こんなに素敵なお話しだったなんて〜。
作者さんのファンですが『ココ』だけは地雷の様な気がして踏み込めず⋯半年以上⋯。
勇気を出してポチッ!して、最高ーーー!!!!!!!!
ハオレンとチヒロ。カジさん、そしてマヤ、ハオレンのお母さん。絶妙なる登場人物。
実は表紙だけずっーと、眺めてたけどハオレンとチヒロを逆だと思ってました。
読み始めてから、えっ!イメージが⋯。
でも逆にお互いの過去の出来事、描写が生々しくて納得。
お互いに『普通の幸せ』があればイイのに『幸せ』どころか『普通』も手に入らない。
もう、切な過ぎて逆に涙も出ない。
本当にラストは勇気を出して会いに行ってくれたハオレンに『ありがとう!』と言いたい。
これからは『普通』を知って欲しい2人でした。
そしてカジさんは良い人過ぎ。それだけ何だけど、それが出来ない人が多い世の中。
そしてマヤ。同情は無し。むしろ電車に向かって歩き出した時は「行けー!」って叫びそうだった。そのぐらいの感じで作者さんも描いてたような気がする。
もう一つ、言えばハオレンのお母さんの最期は「良かった、自分からアッチに逝ってくれて」とも。
冷たい人間です。
でも、ハオレンとチヒロの事が大好きな自分としてはコレが最善の事だと思うので、作者さんのマヤとハオレンのお母さんの最期の描き方は好きでした。
タイトルが絶妙。一見するとラストがハッピーなようで有り、ハッピーが終わりのような⋯。
本当に絶妙。