偶然、自分の母がいわゆる「ママ活」をしているらしいと知り、さらに若い男の子とデートしているところを目撃してしまった。一樹はその相手に会い、もう母と会わないでほしいと頼むが、もちろんきっぱり断られる。そこで一樹は「じゃあ自分もママ活をする」と言い出し、母がその相手と一体何を話し、何をしていたのかを少しずつ探ろうとする。
この展開、本当に二転三転どころか四転五転と、何度もひっくり返るんです。
この作品は家族の描写がかなり大きな割合を占めていて、先生の描く人物の感情が少しずつ積み重なっていく感じがとても好きです。最初はただ情報を探るためだった一樹も、相手と過ごすうちにだんだん惹かれていき…
「落ちる」
恋に落ちるって、気づくと一瞬のことなんですよね(笑)