初コミックスとは思えないくらい面白かったし、絵は完成度が高く綺麗で大満足でした。瀬川と三上、双方の過去・現在がクロスしていく様子をスマートに魅せてくれるので、話に入り込みやすかったです。今回は執着攻という設定なのでしょうけど、私は受も充分執着系な気がしました。でないと五年も上司と不毛な関係を続けられないように思います。そんな瀬川だからこそ、上司と離れ三上と噛み合った時にはガッチリ離れられない程に強く惹きあったのだと思います。自分に明らかな敵意を向けてくる相手に超毒舌で言い返し、完膚なきまでにやり込める瀬川。そんな瀬川の矛盾点(上司との関係や上司への気持ち)をサラッと論破する三上。そんな二人のやり取りがクールで絵と合っていてお似合いの二人です。