にピンと来た方、戦後民俗学のあたりが好きな方は好きだと思います!ケガレの概念を「気枯れ」として日常生活を営むエネルギーが枯渇してる状態だって話がちゃんと出て来て、めっちゃワクワクしました。背景や小物までしっかり描き込まれててすごく良かったです。惜しむらくは上下巻で終わってしまったことです…。ほのぼの日常系として、日々のハレの日の営みを通して八潮がケを回復する様をゆっくり見てみたかったです。その合間合間にミツとかトキとか神主の家の子の話等々もっと深掘りしてほしかったです。(Pちゃんネタはかなりおいしかったです笑。本家並みにもっと見たかった…笑)上下巻で終わってしまったのが本当にもったいないくらいの世界観でした。いや~もっと本当に見てみたかった~。BLにしておくのはもったいないほどの民俗学漫画になったんじゃないかなぁと思いました。