違いないから〜
めぐりめぐる、愛のお話
ネタバレ
2022年11月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ "ラムスプリンガ~"を読んであまりの素晴らしさにすぐこちらも購読。また素晴らし過ぎて心揺さぶられてしまい、容易に読み返しができぬ程。BL読んで嗚咽したのは初めてです。トレヴァーとジーン、2人が出逢って欠けていたパズルのピースが嵌まる様に、お互いの心の深い部分が満たされていく。互いに赦し、赦され、やがては自分を赦せるまで‥トレヴァーの手記を辿りながら現在と過去を行きつ戻りつ、お話は進んでいきます。『何者』かになりたかったジーンの気持ち、オバサンになった今だからとても良くわかる。トレヴァーの無償ともいえる愛、度量のひろさが、切なくて温かいです。2巻(特装版あります、完結後アフターストーリー読みたい方オススメ!)まで読むと、1巻でのシーンがここで生きてくるんだ!と吾妻先生のお話づくりの素晴らしさも堪能できます。人が人を想う"親愛"のお話、人と人とをめぐってきた愛のお話、本当に素晴らしかったです。それ以外の言葉が見つからない。"ラムスプリンガ~"を読んでからの方がジーンが背負っている後悔の背景をより深く知れて、2巻ラストが胸にめちゃくちゃ響くと思いますので、スピン元を先に読むのがオススメです。
私からも、ありがとうジーンとトレヴァー!
ネタバレ
2022年11月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私達の世代には少ないけど、昔は敬愛を込めて同じか一部名前をもらうということはありますよね。このお話に出てくるジーンもまさにそういう対象なんだなと思いました。
トレヴァーとの愛も本当にうらやましいくらい相手を心から愛しているのが伝わって、読んでいて幸せな気持ちになれました。
素晴らしい
2022年11月19日
どんな人生を過ごしたのが幸せと言えるか、それは答えみんな違うだろう。自由に選択してもいい、決められたレールもいいね
あ~~~~
2022年11月9日
2巻完結!確かに1巻が盛り上がりのピークと言われる理由もわかります。でも2巻まで買ってよかったなぁと思います。読んでほしい!
色々な感情が見られます
2022年11月7日
元アーミッシュのジーンと堅物弁護士トレヴァーの若かりし時代の話を甥っ子がトレヴァーの手記を読みながら話が進み、読者も甥っ子になった気分で、その世界観にどっぷりつかりました。現在と過去を行ったり来たりしながら進む構成や、当時の時代背景、宗教感、性的特質、主人公達の葛藤、悩みなどが描かれていて、それが映画の様と言われる1つなんだろうなーと自分でも思いました。少し、笑える所もあるし、まったく固い感じでもありません。ラブラブBLじゃない一味違った作品を読みたい!と思う方に。1巻が気に入ったら2巻はぜひ特装版をオススメします。
愛 親愛 人間愛
2022年10月24日
おすすめから興味を持って読んでみましたが、涙涙でした。
なんというか、ストーリーが歴史や環境などが絡み合い、深く温かいものでした。親愛なるジーンとは主人公とその甥、姪にも絡んでいるなど、いろんなものが巡り巡ることなどもメッセージに込められていて、深くじんわりするお話です。
久しぶりに名作を読んだと思いました。
2022年10月16日
この作品を読むまでアーミッシュという人々を知りませんでした。そういう意味でとてもアーミッシュの生き方にも興味を持って読めましたが、
なんと言っても、お互いに神だと崇拝するくらいに強く結ばれていた2人が、それでは終わらずに、人として自分の人生を生きていく為に、どこに向かって生きて行くのが良いのか?ちゃんと考えて、人生を選択してラストに収まってくれた事が、読み終わった後の清々しさ、それでいて、胸いっぱいに残る幸福感。ストーリーがとにかく良いです。キャラクターも魅力的です。最初はオジサンキャラが表紙なんて、と読み始めましたが、すごく反省…本当にオススメです。
「ラムスプリンガの情景」の続編
2022年10月15日
ラムスプリンガと一緒に買って、前作がとてもとても良くて、本作も楽しみにじっくり読みました。ラムスプリンガは1巻完結で、良くまとまった王道ラブストーリー。本作は2巻にわたる大河ドラマのような深く重い人間ドラマ。2巻が特装版になってて、2巻はそちらを購入。通常盤の2巻とどう違うのかな?通常盤の2巻は買ってないので、1巻のところに未購入ありって表示されるのがすごく気になってしまう…。感想は特装版のほうで書こうと思います。
よかった
ネタバレ
2022年10月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 15年ジーンが会いにこないことには??でした。他の方は何者にもなれない間は会いに行けなかったのでは?という感じ方だったが、どちはかというと、そういう環状がすこし欠落して人なのかな?ていう風におもった。ガイコクでもきっと恋人とかもいただろうし、手紙なくても戻ってきた時、会いに行っただろうか?すこしうがった見方をしてしまった。前作の主人公のほうが相手への愛で溢れていたので、そう思ってしまった。
一本の映画のような
2022年10月5日
何者かになりたいと思う自分と、捨てたものへの罪悪感、その頑なな生き方に共感できるものも多く、そのもがきを経て、少し柔らかくなった2人がまた同じ時を、次こそは優しい時間を過ごせますようにと願って本を閉じました。
脳内で流れるのは「ホームにて」
2022年10月2日
そして何故か思い出したのは萩尾望都先生の「訪問者」、トーマの心臓のオスカーの子ども時代の話でした。
トレヴァーのことを知るにつれ、この人はオスカーが焦がれた『家の中の子ども』だったんだなぁと。

私は萩尾先生の作品以外で咽び泣くことはないだろう、もう若く傷つきやすい女の子でもないし、とずっと思っていましたが、
家族が寝た後のキッチンの換気扇の下、トレヴァーとジーンの物語を読んで、はからずもスマホが濡れるくらい泣いてしまいました。

作品の内容に関するレビューは、他の皆さまが本当に素晴らしい考察をされていらっしゃいます。
レビューを読むだけでも大変面白いです。
私はただ、ここ数年読んだ漫画の中で(あえてBLの括りなく)いちばん涙を流した、という事実だけ、記しておきたいと思います。
ラスト深読み
ネタバレ
2022年9月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み終わって最初の感想は「何だよそのそっけない態度は!」とそれまでの熱い想いが急停止してしまうようでしたが、もう一度読むと、あぁ、そうか、そうだよなと。あれだけ愛して世話になった人の住む街に戻って来たのに「じゃ!」でこれきりサヨナラな訳ないですよね。甥のジーンに会うつもりがいきなりトレヴァーに会ってしまって驚いて咄嗟の対応だったのだろうし。←手が震えてるし。手紙返信してたりお土産との言葉にトレヴァーがいることを予測してたとしても、久々に会うと照れ臭いしぎこちないものよ。カレッジに職を得たのもNYに帰る為だろうし、もちろん落ち着いたらトレヴァーに会いに行っただろう。そこがジーンの第二の故郷なんだろう。10数年連絡しなかったのは「断腸の思いで送り出してくれたのにまだ何者にもなれてないのに会いたいなんて言ったら心配させるし」と思ってたらいつの間にか何年も経ってたわ、くらいのことだと。恋人か友人かどちらかはっきり描かれてないけど、この街に戻ってきたということは恋人だろうな、と思ってます。疎遠になってたけど何年経っても会いたくて堪らなかったところに、甥っ子ジーンの手紙を読んでトレヴァーの気持ちが変わってないことを感じて、戻る決意したのでは。会わずに生涯過ごしたりしたらどうしようもなく後悔するでしょうしね。どんな形であれ家族として共に生きて行くのが2人の幸せでしょうし、これで完結で納得です。
そして「ええ話や〜」と感涙した後に、特装版があると知って悔し涙を流しました。その涙の方が多い。
はぁ〜
ネタバレ
2022年9月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自動購入にしていたら、通常版を購入ていて…。特装版買いたかったよ…。でも、2巻読めて嬉しい。一巻から振り返ってみて、神様だと思っていたトレヴァーが自分を求めていたら、渡せるものが自分しか無かったら、喜んで差し出しちゃうよなぁ〜。別れる前に対等になって、トレヴァーが望んでいるものがジーンらしく、自分の生きたい人生を生きる事だったら、今度は全力で生きるよね…。親子の様な、友の様な、そこに恋人って関係にはまだならないのかも知れないけど、、、トレヴァーっていう帰る場所、居場所があるから。力が湧くのかな。ジーンの手紙で偶然会った様な飄々としていたジーンだけど、トレヴァーに会える可能性だって考えていたはずだし。2人は2年って短い間しか一緒にいなかったけど、お互い救われてお互いかけがえのない相手で、恋愛より深い愛なんだな〜って感じがした。ジーンはトレヴァーには男としての魅力は感じなかったのかな?それか逆に考え過ぎてる?2人にはラブラブなハッピーエンドを迎えて欲しかったけど…。ジーンが生きていてくれただけでも嬉しい。一巻はハラハラしながら読んでいたから。穏やかな愛もいいよね。唯一無二な相手なんだし。特装版の小冊子20ページだけの販売して欲しい。
通常版購入で、本当に悔やまれる。。。
涙が止まらない
2022年9月26日
1巻もすごく良かったけど2巻も最高だった。絶対後悔しないから読んでみて欲しい。何回も読み返したい一冊。トレヴァーの深い愛に涙が止まりません。
いいね
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声を出して叫んだわ!ガッツポーズしたわ!
ネタバレ
2022年9月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 続編が発売されるのを心底待ってました…最後の結末に声を出して叫びました…読みながら一人で「よっしゃあああああ!」ってガッツポーズしてました…。この作品は私の宝物です。一巻で「現在は一緒にいない」が肯定されてる中、死別なのか喧嘩別れなのか女と結婚したのか…などいろいろ考えましたが、まさかのハッピーエンドに感謝しかないです…作者様ジーンを生かしてくれてありがとう…(正直病気かなんかで死んだ説を信じてた)。この漫画には思い入れがありすぎて読み進めるたびにしんどくなってたけど、最後が幸せでよかった。。マグノリアは特別な存在でした。この作品は一生の宝物です。ジーンとトレヴァーが今後も末永く幸せに暮らしますように。
感動の名作!
2022年9月22日
まるで1本の映画をみているような素晴らしい作品です。
トレヴァーとジーン、一見、人生の成功者と世捨て人のようなふたりが出逢い、それぞれの生い立ちから背負っている悲哀と慈愛がリンクして、またそこに関わる人たちの愛情もすべてが優しすぎる。
うまく伝える文章力がないので、騙されたと思って読んで頂きたい。
2巻は特装版を買うのがオススメかな。2人のその後が少し載ってます(もうちょっとみたい❣️)私は知らずに両方買っちゃいました。
どうか2巻は是非特装版で!!
2022年9月21日
とても素晴らしい作品である事は間違いありませんが、ただ一言だけ言わせてください。2巻はこちらの通常版ではなく、ぜひ特装版の方でご購読下さい!通常版にくらべて少しお高めではありますが、クーポンなどを駆使して是非!満足感が段違いですよ!
1巻と2巻の間の期間
2022年9月20日
1巻が大好きで何度も読み返してたので、2巻までに期間が空いたこともあって、この後どうなったんだろう、どうして今あの人はここにいないんだろう、と様々な展開を膨らませ楽しみにしていました。
2巻をいざ読む!となった時は、期待が大きくなっていた分、実際は想像よりもあっさり終わったりするかもしれないと心の隅で思いながら読み始めました。
しかし、そんな心配やら保険は一切必要なく、相変わらず絵も話も何もかも美しくて、、
途中から涙と鼻水が止まらなくて最高でした。
タイトル回収素晴らしかったです。
まじの名作ですね、、
あまりにも名作すぎる
ネタバレ
2022年9月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めて読んだ時は正直身一つで飛び出して路頭に迷ったジーンを赤の他人であるトレヴァーが保護し、それどころか多額であろう学費まで出して大学に行かせたのに結局最後は15年間1度も会わない関係になるなんて…!(再開してハッピーエンドとはいえ甥の助けで再開しただけだし…なんかすぐ帰ろうとしてたし…)とジーンに対してモヤる部分もあったのですが、ラムスプリンガの情景も合わせて読むことでそれなりに納得できました。生半可な気持ちで故郷を捨てたわけじゃないので、その覚悟と同じように自分が何者かになれたと思えるまではトレヴァーとは会わない(甘えない)と決めたジーンの覚悟だったんだなと…。ラムスプリンガの情景まで読むことで故郷の大切さやそれを捨てることの重大さ、残された者の悲しさをさらに深めることができたので、なるほどな…と思いました。欲を言えば!欲を言えば15年の間にもトレヴァーおじさんのことを思い出して会いたい気持ちを我慢する…みたいな描写も番外編とかなんかで欲しかったなと!思います!!いやきっと思ってたんでしょうけどなんかもっとこう…トレヴァーおじさんにもっと報われてほしくて…!恋心を知れて幸せだったとはいえその後15年も離れてしまったおじさんが悲しすぎて…おじさんはそれで良くてもこちらが勝手に悲しくてつらかったです。笑
最初の印象はすこし難しい歴史物BLかな?と身構えていたのですが、読んでみると笑えるようなシーンがいくつもあったしとても楽しく読めました!特にトレヴァーは堅物そうな感じだったのですが、読んでると普通に愛嬌があるしおもしろいし表情豊かで…。教会で涙がこらえきれず泣きながら…それでもまだ何かをジーンに与えようとするトレヴァーの姿にはかなり泣きました。学費まで出してるのにおまえまだ何かあげたいのか…!!!どんだけ献身的なんだ!!!!幸せになれよォ!!!誰か!!誰か!!と叫びたい気持ちになりました。ほんとに名作です!作者さんがもう好きなので他の作品も揃えようかなーと思ってます。
2巻はこっちじゃなくて特装版を!!
2022年9月19日
2巻特装版の存在を知らずに通常版を買っちゃう悲劇を減らしたい!
特装版はエピローグがちょっと追加されていて、物語を完結させるなら断然そっち。
私は知らずにこっちを買ってしまい、読後特装版の存在を知って勢いでそっちも買ったからよかったけど、さすがにがっくりきたし、日にちをおいてから気づいていたら買うのをすごく迷ったと思う。
物語が素晴らしいのに、なんか損した気分。
どうか同じ轍を踏む人がいませんように。
そして、読み終わって幸せな気持ちに包まれる人が一人でも多くありますように!
しみる
2022年9月19日
ラムスプリンガから全部通して読んだあと、親愛なる…の冒頭を再読したとき、胸がしめつけられるようにぎゅっとなった。このシリーズは読んで本当によかったと思います。でも親愛なる…の2巻は特装版のみの販売で良いのでは?数ページ足されてるだけだし、特装版を読んでも読まなくても感動は変わらないかもしれないけど、勘違いで特装版じゃない2巻を購入した人はガッカリすると思う。不親切この上ないです。こういうパターン時々あるけど、もう少し分かりやすく選択肢を提示するべきです。
泣きました
2022年9月19日
漫画で泣くことあんまり今までなかったけどこれは泣きました。親愛なるジーンへという題名はそういう意味だったのですね…これからの関係も気になりますが仲良くやってて欲しいです。
心打つ最高の物語
ネタバレ
2022年9月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作品に出会えて本当に良かったと思います。
様々な漫画を雑多に漁っている自分ですが、これ程までに美しく悲しく、そして愛しい物語はそうそう見つかりません。
生い立ちによって真の家族を求め、性のあり方に悩む孤独なトレヴァーと、美しく愛しい故郷に二度と戻れず、周りとも違和感を感じる孤独なジーンとの絆の物語です。
皆さんがおっしゃっている様に吾妻先生の前作、「ラムスプリンガの情景」を読まれた方が、ジーンの抱える孤独、寂しさ、と言うものをもっと深く理解でき、物語にのめり込めると思います。
…本当の事を言うと、自分もジーンとトレヴァーは離れ離れにならないで欲しかった…その分、再会が感動的なものになったのだと思いますが、それでも2人(特にトレヴァーの)過ごした時間のことを考えると、とても悲しく、寂しく思います。
なので、短編でも良いので、2巻のその後、2人がひたすら幸せな生活を過ごしているお話が読みたいです、先生…!!
ということで、このお話を読むときは一人で集中できる環境で読むことをおすすめします。
吾妻先生の今後の作品にも期待してます!!
シリーズ物の映画を見た充実感
ネタバレ
2022年9月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ ラムスプリンガの情景を読んだ後に読むことをオススメします。
多分読んでると読んでないとでは充実感が違うものになってると思いますし、あと読みではなんというか、何でこんなに彼は悩んでいるのかとかすこしわかりづらいかもしれません。
またかなり設定が作りこまれていたり、文学的な表現というかマンガなのに小説やシリーズ物の映画を観ているような感覚で刺さる人にはとても刺さる。
とても重厚感があってすてきなお話でした。
涙が溢れる
2022年9月18日
他の方々のレビュー通り、涙が溢れるお話でした。が、決して悲しい涙ではなく、相手を思うがゆえの優しさから誘発される涙。2人だけではなく、周囲の登場人物みんな好き。2巻は特装版があり、そちらでは小冊子ページが収録されています。私はそれに気付かず通常版を購入しましたが、どうしても小冊子ページを読みたくて、新たに特装版まで購入しました。ダブル買いで出費にはなりましたが、後悔はしていません。これから購入される際は、特装版をおすすめします。
スタンディングオベーション‼
2022年9月18日
一本の素敵な映画を観た様な満足感です。絵もストーリーも素晴らしすぎる。読了後、上質な余韻に浸れます。濡れ場もあるし間違いなくBL漫画なのですが、通常の作品とは次元が違う…と言うか…自分の語彙力の無さが悔やまれますが、とにかく凄いです。
1.2続けて読まれる事を強くおすすめします。
何度読んでも素敵です!
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すごかった…!
ネタバレ
2022年9月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻待ってました!あぁ、本当にすごかった…!!
こんな話書けるのすごい…。前作ラムスプリンガのときもそうでしたがティッシュ山盛り使って号泣です。トレヴァーの泣き顔も、帯の台詞のページもすごく良かった。泣くよこれは。
救い救われる、救済ストーリー。後世に残したいなと思ったの紙も買うと決めました。あと、あっちにもこっちにもジーンがいて、ジーンとジーンがやり取りしてるのが面白かったです。
ありがとうございます
2022年9月18日
1巻を読んでハマり、2巻が出るのをずっと楽しみにしていました!
ひとつひとつのシーンから感じられる空気感、映画を観ているようでした。ストーリーもほっこりしたり、切なくハラハラさせられる展開など非常に凝った内容でした。
このような作品を世に出していただきありがとうございます!
次回作も期待です!
これもう映画です、、、
2022年9月17日
ラムスプリンガ〜のスピンオフ。
ラムスプリンガ同様、まるで映画を見ているかのよう。
文学作品です、これは。
こちら桜田先輩お描きになった同じ作家さん。。
天才ですね!
最高です!
2022年9月17日
レビューが良かったので購入してみました!
みなさんの仰るとおり、購入して良かった満足です!登場人物が分からなくなって見返すこともありましたが、最後にははぁーーー!✨となる素敵な展開でした( ¯꒳¯ )
続編を期待したいです。
着眼点がすごい!
2022年9月17日
レビューの評価がいいため、読んだところ大正解でした!現代の物語、叔父の手記からの過去の物語、そして過去から現代へと完結していく流れと、ストーリー構成が、ほかの方のレビューでもあったように映画みたいでした!そして、時代、宗教と様々な問題を上手く絡めている構成も素晴らしい!私が無知で、アーミッシュのことはこの作品で初めて知り、思わず検索してしまいました!本当にBLの枠を超えた作品でした!
親愛なる作品
ネタバレ
2022年9月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻を読んでからずっと心待ちにしていた親愛なるジーンがついに完結。心に残る名作でした。1巻までだと何故ジーンが今いないのか不安でしたがハピエンでよかった。綺麗に完結しているけど、まだまだ続きを読みたいような、このまま余韻に浸りたいような。とても素敵な作品で本当に読んでよかった。
あと、他の方のレビューを拝読していて、2巻表紙に描かれているジーン宛の手紙の「nice to meet you」と日付、鳥肌が立ちました。全然気づいてなかったので教えて頂き感謝感謝。それと特装版の存在も…。2巻が出て嬉しさのあまり慌てて買ったから特装版があるのを知らなかった…。泣きそう。
映画を観ているような気持ちになれる作品
2022年9月17日
最高でした⋯!久しぶりに商業BLを読みながら涙を流しました。
とても描写が丁寧で、場面転換もスマートで、まるで1本の映画を観ているかのようでした。
途中リバになるかと思って萎えかけましたが、左右は固定で安心しました笑
今後定期的に読み返したくなる作品になりそうです。
2022年No.1✨最も感動した作品です😢
2022年9月16日
ストーリーの展開がBL域を超えた感動があります。
20年近く腐女子をしてきましたが
初めて『一本の映画を観た』と思えるようなBL作品でした。読み終えた後、放心状態。1巻のフラグが2巻で分かって行くのですがラストまで感動に満ちあふれていました。号泣。
トレヴァーの涙、ジーン達の決断、
2人が選んだ道は...ー。
2022年No.1に感動した作品。
購入迷わないで是非読んで欲しい♦
作者さんのファンになりました!
2022年9月16日
ストーリー良くて絵がめちゃくちゃ綺麗〜
なんでこんな詩のような作品ができるんだろ〜🍒 何度も読み直すとおもいます。
素敵な映画を観ました(感涙)
2022年9月16日
本当に素敵な作品ありがとうございます(涙)
元々アーミッシュに関心があったので作品内容そのものにもとても興味深かったのですが絵の中からNYの雑踏や匂い、ジーンの育った土地の風を感じました。二つの時代を舞台に二人のジーンを通して(最終的には三人)時代を越えた家族の絆や愛情、マイノリティの悩み等描ききった素晴らしい作品です。最後まで結末も読めず読み終わった後はただただ感動。
ただのBL作品ではありません!
壮大な愛の物語、是非読んで下さい~
本当に良かった…
ネタバレ
2022年9月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 正直なところかなりクラシカルな絵柄だなぁと思い少し苦手な印象だったのですが、そんなものを吹き飛ばしてくれる圧倒的なスケールのストーリーでした!トレヴァーもジーンも周りの人たちも基本的にはいつも悩みを抱えていて苦しんでいるのに、とても温かい。1巻の時点ではまさかまさか、ジーンが、と嫌なドキドキを感じていましたが、ラストまで温かくて最高でした!とにかく本当にこの作品に出会えて幸せでした。
ずっと待っていました
ネタバレ
2022年9月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻が出た通知を受けてすぐ購入し、終始涙が止まりませんでした。ジャンルはBLでエロも有りますが、これは偏見なしに多くの人に読んで貰いたい漫画だと思いました、恐らく皆が何回も読み返す作品になると思います…!
尊い
2022年9月16日
トレヴァーの気持ちに寄り添い過ぎて心が痛い。
なぜ今ジーンがそばにいないのか…不安が募る。
2人にどうか安らぎと幸せが待ってますように。
2巻は特装版があります!!!
2022年9月16日
レビューの高さから手を出したこの作品。初めての作家さんでしたが、気付いたら「ラムスプリンガの情景」も購入していました。肉感のある線、少し野暮ったい主人公(褒めてる)、ジーンの故郷の独特な風習、本人が思っているよりトレヴァーを理解してくれる人たち。みなさんが書かれているように、ひとつの映画を観た気分になるような心温まる作品です。待ちに待った2巻を読み終えてレビューを拝見していたら特装版の存在を知り、泣いています…これから買われる方は特装版のレビューもご覧になってから購入を選択してください。私はクーポンを待ちます…シーモアさん、こんな思いをするのはもう何度目かわかりませんが、新刊通知の際は特装版の存在も通知してください。(そして個人的にBANANA FISHのファンなので、関係する場所がたくさん出てきて、それはそれで苦しかったです。)
深夜2時、泣きながら。
ネタバレ
2022年9月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんて愛に溢れた作品なのでしょう。深夜2時、ボロボロと涙を流しながら完読しました。これほどああ、この作品は愛されて生まれてきたんだなあ。と感じさせてくれる作品は、めったに出会えません。作品を通して作者様の確かな愛を感じます。物語に出てくるキャラクターが本当に愛深くて。。性的な愛のみならず、家族としての愛、人としての愛、神への愛、それらが絡みあった愛。すべてを描きつつ、キャラクターの思いを次の未来へ持っていってくれました。また、社会背景とキャラの心情を密接に描いているのもとても好き。トレヴァーとジーンの会話から、当時の社会背景がどんなもので、それが彼らの思いや人生の選択にどんな影響を与えたのか。実際の時間軸を感じさせるリアリティがあります。シーンごとのキャラの表情も豊かでほんとに素敵。トレヴァーが2巻でよりいきいきとした表情をするのがすごくよかったです!!読み進めるほどに心が愛に溢れていきました。これでシリーズが終わってしまうのが悲しい。もう本当に、たくさんの方に読んで頂きたいです。
愛おしい名前
ネタバレ
2022年9月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ こんなにも綿密に作り込まれた世界観のストーリーはなかなかお目にかかれないように思います。その時代の背景、その年頃の人間の様子、言葉とそれを発する人受け取る人、その時の状況、など表現の仕方が繊細で作画もすげえなあと、すごく考えさせられました。そしてジーンという名前。なんとも愛おしいです。甥っ子ジーンもかあわいいのなんの。ちなみにネタバレなしで読みたい人は表紙の手紙は読まない方がいいです!読んでしまっても期待以上の素敵なシーンでしたが。漫画的にはハッピーエンドなシーンでしたが、これからのふたりがどう過ごしていくのか、想像に胸が膨らむシーンでした。簡単には表せないふたりの関係ですが、これからずっと笑顔でいてほしいなと願います。
名作
2022年9月16日
このまま映画化できるのでは…?
ある人たちの、人生における大切な出会いと、共に過ごした時間が丁寧に描かれて、人の人生を追体験するような重みがありました。素敵な映画を一本観たような読後感です。

時代設定が少し前なので、本当の自分を誰にも見せることなく生きていこうとする苦しみ、現状で十分に恵まれているのに、これ以上を望もうなんてわがままだ、という思考からの解放というのもトレヴァー(攻)側のテーマとなっており、性的なシーン自体と、そこでのやり取りがとても大きな意味を持つんですよね。互いの言葉に救い救われるやり取りは涙が出ます😢この人たちが出会えて良かった…

上巻を読んで、過去の素敵なお話が進むなかで、現在に時間が戻ると共には居ない様子なので、悲しかったり切ない話だったらどうしようと思っていたのですが、

人生とはそう単純ではないよね、という過程を経つつも、エンディングも素敵で安心しました。何度も読み返すと思います。ぜひぜひ。
映画のような情緒溢れる作品
ネタバレ
2022年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 続き楽しみにしすぎて検索魔になっていた程、この作品にのめり込みました。時代背景もさることながら、登場人物の生い立ち、抱えている心の問題を、考えられて描かれているのが伝わってきます☘故郷と決別したけど深いところで恋しく思っているジーン…独自の文化を持っアーミッシュが大都会NYで自立して暮らすにはなかなか難しいですが、トレバーの助けがあって素晴らしい時間を過ごせましたね。またトレバーもジーンと出会ったことによって自分を解放出来ましたし…ってか、トレバーいい人すぎる。すごい人格者だし他人にそこまで金出せるなんて、こんな人いる?笑。最後は個人的にまた2人で穏やかに末永く暮してほしいなと思います!さわやかな風が吹くような、すごい情緒的な作品でした。映画みたいだよほんと。
心囚われる作品
ネタバレ
2022年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻を楽しみにしすぎて、慌てて通常版を買ってしまいました。お互いが特別な存在。人生は恋愛だけが占める訳ではないからリアルなのかもしれません。でも、会えなかったトレヴァーの日々を思うと胸が痛くて…どうか恋人に戻って欲しい。二人の今後をずっと想像し続けてしまいそうです。特装版は書籍で買います…。
待ちに待った完結‼︎
2022年9月15日
良かったー‼︎すごくいいラストだった!
が、、特装版に気づかなかった自分のアホー‼︎悔しい。悔しいけど特装版読みたい!買うか迷い中。。
思わず初めてのレビューしてしまった。
1巻読んでどんなラストになるか気が気じゃなかったけど、無事ハッピーエンドで良かった。
甥っ子のジーンがいい仕事したよね♪2人ともちゃんとそれなりに老いててさすが吾妻先生!
色々書きたいこといっぱいあるけど、ネタバレしない方がいいよね!
トレヴァーもジーンもお互いのことを大事に思ってるのが伝わってきて感動しました!
その後の2人がすごく気になる、てか見たいけどそこは妄想力でカバーするしかないかな💗
めちゃくちゃ良かったー!
ネタバレ
2022年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 続きが出るのを本当に楽しみにしていました。2人がどうなるのか本当に本当に気になっていたので、新刊のお知らせすぐに購入し読みました。もう涙が出そうなくらい良かったです。後書きでは再会後の2人が恋人になったのか友達になったのかはわからない、とありショボーンとしてしまいましたが(だって絶対ラブラブでいてほしい!)、おまけのページを読んだら「あ!ラブラブに間違いない!」と思えたので、満足でした。日常では関わることのないアーミッシュの方を知り、wikiなどで調べたりしました。日本では考えられないことだな、と思いつつ、見聞を広げられたことに感謝します。
傑作❗
2022年9月15日
感動、感動。
何て素敵で清らかな情熱的な愛のお話なんでしょうか。
“親愛なるジーンへ”と物語が流れだし、
“親愛なるジーンへ”と幕がとじる。
思い返すだけで、涙で視界がぼんやりする。
⚠皆様、2巻は特装版を購入ですよ⚠
2022年9月15日
レビューは、特装版でさせて頂きましたので、こちらではただただ皆様にご注意を!!
特装版はお値段しますが、お値段以上のものを頂けるので後悔なしです!!そちらを読んでこそ、シリーズ完結です👑
是非、特装版のご購入をおすすめします💡
2巻まで読んで欲しい
ネタバレ
2022年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ まさかの2巻があるとは思わず新刊お知らせを見て、即ポチ。うっかりしました、特装版も出ていたんですね。
甥のジーンがトレヴァの手記を読み進める所から過去へ回想され物語が進むので、現在、2人は一緒にいないことを読者は知っています。、現時点でそういう事なんだろうなと想像を掻き立てられ1巻は終わります。
結末が描かれないまま余韻が漂う何とも言えない雰囲気で終わる1巻。これから読む方には、絶対に2巻同時購入をおすすめします。
メリバ(と言っては語弊がありますが
)は好きじゃないけれど本作に限っては、最後までどうなるか予想しつつ何ともハラハラさせられる。
弁護士のトレヴァーは、野暮ったく描かれているのに最後までずっとイケダン。
50歳近い現在は、イケオジになってるはずもなく年齢を重ねた姿なのが物悲しくもある。でもやっぱり中身がずっとイケダン。
アーミッシュとして特殊な暮らしをしてきた、でも普遍的な今の若者ジーンの自分探し。
「今度は自分を赦してみて欲しいんだ。きみがきみ自身をね
」こんな台詞を愛する人に言えるトレヴァーが素敵です。
そして全編通して涙が止まらないシーンばかりの作品でした。
いやもう表紙からして素敵すぎる。
dear Jeneから始まる手紙がさりげなく描かれています。何故、nice to meet you と綴られていたのかが不思議だったのです。
全てに於いて無駄なくタイトルまでが回収されています。
一つ一つの言葉選びが神がかっていて何度でも読み返したくなるのはそういう所。ジーンはトレヴァーを神様だと言いましたが、こんなにも綺麗なお話が描ける作者様こそが、神ですね。
ストーリーの運びもおよそ凡人の私なんかには考え付かないし、いい意味で予想を裏切られ続ける。
号泣必死、絶対に読んで欲しい一冊です!
宝物の作品
2022年9月15日
完結してしまった…
ずっと読んでいたい特別な作品です。終盤は涙がポロポロ。
温かく、情熱的で、若さゆえの危うさ、染み入る愛情、美しい情景、全てにおいて素晴らしいです。
いいね
0件
やっと読めた
2022年9月15日
残念なことに「特装版」に気づかず、こちらを購入。
本当にこれは映画のようです。映画化してほしい。けどこの作品は漫画のまま、読者がそれぞれ感じたものを大切にできる方が良いのかなぁ。。。私にとっては心にずーーーんと響く大作でした。様々な人の優しさ、おおらかさが全面に溢れていてみんな大好き。みんな幸せでありのままでいて欲しいと心から願わずにはいられません。本作に巡り合えた事、生み出してくださった作者さまに感謝です
「ラムスプリンガの情景」ジーンの話
ネタバレ
2022年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「ラムスプリンガの情景」でラムスプリンガを終えて故郷を出たジーンのスピンオフ、全2巻。NYで働く弁護士・トレヴァー×街の片隅で暮らす元アーミッシュのジーン。大事な書類を失くして困り果てていた寒い夜、書類を届けてくれたジーンを住み込みのハウスキーパーとして雇うことにしたトレヴァー。トレヴァーの甥のジーンが、かつてのトレヴァーの手記を読み進める形で語られる二人の過去。何度読んでも胸が締め付けられるあの名作のスピンオフということで期待してましたが、いやもう…よかった。生い立ちとセクシュアリティに雁字搦めになっていたトレヴァーと、自分の選択に追い詰められていたジーン。二人が共に暮らし、赦し合い、愛し合った末の決断。前作を読んだ上で、ネタバレなしで読むのをおすすめ。タイトルが秀逸すぎる。前作同様、間違いなく名作。読めてよかった…泣きました。
一編の壮大な叙事詩
ネタバレ
2022年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今待望の2巻を読み終えました。
もう何も言えない。切なくて、愛しくて、哀しくて、心震える物語です。「ラムスプリンガ〜」からぜひ3冊通して読む事をお勧めします。悲しい最後だったらとずっと不安でした。でも2巻の表紙を見て悲しいはずがない!いやもし泣いてもきっと違う涙だ!と読み進め、今はただ何も言えずに最後のシーンからまた表紙へと戻ったところです。
悲しい別れもありましたが最後は素晴らしいとしか言えない様な見事な回収シーンが続きます。作者の吾妻さん、本当に素敵な作品をありがとうございます。
一編の叙事詩の様な、心に残る作品です。
まるで映画!とてもとても深いお話です!
ネタバレ
2022年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻を読んだ時の衝撃たるや、あの年代のアメリカが抱える、国際問題、文化や若者の思想、古い価値観から現代的な価値観が混在してる時代・・その中でアーミッシュとして生まれたジーンと自分の生い立ちや趣向に罪を感じでいるトレヴァー。1巻では柔軟な若者のジーンがトレヴァーを救い、2巻ではトレヴァーがジーンを救う・・お互いがお互いのために出会った二人。二人の幸せを願わずにいられません!
私情ですが、70年代から80年代のニューヨークが特に好きです!ウッディ・アレンの映画をまた見たくなりました!
泣かずには読めない
ネタバレ
2022年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻で完結。吾妻先生曰く、「ラムスプリンガの情景」から含み完結だそうです。2巻はコミックスまで待てずに雑誌を追っていましたが、各話で読んでもまとめて読んでも泣くところは同じ。2巻は泣かずには読めない🤪。
「ラムスプリンガ〜」が愛に目覚めたなら、「親愛なる〜」は、アイデンティティの確立をめざす旅。トレヴァーの深い深い愛に支えられて、自分を赦せるようになったジーン。愛を知り、愛を受けて尚、何者かになる為に離れ実行した。そして、また戻ってきた。トレヴァーも自らの性的指向を愛をジーンに寄って確実なものにできた。思い出だけを糧に15-6年も生きられる姿に誠実さを感じざるを得ない。その後がどういう関係になるか解らないとのことですが、2人にとって互いは支えであり深い繋がりがあるもの。これからは、一緒にいられた2年より長い時間を共に過ごせるはず、と思える。最初は、タイトルは誰が言っているのか解らなかったけれど、2人の甥姪だったとは。周囲も2人を愛していたのが分る。カレンも甥ジーンもいい仕事したよな。本当に素敵な作品で心が揺さぶられる。初めて買ったドラマCD は「ラムスプリンガ〜」だったけれど、このシリーズは私の何かを変えた気がする。世に出してくださって、ありがとうございました。
感動…!!
2022年9月15日
待ちに待った続巻でしたが、待ったかいがありました。ジャンルに関係なく、素晴らしい作品でした。何度も読み返します。
ありがとうございました!
大好きです
2022年9月15日
本当に大好きな作品です。吾妻先生、本当に素敵な作品をありがとうございました。きっとこれからも何度も読み返して涙します。
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作家名: 吾妻香夜
ジャンル: BLマンガ 弁護士(BL)
出版社: 心交社