ファンタジーバトル漫画の世界に存在する全ての敵がまとめて人類に襲ってかかってくる大ピンチの物語です!
1巻の1話のラスト・・・微かな希望が差したかと思った刹那、絶体絶命の真実がぁー!!!
そして巻が進むごとに、一体この世界観に救われる道はあるのだろうかと思うほど人間のか弱さに打ちひしがれてしまうのです。
「VS」のバーサスということさえ知らずに、何の情報も入れずに読み始めました。
ONE先生の『ワンパンマン』は、ぶっ飛んだ世界の中で主人公「サイタマ」の飄々としたキャラなのに物凄く強い事が少し笑いの方向に寄せてあって安心して読めるのですが、こちらの作品は勇者「ハロゥ」とその兄で魔導士の「ゼイビィ」を中心に、さまざまな世界が混ざって現れた13種類の敵(それも人間の力では到底敵わない)とどう闘っていくのか・・・。
こんな作品を考えだされる作家さまはやはり天才です。
作画の先生も沢山の登場人物を描き分けられ、迫力あるバトルシーンも上手くてホント〝すごい〟の一言です。
長〜い作品になるのは少し恐れもありますが、どんな展開になっていくのか楽しみではあります。