ネタバレ・感想ありひとりで夜は越えられない【単行本版】のレビュー

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よかった
2025年3月22日
表紙より中のほうが絵がすっきりしてて好きでした。
受けが攻めと関係を持ったキッカケはお金だと思ってたのでいいところの坊っちゃんだったのはビックリでしたが、色々飲み込めば良いお話でした!
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栄吉が気になる
ネタバレ
2025年1月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 征四郎は。ジムと出会ったときには女性とつきあっていてノンケだったようなので、栄吉との関係も普通の戦友だったのかな。途中でもう少し二人のエピソードが出てくるかと思いましたが。
ほかにも、二人の関係がバレてまずいことになるとか、家族に出国を邪魔されるとかの障害もなく、二人の関係の変化だけを中心に話が進むので、ある意味すっきりハッピー。こういうお話も良いなと思いました。
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時代もの
2024年9月21日
キャンペーン期間で気になっていたので購入。戦後物で色んな制約がより厳しい時代。追加の短編を読んで、迂闊というかはんというか。この二人の将来を心配してしまった。
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作家買いです
2024年7月12日
戦後のお話で、切なさや打算色々混ざっててストーリーも良かったです。アメリカ兵の攻めが優しい〜日本人の受けは使用人としてでないと側に居られないなど時代や当時のBLの難しさが切なかったです
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不自由な世界
2024年6月12日
同性愛が禁忌出会った時代、戦後すぐの占領地で、戦敗国の人間に心を寄せる辛さ。言い寄ると拒まれることはないが、本心が見えない。軍という居場所はあっても、己を偽らなければならない孤独。PTSDに苛まれ、不眠症に苦しむ受けが、より良い生活を願って、言い寄って来た相手を利用し、少しずつ心を向けていく。渡米した2人に幸多からんことをねがってやみません。
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えつ!
2024年6月7日
中途半端だよ~無いわ…続きがほしい!前回で幸せに…と願って終わってたのに、あれ?って複雑です…何とかお願いします!続きを…
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松基羊作品、それは眉毛萌え作品である。
2024年2月25日
素敵なムードの作品でしたが私のイチオシはジムの眉毛です!松基羊先生の描く眉毛ってステンシルにしたいぐらい素敵でいつもウットリしちゃうう。ストーリー的には背景がざっくりで美味しいとこだけいただく感じの作品です。とにかく眉毛が良いです。
良かった!
ネタバレ
2024年1月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ はじめて読む作者さんです。戦後、戦時中のトラウマを抱える受けと、駐在米兵攻めのお話でした。打算的な受けの思惑からはじまった二人ですが、ゆっくり心を寄せていく所が良かったです。そのご、敵対していた国、男同士と山あり谷ありの展開から再度強い絆で結ばれるのが盛り上がりました!SSでその後の二人も読めましたが、アメリカに渡ってからの二人をがっつり読みたいです。
正直
ネタバレ
2023年7月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 松基先生の作品はいくつか所持しています。これも単行本になる前から気になってはいたのですが、私の理想としては受け攻めの性格が逆というか、攻めがグイグイ引っ張っていく感じの方が良かったな〜と思ってしまい買わずにいました。ですが、松基先生の新しい何かが読みたい…と思い、ふとこの作品を買わずにお気に入りだけしていることを思い出し購入してみました。結果、買って良かったなと思っています。抽象的な感想になってしまうのですが、2人の愛のお話だなと…元々、お互い敵対する立場でありそして男同士でもある…なんかちょっとリアリティというか、もしかしたら実際にこういう人たちはいたのかも…と読んでいて思いました。受けの、死ぬまでひとりにしないでくれというセリフが、何かとても胸に刺さりました。色んな壁を乗り越えて、最終的には2人が幸せそうで良かったです。
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孤独を埋め合う二人
ネタバレ
2023年7月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦争の影響で夜一人で眠れない征と、母を亡くし同性愛を禁忌とするアメリカで誰にも心を開けず孤独に生きていたジムの、お互いの隙間を埋め合う愛のお話。始まりこそお互いに打算があったけど、段々と大切な存在になる過程が短いながらも描かれといて良かったです。もう少しじっくり長く描かれていても良かったと思います。1つ気になるのは、征が洞窟で看取った栄吉とは始めは恋人かと思ってましたが家族も栄吉を知ってる様なので家の使用人か何かなのか…人物像には全く触れていないのが征のバックボーンを知る上で勿体ない書き方だと思いました。恋人という設定なら不眠症の原因、戦後家に戻らずバーテンダーをしている理由が納得できるかと。またそれほどの傷を癒してくれたジムに付いていこうと渡米を決意させる理由にもなるんですが…そこが残念ですが、総じて好きなタイプのお話です。
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素敵なお話でした!
2023年7月14日
戦後の日本。元敵国、そして男同士 何もかも歓迎されない時代に引かれあい、乗り越えていく二人。素敵なストーリでした。
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悲恋
ネタバレ
2023年7月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦後の日本、アメリカ兵との恋。うまくいく匂いが全くしないけど、何とか二人で乗り越えていく。蝶々夫人を思い出しましたが、二人でアメリカに行く決断で良かった!その後も平坦では無いだろうけど幸せになってる事を願わずにはいられない。
愛を信じて生きるのだ、という話
ネタバレ
2023年7月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 217p。全表題作、収録内容は作品情報通り。戦時中のトラウマを抱えた主人公が進駐軍のゲイのアメリカ兵に一目惚れされ、利用するつもりが心を通わせていく。この時代、ふたりの関係はいくら使用人設定でカモフラージュしてももっともっと難しいものだっただろう。トラウマを抱えた痛みやどちらの国の人々の視線も厳しい筈。作品中でもその辺を触れてはいるがサラサラと流れていったのがこんなに簡単ではないだろうと思い巡らせてしまう。しかし、作中ではふたりの心の近づいて行く様を、困難ではあろうが愛に忠実に寄り添っていくふたりの人生への希望を伝えて行きたかったのだな、と思う。癒されていくシーンは良い。読後感も良い。
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前に歩き出す
2023年6月14日
(ちとネタバレあり)戦後間もない頃のお話。戦後の賑やかで華やかな感じ、でもその中でも戦時中のトラウマを抱えて生きる人たち。時代背景がとても興味深く良かった。

お茶目で可愛い征と優しくてハンサムなジム🖤この時代だからこそ、同性愛や国籍の違いに厳しかったからこそ燃えるものがあった…母親の気持ちを考えると辛いものがある。最後辛かっただろうな…でもジムは征の弱い部分も優しく包み込んでくれた、それが愛だよな。。そんな光をくれたジムに出逢えて本当によかった(´ฅωฅ`)‧º·˚.良かったがゆえに少し惜しい点もいくつかあり…戦時中のことや栄吉とのこと、両親とのやりとりを掘り下げてくれるともう少し入り込めたと思います。とてもここが惜しいと感じます。
王道BL
2023年5月3日
クローゼットな2人(征はゲイかよくわからないけど)が幸せを求め、手を取り合う、そんなお話。絵が綺麗で、読後感も良かったです。
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すき
2023年4月18日
おもしろかった!外国人BLあんまり見たことないから新鮮だった!もう少し色々みたかったなぁっと思いました!
応援したくなる2人
2023年4月3日
初読み作者様。あらすじに惹かれて購入。戦後の日本が舞台で米兵・ジム×ギャバレーのウェイター・征四郎のおはなし。リアルだと本当はもっと厳しい状況だったと思いますが、本作ではそこら辺の描写がかなりマイルドに描かれていて心臓痛くならずに雰囲気を味わうことができました。2人ともビジュアルがいいし、情感たっぷりの両想いエチがスゴく良かった。この先もずっと幸せに暮らして欲しいなぁと応援したくなるカプですね。
キャバボーイと米兵。戦後のお話し
2023年3月13日
まるっと表題作。戦争中のトラウマで夜眠れなくなり 厳しい家から離れて 夜働けるキャバでボーイをしていたら 爽やか米兵がやってきて口説かれ。最初は断るけど仲良くなり。米国では禁じられた同性愛者だと米兵に告白され。戦争のトラウマで夜眠れないと話したキャバボーイ。お互いの悩みを話し お試しの様な秘密の恋人生活をしてるうちに お互い気持ちも近付くけど。なお話し。厳しいキャバボーイの家柄で離れ離れになるのはとても辛かったけど 時間が経ってもお互い気持ちは変わらずハピエン。
可愛いワンコ攻めでした
ネタバレ
2023年3月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白かった。戦後、米軍相手のキャバレーでボーイをしている受けと、ウブな米軍攻め。出兵時のトラウマや今の状況からどうにか一歩前に進みたいと、環境を変えるために自分に惚れている攻めを利用し始めたけれど、受けも攻めに惹かれていく。受けの気持ちが自分に追いつくまではと待てのできるワンコ攻めが良かった。
大人のピュアなラブストーリー
ネタバレ
2023年2月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ キャバレーのボーイと駐屯兵のラブストーリー。
美しい物語で主人公が心惹かれていく姿が丁寧に描かれていました。絵も綺麗♦
アメリカに渡った2人が幸せに暮らせたかどうかがちょっと気がかりです。(きっと幸せに暮らしてはず)
重そうで重くない
2023年2月17日
戦後のアメリカ人と日本人で時代背景や立場上重い話なんだけど、重すぎずさらさら進んでいくのがよかったです。
大変な時を超えた後
ネタバレ
2023年2月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦争が人の心に落とした影。それに苦しみもがきながら生きている征四郎。出逢ったアメリカ兵、ジムと知り合ったことで状況を変えられるのではと、利用してやろうと近づきますが、ジムの人柄に触れる事で、心まで近付いて行きます。もどかしくもより良い明日を求めてなんとかしようと足掻く。そんな時は誰かといっしょなら頑張っていける。この先の光を見られる気がします。ジムと気まずくなって一度は互いに諦めようとしますけど。一度心が触れ合ってしまったから離れがたいのです。黙って征四郎をおくりだしてくれる家族の姿に涙です。
気になるところもあるけど良かった
ネタバレ
2023年2月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦後すぐの日本が舞台のお話ですが、米軍さんと一般人の間にあそこまで友好的な関係を築けるのかがちょっと引っかかってしまった。ジムが温和で友好的だからできた話であって実際はそうはいかないんだろうなぁという気持ち。2人の話は誠実なジムに人生諦め気味で戦争で心に傷を負った征四郎が敵国の兵とわかりながらも絆されていくのはグッときたし、大人な二人のやり取りは良かった。ジムの紳士なところ(スパダリではない)が何より良かっただけに時代設定がなぁ…。話の肝なんだけどなんかちょっと軽く感じてしまった気がする。そこ以外は良かったので星はこのあたりかな。
作家買い
ネタバレ
2023年2月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦後の日本が舞台。
米兵×PTSDを患っているキャバレーのボーイ。
ボーイとして働いたお金を実家に渡しているのに、杖で殴られて家に閉じ込められる理不尽さに反吐が出ますね。
家の中で誰も父親に言い返せる人は居なかったでしょう。時代的にも父親の職業的にも。
なのに、米軍への卸売は認めるのだなあ・・・というよりも、そうしないと話が展開しませんよね。
無事に合体するところまで描かれていて良かったです!
2人仲良く新天地で過ごしている姿を読みたいですね。

この時代におけるゲイの境遇について
ネタバレ
2023年2月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦後、高度経済成長期に向かって爆進していく一方でまだ戦争の残穢を引きずり、敗戦の様相が色濃く残っていた時代。米国において同性愛は禁忌とありますが、日本も同じだったのでは。征のような士官の家で同性愛者が出たら「腹を切れ」とまで言われかねない状況で、自由を求めて愛し合う元敵国同士の2人の姿は切なさと苦しさを内混ぜにしたような不遇の恋だったかと。
ですがその辺りの葛藤はあまり伝わって来ず、この時代の同性愛があらぬ目で見られるどころか殺されかねない悲壮感は感じられません。米国に渡ったとして、どこの州に行くのでしょう。州によってかなり差があるでしょうが、この時代に好意的だったところは無かったことでしょう。人々は2人のただならぬ空気をすぐに嗅ぎつける。2人の状況は今以上に過酷で苛烈なものになる…その壮絶さが幸か不幸かあまり伝わってこない。そこはきちんと書いてこそ胸に訴えるものが増すと思います。
ただ、若く愛し合う2人は美しく、見惚れるばかりでした。
時代背景がいいスパイス
2023年2月7日
戦後まもなくの日本、駐屯している米兵のジムとキャバレーのボーイをしている征。

戦時中のPTSDで不眠になっている征にジムはそっと寄り添い、秘密の恋人関係を育むが、征の家族に知られてしまう…。

時代背景が持つ切なさが良い作品。物語は割とすんなりハピエン。ただ、現実はさしてハピエンにはならなかったろうなぁとも。

当時、かなりの数の日本人女性が米兵の妻として渡米しても、周りからは差別され使用人扱いで、願っていたほど薔薇色の人生ではなかったろう。そんな厳しい現実をふと思ってしまう。

ひとつのファンタジーとして、こうであったらいいなという夢のある温かい作品。
分かってますが、どうしても気になって😩
ネタバレ
2023年2月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買い。好きな作者さんです。なのですが😩この作品は読んでいて、時代背景とキャラがしっくりこなかったです😩

ネタバレになりますが、1950年代の横須賀。復員兵の征四郎は友の栄吉を戦地で亡くし、死際の悪夢からPTSDを疾患しています。彼の実家は名家で、父は士官出でバリバリな軍人でした。兄弟もそれぞれ出兵し、生き残ったのは次男と征四郎2人。…お手伝いもいる実家で英語も話せる所から、征四郎は父に倣い士官への道に進んだのでしょう。
そんな風に読みながら想像した征四郎の人生は、何故自身の人生を賭けてでも新天地に行きたい…今の状況から逃げ出したいとジムを利用しようとしたのでしょう?PTSDからと言われると少し疑問に感じ…限られた人生選択のキャバレーの女子とは重みが違う様にも感じ、そんな征四郎の思考は現代の社会人の様で。

ジムは海軍の士官なのかただの水兵なのかもあやふやです。日本に来る時に日本語を習った…それ以上に努力しないと話せないくらいの語学力で、征四郎と会話をしています。日本の文化にも興味があり、仲間たちが戦死したにも関わらず、日本人を恨んだりそんな葛藤は描かれていません。彼が語るのは同性愛者が差別的な扱いを受けていたという事。その当時はそれも含めた以上に人種差別が当たり前なのに、彼は何故あの様な優しい性格でゲイバレだけを恐れたのでしょう? そしてまた彼は何故独身なのにも関わらず、家一軒使えた兵士だったのでしょう?あのキャバレーは士官専用だったのか駐留兵専用のだったのか、分かりません。その辺りが彼の人生を知りたいな、と思いながら読んでいた私には残念な所でした。

そんな事は知らなくても楽しめると思いますが、国が違うと常識が違い、常識が違うと生き方が違う。2人はそんな違いを軽々と乗り越え、征四郎は利用から恋になり、共に人生を歩もうとします。その乗り越え方に現代の青年達を感じてしまった私は、だから物語の時代背景とキャラにしっくりとこなかったんだと思います。

追、米国編。あの時代毎週教会へ行く青年が使用人という理由でも男性と同棲はかなり難しいかなと思い、ましてや敵国の日本人。大変だったと思います。それを乗り越えた2人として読み、浴衣イチャに感謝✨
難しいテーマ
2025年5月4日
戦後すぐの日本を舞台にしたBL作品、とても興味深いテーマであるとともに、とても難しいテーマでもあると思います。皆様のレビューを読ませていただいて、肯定派の方の意見もそうだな、と思う反面、否定派の方の意見もすごくよくわかります。
私は戦中のことはある程度知識を持っているのですが、恥ずかしながら戦後のことは浅い知識しか持ち合わせていません。それでも、作中の主人公の「文化財は避けて云々」という台詞には「ん?」と思ってしまった。
私自身、第二次大戦中の軍が舞台のとあるBL作品で、時代考証が皆無と思われる度を超した現代風ビジュアルの作画に怒りを覚えたことがあります。いい加減なものを描かないで欲しい、他の読者様に間違った印象を植え付けないで欲しい。家族や親類に従軍経験者がいたので、余計にそう感じました。
なのであくまでも私個人としては、読者をある程度納得させられるきめ細やかな時代考証が成せないなら、実際の戦争が関連する創作は安易に描くべきではないのかな、と思ってしまった。おこがましい言い方で申し訳ありません。
お話の題材自体は面白いと思いましたが、自分自身の経験も然り、戦後にお詳しいレビュアー様のレビューを拝見してふとそう考えました。やはり難しいですね…。
うーん
ネタバレ
2024年7月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 期待しすぎたかな。
テーマの重さに対して内容が軽い気がする。サクサクと進んで色々と物足りなかった。
ツッコミどころも多め。
ジムがかっこいい
2024年1月28日
ジムが紳士でスパダリでした。イケメン。癒やされます。
せいしろうもジムと仲良くする動機が不純でしたが、読みすすめてるうちに動機なんか忘れちゃいました。
良くも悪くも淡々としていて1冊すぐに読み終えてしまいました。よかったです。4よりの3で(^o^)
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ジムがひたすらイイ人!
2023年10月23日
タイトルになんとなく惹かれて購入。
もっと征のトラウマをじっくり描いて欲しかったなぁーって思います。それをジムの優しさが溶かしていくってのが読みたかったかな。
ちゃんと描いてあるんだけど、ちょっとサラッとしてるというか‥‥。
1巻完結なので仕方ないのかもしれませんが。
面白かったので、もう少し長いストーリーでじっくり読みたかった。
でも絵も好みだし、色っぽいし、エロ要素もたっぷりあるので満足です。
おまけの現代版がいいです!
両側に差別ありで良かったです
2023年9月26日
法律上禁じられいる禁忌行為だから、と苦悩がそれだけなのは疑問に思いました。宗教上禁じられいる行為、倫理上犯してはならない罪ですから、もっと葛藤があるように思うのですが。あの時代、公共の場で、それも元敵国の同性同士で、そんな態度で接するものなのでしょうか?2人の恋愛はとても重大な決心が必要な事ですが、それなのに軽いと思いました。戦敗後数年の日本ってこんなだったのでしょうか?何だか感じが出てないと言いますか、雰囲気が無いと言いますか、違和感があります。栄吉との関係、もう少し別の示唆がはっきりあった方がお話しに深みが出たかと考えます。
うーん
2023年9月24日
悪くはないんですが、物足りない...
時代ものの雰囲気とかあまり感じられなかったからなのか...
絵は綺麗だしサラッと読むには良いのかなぁ...
思いやりで溢れた作品
ネタバレ
2023年9月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦後の日本は知っていたけれどこんな優しい関係の2人がいたかもしれないと希望をもたせてくれるお話でした。
お母さんも保守的で味方には表面上なれなかったけど
子を思う母の思いは伝わりました。
2度と会う事は叶いませんがジムがいるので生涯幸せに暮らしてくれたらと願います。
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戦後のお話
2023年7月12日
レビュー高評価で購入しました。私的にはちょっと合わない感じだったけど、こーいうBLもあるんだなって思った。
切羽詰まった感をもう少し。
2023年4月18日
戦後の、誰もが本当に厳しい時代。その当時を描くなら、もう少し描きようがあったと思います。この程度なら現代日本でも想定内なんですよね。わざわざこの時代を選んだのなら、もう少し考察し切羽詰まった感を出して欲しかったです。
時代考察が浅すぎ
ネタバレ
2023年7月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵は綺麗です。でも何でこの時代背景選んだ?っていうくらい設定も描写も薄っぺらでした。戦中戦後世代の祖父母を知ってるせいもあってか、この複雑で難しい時代のことを何も調べないで描いてるのかな?って感想しか出ませんでした。
ストーリー展開上で都合の良い時代要素だけを抽出して切り貼りしてるだけなので、リアリティが全くなく違和感だらけです。

他の方も書いてますが、2人それぞれの背景設定がそもそも浅くぼんやりしすぎてて、イメージだけで描いてる感がダダ漏れです。
攻めの設定が、日本文化好き~向こうで日本語勉強してました~って、現代のアメリカ人大学生か…?ペラペラと日本語喋ってますが習得の理由付けも苦しいです。
受けもPTSD発症するくらいのダメージを受けたのに、パンパンのお姉さんと同じノリで敵兵に体売る…?壮絶な戦争を経験した敵国同士の人間として、両者とも随分お花畑な思考では?とツッコミどころが多すぎて話が入ってきませんでした。
安易にダンスホールで踊ったり、安々と米軍基地に出入りしたり、ゲイバレを強い恐怖要素にしている割にその部分も安直で「??」です。

日系の親戚もいますが、戦中戦後は日系の人間ですら長い間本当に容赦のない酷い扱いを受けました。日本人が同性パートナーとゲイ禁止の敵国で生きるなんて壮絶でしかありませんが、渡米の描写もそんな悲壮感や覚悟も伝わらず最後まで拍子抜け。最初から最後までこの時代だからこその問題意識がなく薄っぺらな話でした。

後書きに2人の現代バージョンの姿が載せられてて、描き手のお気軽感が透けて見えたのもかなりの萎え…ほんとにその絵のまんま現代のアメリカ人観光客とバー勤め日本人で描ける内容です。

BLもネタが飽和してる結果こういうものを思い付くんでしょうが、現代人にとってもまだまだセンシティブな時代のことをフィクションとはいえファッション感覚で描くのはやめてほしいですね。
この時代ならではを期待して読む人には薦めない、単なる雰囲気BLです。
第二次大戦のことをよく知らないとか、BLファンタジーで細かいことは気にならない層にはいいんじゃないでしょうか。
ごめんなさい、戦後の歴史観がぐちゃぐちゃ
2023年4月18日
あんまりお互いのラブの到達点がわからなかったし、戦後に米兵と恋仲になるのは体を売っているパンパンくらいだったろうし、うちも米兵を案内したとか言う話しとかを聞いたけれど、由緒正しいお家はお見合い結婚しか無い中で、由緒正しいお家の息子に簡単に手出さないよねと、そこいら辺アメリカ兵はしっかりしていたから、無理矢理とかは何かあったかもしれないけど、恋仲になる事がハードル高い身分同士なのが寧ろ面白くさせてくれそうだったのに。
ちなみに、恋仲かもしれないと思われてパパに虐たいされたのに、体売ってもらいましたとか名家の息子はそっちのが怒られるはずなのに、は?となってしまった。名家で体売るとかありえないからね。
ついでに文化財が守られたのは、日本軍が文化財も疎開させてたからであって、街を攻撃したりしてる時点でアメリカは良い国だなーとはならないよねとか思ってしまった。リアルすぎてBLどころじゃ無かったかな。日本の戦争の知識が無いなら楽しめるかも。
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作家名: 松基羊
出版社: シュークリーム
雑誌: from RED