絵柄に惹かれて購入を決めました。
心優しくもどこか危うい千夏と目が見えなくとも明るく振る舞う大らかな佳澄がお互いの弱く柔らかい部分をそっと補いながら寄り添うお話です。
不穏な部分は少しだけで、穏やかに、でも息を詰めたくなるような少しの緊張感が漂っています。
涙を流すような深い感動や激しく交わるといった描写はありませんが、読み終えると本を大事に抱きしめたくなるような、そんなお話です。
心を穏やかにしたい時や、何かを愛おしく大切にしたいと思った時に読む一冊です。
読む時は大切なものをつめた宝箱をそっと開けるような気持ちになります。
ボーイズラブの漫画に触れて間もない方にもおすすめしたい作品です。
少しでも購入を迷っていらっしゃるのなら、ぜひ手に取って読んでみてください。
もりもより先生、このような素敵な作品に出逢わせてくださりありがとうございます。
これからも応援しております。