はぁ~、最高だった。これはいい!明治という時代背景とか主従関係とか技師のお仕事とか、萌えが萌えをよんで大渋滞!「日の当たらない場所」もすごく良かったけれど、こちらは個人的に萌え要素が鮨詰め状態だったので、それをたつもと先生の麗しい絵と素晴らしい構成で読めて幸せでした。前作もそうですが、主人公のお仕事や社会的な関わりなどの描写に力を入れているからなのか、恋愛が人生の一部分としての自然に存在している感じがします。感情移入がしやすいので、登場人物と共に一喜一憂しながら物語を楽しめました。
印象的だったのは、エドが推定年齢17~18歳のイギリス人という設定でした。まだ発展途上の身体でも、日本人と比べるとずっと筋肉も逞しくて、骨格もゴツくて、体温も高くて、、、と脳内でどんどん妄想が膨らみ大興奮!あと相当アレが大きいだろうに、それを匂わせるだけでデカさを強調しないところが奥ゆかしくて良かったです。そんな若々しく精気溢れるエドに対して、27歳にして既に枯れてる感のある亮二が受けというのも私の性癖に刺さりました。
装丁もレトロな感じで美しく、色気を纏ったイケメンが物憂げにこちらを見つめていて、もう表紙見ただけで購入を決めても問題ないくらいですが、中身も最高なので是非気になった方は読んでみて下さい。