初読み時はあっさりした印象だったんですよ。それなのに読む度に二人がどんどん好きになる。今ではそのセリフに表情に、ニマニマがとまらない。吉井ハルアキ先生の作品って派手じゃなく静かな作風だと思いますが、そのテンポや空気感に、毎回じわりじわりとハマっていくのを感じます。デリカシーのない上司の器の大きさと部下への愛ある甘やかしに悶え、ツンツン部下の素直になった表情と言葉にいとおしさがこみ上げる。今作も大満足です。描写はトーンに白線。とはいえイタしてるシーンでは見えない感じで描かれています。
「全6話・219p」
「描き下ろし7p」
「あとがき1p」
「シーモア限定描き下ろし1p」
「電子限定描き下ろし1p」
「修正・白線」