制服えっちが性癖のリーマンとその会社の上司が両思いになるまでのお話。
アプリを通して嫌いな上司と出会うというお話自体は典型的ですが、そこで出会った時の当初の反応から、楠田は波多に気付いていたのが何となく伝わってくるというのは何だか安心して読み進められる要素でした。会社では冷たくあしらわれているのにやたら構ったり、カケルとの関係をまっとうなものにしようとしたりする楠田の姿は、好きという気持ちの表れであり匂わせ行為にも見え、全く気が付かない波多とのやり取りが逆に面白かったです。
最終的にどうやってバレるんだろうと思っていたら、まさかの母校の制服の改変。最もリアルにありそうで今っぽいその理由が目新しかったです。
波多の性癖は青春時代の思い出から来てますが、嫌な思い出を楠田との楽しいプレイに昇華出来たようで良かったと思いました。