蔓沢たつ子先生の作品はどこかぶっ飛んでいて、想像を超えるキャラなのに楽しめる稀有な作家さんだと思っています。
今作は魔法を扱うファンタジーなので、あのぶっ飛んだ感じが薄れてるか、逆にオーバーすぎるのでは?と購入を躊躇っていたのですが、30%割引きがあったので読んでみました。
まずストーリーがしっかりしている。魔法と魔力を描いてあるけど、力があるからこその利点と弊害や、お互いが分かち合うことからくる信頼や愛情への変化など、とても細やかに丁寧に人生模様を描いてありました。
受けが割と強い立ち位置で物事を進めるけども、年下受けが少しずつ成長して優しいけどもリードできるようになっていく感じも良かったです。
エロい時は攻められまくる受けはいつも通りの描写でした。ちなみに冒頭に受けとしているのは別の人で、その後も攻め以外とするシーンがあるので、そこらへん地雷の人はご注意を。