単話の一話目が無料になっていたので読んでみたら、続きが気になって即、単行本を買ってしまいました。しかも全然気付いていなかったのですが、ごちそうネズミの作家さんだったのですね!無知で申し訳ない…。
今回はワニ×コイという水生生物の物語…ではなく、高校教師の鰐淵先生と小泉先生のお話です。
元々オタクで陰キャでゲイなのを隠して高校教師デビューした小泉先生は、今や女子生徒からもモテモテで告白までされるように。しかし、実は偽りの自分に疲れきっています。
ある日、酔っ払った勢いで地元出身の鰐淵先生にそのことを暴露してしまいます。鰐淵先生はそんな小泉先生が可愛く見えて、キスしてしまうのです。
いやー、私も小泉先生が可愛く見えました!そして教師になった理由を語るところも感動しました。
いろいろ隠してる小泉先生だけど、鰐淵先生は飄々としてて、シリアスになりそうなときには速攻フラグを折っていくのが面白かったです(笑)
くっついたあとの二人の様子も楽しくて…ニヤニヤしながら読んでました。
基本的に、大きな出来事があるわけではないんです。でも二人の距離が縮まる様子が丁寧に描かれていて、各話各エピソードが納得のいく話でした。こういう風に日常のシーンや会話で恋愛が進んでいくのって意外に少ないんですよね。とても良かったです!ドラマCDとかになりそう。