面白いBLは今まで何冊も読んできましたが、この作品は私の笑いのツボをこれでもかとくすぐってくるような絶妙なセンスで、1巻を読んだらこの作品が大好きになっていました。心の声と口から出たセリフとがちょいちょい逆になってる絶妙なキャラと、名前が終盤まで分からないストーリー展開と、笑いだけじゃなくたくさん詰まった愛がこの作品の魅力かなと思います。読んでいると、この会社大丈夫か…という気持ちと、私も倉庫で2人を見守りたい…!という気持ちが脳内でせめぎ合ったり、いろんな言葉が書かれたマグカップがたくさん登場したりと、面白さの渋滞が起きているところもありますが、クソダサなあだ名などに愛を感じて何だか愛おしい2冊でした。