まるっと表題作。美容師と小説家。付き合って4年のCP。好きだったはずなのに 長くつきあっていると 好きだったところが だんだん蝕むように嫌になってきて。何があるわけでもない日常に あぁもうダメだ。ってなる気持ちが痛いほど伝わり。自分から別れを切り出した美容師くんだけど 怒りで別れたわけじゃない分 切り替える事が出来ず。と小説家なのに気持ちを相手に伝える事が下手くそな不器用くん。今までの去るものは追わずな自分とはもう違うのに どうしたらいいかわからなくて。な2人が 距離と時間を置いて 自分の気持ちと向き合い やっぱり共にいたい相手は他にないとハピエンなお話し。
あぁ。よかったです。何かもうダメだと別れを切り出す気持ち。後悔とは違う踏ん切れない気持ちがとてもリアルで共感してしまい。恋人と別れるのは何か出来事があり勢いと怒りが伴うパワーがないと 踏ん切れなく。さらに時間の経過で気持ちが風化しないと断ち切れなかったなぁ。としみじみ思いました。