物語の導入で、奥さんが、強がりで嘘が下手で照れ屋で、二人はとてもお互いを大切に思っている事がわかります。
嘘をつき続ける奥さんの辛さ、嘘には気が付いていなくても、日常を頑張って「辛いのは僕じゃない」と自分を奮い立たせる旦那さん、お互いの為にはなっていなかった気がします。
自分を奥さんの立場に置き換えて考えると、早くこの状況から解放してあげたいとは思っても「あ〜せいせいした…」とは思われたくはないかなぁ。
遺影の写真には、嘘が解けて和解できた闘病中のモノより、やっぱり、輝いていたタイトル画の方が良かった気がします。闘病末期の、より理解し合えた時より、私だったら、一緒にいて楽しかった時を思い出してほしいと思うから。