「気まぐれなジャガー」の番外編。宗純が東京に出てきたばかりの頃のお話と中高時代に夏フェスに行った時のお話。
本編も最高でしたが、番外編も本当に最高。二人のキャラや関係性、想いに全くブレがなく、何てことのない日常ですらずっと見ていたいと思わせる作品です。
いつ見ても宗純は新大好きが行動の第一要件で、あんなにも曇ることなく真っ直ぐに想える相手がいて、その気持ちを隠すことなくぶつけられることが羨ましくなります。そして、そんな宗純をいつも優しく受け止め、甘やかしてくれる新の包容力。まだ若さゆえに自分の気持ちに戸惑いがありますが、それでも可愛くて放っておけないという愛情がじわじわと滲み出ていて、何だかんだで最高の組み合わせだなと改めて思いました。
そして、この番外編でも繰り返し伝えられる宗純の新のギターが大好き、一緒にやりたいという気持ち。天才ギタリスト椎名宗純を創り出した原動力が物語を通してずっと貫かれていて、この根幹がしっかりしているからこそ、話がどんなに大きく広がっても新と宗純の関係性は変わらないんだなと実感しました。
もっと二人のお話が読みたいし、もっともっとこの二人の愛と信頼を見続けたい。大好きな新に飛びつく宗純をもっとください。続編希望です。
レビューを書く
レビューをシェアしよう！
ERR_MNG