作者様買い。神堕ち。神は堕ちた、神に堕ちた、神と堕ちた、はたまた堕とされたのか、、何度か読んで考えます。どこに(誰に)焦点を当てるかで捉え方変わるな、と。奥深いタイトルです。自分がされて嫌な事、他人にさせたくない、と思いはあっても行使するのって実は難しい。こんなに辛いんだよと、分かって欲しいとか知って欲しいとか思う気持ちもあるし。朔夜はできた人です。これ以上落ちようがないところまで行ったから、足が地に着いてるから、優しい人間になれるのでしょうか。ヤクザ頭の煌もクソ野郎だけど、私は嫌いにはなりきれない。それぞれの生きてきた環境を考えてしまいます。サブタイトルにあるとおり、最底辺に生きる人の輝きを魅せていただきました。ともち先生の作品はじっくり真剣に読まないと、自分の中の着地点が危うい。それすらも面白みの要因ですが。読むごとに着眼点を変えて読めるのも、醍醐味の一つです。