ネタバレ・感想あり王子と乞食のレビュー

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タイトルについて考える
ネタバレ
2025年5月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルは「王子と乞食」で2巻の表紙を見るとカイとユキのことだと思っていました。
確かにカイは圧倒的な光属性のキラキラ力でユキだけではなく周りの人も魅了し、才能にも溢れた正に王子様!でした。
しかし、全て読み終わった後には「2人の王子と1人の乞食」だったように思えます。
バスカヴィルは愛されることなく育ったのではないでしょうか?そのため、愛し方を知らず、一方的な思いのみで、ユキが欲しがっていた「永遠の愛」を誓えなかった。熱を出して寝込むユキに寄り添うバスカヴィル…確かに愛はあったのに…。バスカヴィルは王子になることができたのに、なりえなかったキャラのように思えます。
とにかく、同性愛は死罪という時代にも関わらず、2人が共に生きていく選択をしたというハッピーエンドで良かったです。それまでの色々な出来事を思うと感無量でした。3巻の描き下ろしには胸がギュッとなりました。
それにしても、カイとユキ、バスカヴィルとユキだけではなく、ユキとキャサリン、ルイスとバスカヴィル、カイとアダムス…本当に様々な人間関係が素晴らしく、心に残る作品でした。
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最後まで読んで
ネタバレ
2025年4月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 時代背景やバスカヴィルの執着など、最初から最後までハラハラドキドキの連続でした。全編を通してカイの一途な愛が可愛くて切なくて、幸せを願わずにはいられませんでした。ドラマチックで内容もしっかりあって映画を観ているようでした。暴力的で辛いシーンもありますが、途中で諦めずに最後まで読んで欲しいです。大人になったカイとユキのラブラブシーンがもっと見たいです。
そして、やはり女は強いですね!クリス嬢もバスカヴィル夫人も好きです。
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旧約レビ記
2025年4月9日
旧約レビ記。この単語が気になって調べた日のことを思い出します。当時の人の苦労を思います。女性と結婚するのが当たり前かつ同性愛は違法だった世相でゲイだったバスカヴィルは歪んでしまった気がする。愛した男性に女性と結婚するからって捨てられたことがあるのかなとか。神はお赦しになる。作中のこの言葉が全てなのに。そもそも神に赦してもらう必要なんかないのに。まぁ元来ただのサディストかもしれないが。とっ捕まって囲われたユキも可哀想ですが同じくらい夫を愛していた奥様が可哀想で見てられない時がありましたが逞しく生きてて安堵しました。完結まで読めて良かったです。
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河井先生の代表作(勝手に決定)
ネタバレ
2025年4月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 舞台は科学技術の発達と産業改革により世界の工場とまで呼ばれるようになった19世紀のロンドン。世界初の万博博覧会で技術を競い合う天才少年カイと古豪のバスカヴィル、その美しき愛人ユキを巡り繰り広げられる長編ラブサスペンスです。
なんと各巻250ページ超えの超大作。わたくし読むのにまる一日かかりました…

ユキという“乞食“を追い求める2人の“王子“、カイとバスカヴィル。暴力でしかユキを飼い慣らせないバスカヴィルとは対照的にカイには恵まれた才能と美貌と人徳と地位が備わっており、金と婚姻で権力を手にしたバスカヴィルとしては余計にユキを取られたくなかったのかもしれない。
手に入るもの(奥方や優秀な部下)には興味を抱かず手に入らないもの(カイに惹かれるユキ)をじわじわと追い詰める子供のようなバスカヴィル。見た目と肩書きだけは立派なせいでむしろ周囲からは施しを乞われ、愛を求められ…おそらくは誰よりも自分が愛されたかったはずなのに。
貧民街出身のユキはどちらかというとカイよりもそういうバスカヴィルに親近感を覚えていて、彼が望めば側にいてやることもやぶさかではないというのに、いかんせんバスカヴィルには他者の愛情を受け入れる皿がなく…生粋の王子さまみたいなカイの登場を機にどうすることもできないところまで歪んだように思う。
支配的暴力を辞さない飼い主と、ユキの裏切り。そして……
結果どのツラ下げてロンドンに戻ればいいのかわからずユキはカイの求愛から逃げ回るんだけれど、事情を知らないカイにしてみればそれはお姫様の気まぐれにしか見えない。しかし当のお姫様は大好きで大好きで仕方がないカイを決死の思いで諦めるつもりなのだから、立場ごとで解釈が違ってくるのが面白い。だからといってそれぞれが自分なりに行動し巻き起こったいろいろをユキが全部1人で背負うのも違うように思うから、さすがにもう幸せにおなりなさいと願わずにはいられません。ユキ自身が幸せを実感するまではずっとバスカヴィルが夢で会いに来るかもしれないね。
それでも、時間とともにあらゆる思いが代謝して、カイとユキなりの幸せを生きて行くのだろうと想像できるサムシングフォー(花嫁を幸せにするおまじない)なラストでホッとしました。
チャプターごとに挟みこまれたポエムも切ないながらにけっこう重要。登場人物の心情を推し量るものすごいヒントです。
出会えてよかった。凄く好き。
ネタバレ
2025年3月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 凄く好きなお話でした。絵が美しくて、服飾や背景も丁寧に描かれています。キャラクターが素敵で、脇役までしっかりと生きている。ストーリーが面白いです。ラブストーリーだけではなく、主人公を取り巻く背景が秀逸です。ツンデレでひたすら美しい受けと、才能があり人からも好かれ、一途に受けを愛している攻め。エロの書き方もめっちゃ好み。気持ち悪くなくて、切なくて、キュンキュンします。鈴◯あみさんの「ハ◯マートローゼ」(小説)が私の一番好きなBLですが、これに似た世界観を感じます。私の中で漫画部門では「王子と乞食」は上位に入ってきました。40年前からBL読んでいるオタクですが、良い作品に出会えた♡この作家さんをこれから読み尽くします。
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小説を感じさせる雰囲気や奥深さ。
2025年1月15日
各々約300ページあるので、元気な時に読んでください。体力使います。
19世紀ロンドンの天才少年カイと美しい秘書ユキのお話。

運命的な出会いが素敵で2人の美しさに惹かれ、万国博覧会出展の技術バトルのお話に圧巻しました。この作品を通じて、万博に興味を持ちました。
ただその後の3巻は拗れに拗れたユキのお話で少々ダメージを受けました。
自分としては、2巻まではスピード感ある怒涛の展開にワクワクドキドキだった分、3巻の拗れが長く感じました。ここは、幼少期から愛されたことがないユキの心理について、私の理解力が足りなかったからかもしれません。

1つの壮大な恋。
濃厚な愛をぜひ。
ずっと真っ直ぐに愛してくれた許してくれた、カイ目線で。

憂鬱な◯がお好みの方はハマるかと思います。

ストーリー◎大人向け。かわいいショタみのある感じもおすすめです。
心理描写◯
画力◎2人ともかわいいしかっこいい。
キャラ◎2人の関係性が良い。子供なのに紳士なカイが魅力的。
エロ◯大きい白抜き。
メイン外の絡みが苦手な方はご注意の程。
男女含め。
私は不要と感じ、ここだけは引っかかり結構ダメージくらいました。でも読んで欲しいなぁ。
ハッピーエンドの形
ネタバレ
2024年11月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ ハッピーエンドだと思います。ユキが方法はどうであれ縁あって貧しさから抜け出し、パスカヴィルと暮らすようになった。パスカヴィルにユキへの愛情がなかったわけじゃない、(ユキが風邪を引いた時にカーテンを明るくかえてくれたことetc)と思います。。でも『故郷』の写真をユキが大事にしていた意味をパスカヴィルは考えたことあったのかな、「お前だって俺を捨てるのに」最期のパスカヴィルの言葉は、心に残ります。奥様は、パスカヴィル×ユキも嫌いじゃない、どちらかというと少し応援したかった(笑)私にとっておじゃま虫だっったけど、結果いい味出しててこの物語に必要な人でした。ユキとカイが穏やかに、ユキは愛情をたくさん感じて暮らして欲しいな、本当に素敵な物語でした。お勧めします。
すごい
ネタバレ
2024年10月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ なかなかハードな作品で、3巻一気に読んだらドッと疲れが襲ってきた…( -。-) =3 バスカヴィルは本気でユキが好きだったのだろうか…カインは、小さい時1度会って踊っただけのユキに何であんなに執着したのか…
ユキとカインに幸あれ(*T^T)
長い追いかけっこ
ネタバレ
2024年8月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ ストリートチルドレンだったユキが拾われたのは冷徹な貴族のバスカヴィル。
美しいユキにズブズブなご主人の言いなりに、陰惨な日々を送っていた。
とある夜会で、少年実業家カイと出会い2人は一瞬で恋に落ちる、、、が、ユキは連れ戻されまた同じ日々がつづく。一方カイはユキを奪還するため、色々な策を練りながらユキを探し続ける。
主人の命令で、スパイ活動に赴いた先がカイの会社だった事で再会!そこから、運命は悲しくも切なく動いていく。
個人的にはもっと、ユキ以外の登場人物の深掘りがあってもよかったかなと思うけど、超大作なので難しかったかな???
バスカヴィルの妻がなんか好きでした。
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超大作だね
ネタバレ
2024年7月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 3巻完結作品。2004〜2023年と完結までに19年!1巻275p.2巻291p.3巻293p.と各巻最近のコミックスに比べ約1.5倍の分厚さ(電子だけど)です。
すごい。

1851年、第1回ロンドン万博。この数年前からの話。天才の早熟な子ども社長のカイがとあるパーティーで一目惚れした麗しき女性、名も知らず恋が灯り3年が過ぎたとき、紹介で入社した秘書は男性だったが、一目であのときの人だとわかった。麗しいシゴデキはユキ。

ユキには秘密がある。でも、ユキもカイに心奪われていた。
ユキの人生は傍からみたら壮絶でもあり、孤独でもあり、選択ができない人生にも見える。
ひとときの幸せ、自分だけを見て愛してくれる幸せを知れたから、思い出だけで生きていこうとしたが…

バスカヴィルが少しでも誠実な男だったら違ったのかもしれない。愛することを知っていたら違ったのかもしれない。

金と名誉が渦巻く産業革命前後の世界。貴族と平民の根底の違いと差別が見え隠れする。
その中に、出会った光を失わせたくなく、ユキは愚かな選択をした。

カイの一途さ、時代や周囲を考えての行動、様々なことが入り乱れ、翻弄されていく。
切なさや痛みを十分に感じながら進むストーリー。

最後は、ロンドンに戻ったってことでいいのかな。
なかなかの超大作ですよ。

作品が19年前から作られたものなので、今ではメディア的には差別用語として使われない言葉も多数あるけれど、時代を象徴的にとらえるために、敢えて修正していないんだと思った。
一途ねぇ
ネタバレ
2024年6月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 虐げられた彼が見つけられた人があって本当に良かった。
本当に紆余曲折あって、呪縛(本当に大嫌い)から逃れて
素敵な青年に成長して、お互いにずっと愛し続けて、本当に辛い時代超えられて良かった。
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素晴らしかった。
2024年6月25日
歴史の暗い背景も軽く挟みつつ、大河ロマンのような素晴らしい作品でした。
ショタはあんまり好きじゃなかったけど、成長を見れるのは嬉しいし、この結末に大満足です。
19世紀イギリスの世界
2024年6月11日
第一回万国博覧会が開かれた19世紀のロンドンが舞台のめくるめくドラマチックなBLファンタジーです。世界観が独特に行ききっていて浸って読めます。面白かった!
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ありがとうございました………
2024年6月8日
1話ごと、1巻ごとにため息が出るほどほんとうにすごいお話でした。河井先生の絵、漫画のパワーすべてかけ合わさって本当によかったです…読んでる間、辛い!辛い、でもそれがすごく良い、、という感情でどうにかなりそうでしたが 最後まで読んだ今は心が救われています、ありがとうございます河井先生…!
良い!
ネタバレ
2024年6月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いです。
『僕の彼氏が宇宙一かわいい件について。』がとても好きでこちらもとても惹きつけられていたのですが
理不尽な展開には必要以上にストレスを覚えるタチなのでずっと躊躇していました。
今回SALE中なのもあり思い切って全3巻まとめて購入。
一抹の不安を胸に抱えていたのも束の間、読み始めるやカイの可愛さとストーリーの面白さに引き込まれ一気に読了。

切なく重苦しい部分がないとは言わないけど美しい世界観が上手く滲ませてくれてます。
良い人も悪い(とされてる)人も主要人物は誰1人として嫌いになれなかった。
バスカヴィルでさえなんだか切なく愛しいと思えてしまった。
3巻巻末のたまに会いに来るバスカヴィルがグッときました。

欲を言えば幸せとなった2人とまたあの賑やかな周囲とのあれこれをもう少し見たかったなあ。
番外編、お願いします!
すごかったです
ネタバレ
2024年6月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 時代背景など好きな感じだなと思い読み始めると、これは作者様が何年もかけて完結させたようですが、物語も何年もかかって成就させてるお話でした。子供なんですが何歳の設定なのか…。ユキもまた子供だったのか?出会った時。奥さんと会った時13歳とそこだけ年齢出てましたが推測しづらい2人でなんたって見た目が大きくならない。そこが頭に張り付いたまま3巻に突入。てっきり子供で出会い大人になり再会だと思ってたので戸惑いながら進みました。結果、最後の再会は大人でした。良かったです。本当に色々な出来事があり、子供が乗り越えてくるには、言葉にならないですが壮大でありました。こういう世界を読んでみるのもとても良いと思います。もう一度読み返してみたいと思います。
壮大な物語
ネタバレ
2024年6月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2004年から始まり2022年に完結。ハピエンを見届けられてよかった。出会い、別れ、再開。ずっと両思いなのに一緒になれない歯がゆさ。成長したカイ男前やったな。ユキはずっと美しい。3巻だけど各巻300ページ近くあるのでボリュームたっぷりこの世界に浸れます!
凄い
ネタバレ
2024年5月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 時代背景もあるけど、映画を観ていたような高揚感が後に残ります。カイとユキ身分も境遇もお互いに立場は違うのに、だった一度あったあの日から2人はお互いに好きになり、何年もの時間をへて、やっと一緒に入れる事ができて本当に良かった。2人共一途。2人の年齢は実際何歳だったんだろう?
大泣きで😩…劇場にいるようでした
ネタバレ
2024年2月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きな作者です。完結まで長かったんだと作品レビューで知りました(その長さを知ってられる事がすごいです😩)

「王子と乞食」というタイトルに、どんな物語なんだろうと購入した時はドキドキで。好きな世界だったからか夢中で読みました。

産業革命時のイギリスは日が沈まないと、眩しければそれだけ影が濃く、ユキ(受)の生まれ育った環境にオリヴァー・ツイストやジン横丁を想像したら、その歳までユキが生きて教養まで身につけられた事は奇跡で…だけどその代償を想像したら…苦しかったです😩

アダムスの言葉に「こういうコトを屈託なく聞けるコトが育ちの良さというのだと…」のユキの心の声は重く。はぁ、まだ冒頭…と。庭師の殺害、身分を偽り…愛人のユキがひとり陽の中にいる辛さを想いました。

劇場にいる様な感覚になったのは、語っているような表紙や間話があって…(素敵なんです)間の流れが何だか劇を観ている様でした。

メモのエピソードも良かった。Do you love me ?とカイ社長の告白がLikeじゃなくLove。もう愛の覚悟があるのかなと思ったら、尊いなと。

カイ社長の年齢に、ユキと出逢った頃の彼に果たして心に決めるほどの恋が出来るのだろうか?と思いましたが、彼のオデコを見たらデキる✨と思いました。オデコが広い!(天才😩 )
あぁ…もしかしたら精神はアダムスやユキほどなのに、身体だけがその小ささでもがいているのかなと。そんな風に思ったらジーンとしました。

それでも誕生日パーティーで、彼がユキに銃を向けたのは若さなのかなと…(あの歳でユキの人生の重さは分からない)

いつからか物語のユキの言葉は全て過去形で。彼が恋に気づいてカイを愛したのは、愛というものを知っていたからなんだと思ったら、…あぁ、バスカヴィルを愛していたんだ…と大泣きでした(何度逃げたのも、彼の想いを確かめていたのかと)

カイの求婚も良かったです。最終話はもう…美しくて。

同性愛者はイギリスでは死罪…と言うカイの台詞も良かった。彼がユキを見て秘書は女じゃないの?と言う言葉も1970年以前のイギリス社会を感じて良かったです。

暫く余韻が残る作者の「王子と乞食」、素敵な物語でした✨ (推しはッバスカヴィル😩)
おめでとう!
ネタバレ
2023年12月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ もう、辛い日々が長くて長くて。
でも、最後にユキが欲しくてたまらなかった指輪をもらえて良かった!本当に幸せな気持ちになりました。
あと、カイがこんなに美しい青年になるなんて眼福です!
バスカヴィル
2023年12月9日
3巻読了。バスカヴィルの感情をクリアに書き込んでいないので、後味が残る…。完全にバスカヴィルが裏主人公だった…。バスカヴィル視点の物語も読みたい。
色々と切なくなるお話でした。
ネタバレ
2023年12月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 貴族階級の身分差や、愛人として縛り付けられている立場で、別の人を愛してしまったが故の色々な障害がぎゅっと凝縮されている感じでした。
純愛なのに人間関係のせいで複雑に絡み合ってしまった二人が、幸せになる物語で、表紙から衝動買いをしたんですが、後悔しない作品でした!!
あるサイトでサンプルを見たのがきっかけ
ネタバレ
2023年11月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ とある所でサンプルを読み、続きが気になって購入しました。
めちゃめちゃ好みの内容で、本当に胸が張り裂けそうな部分もあるが、最終的にはハピエンで良かった。
お互いがどれだけ相手を思っているのかが分かって、涙が自然と流れて来てしまう、そんな感じのストーリで今年1番購入してよかったお話でした!
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ずっと待っていた
2023年11月12日
2010年に刊行されて以降ずっと完結を待ち望んでいました。主人公たちの魅力はもちろんのこと、周囲の人々の優しさや悪役の悪役たる部分と人間らしさ、全てが素晴らしいです。
ショタ攻めなので苦手な方は注意が必要ですが、最終話まで読んでほしい。

自分にとって大切な大切な1冊です。
ドラマティックでロマンティック
ネタバレ
2023年11月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家買いで買いました。とてもよかったです。
受けのユキが不憫なんですけど、まあまあいい性格なのがまず好みでした。攻めのカイくんは少年ながらにずっとかっこいい。これが普通の青年ならスーパー攻め様すぎて、ユキの高嶺の花で憎たらしい感じが半減してトロフィー感が強まりそうと感じるのでこれはこれでありだと思いました。ただ人は選びそう。カイくんは終盤成長します。
ストーリーは産業革命で万博があって、嫁持ちのやばい主人がいてとなかなか要素は多いんですけど、脇役たちの視点があったりしてとてもドラマティックにまとまっていてよいです。色んな人の事情と多面性が見えかくれして、つれぇ、と思いながら読み進めてしまいました。私はやべぇ主人もなんだかんだ好きだ……あと、ルイス、ルイスがほんとつれぇ、、
最後はちゃんと結ばれるのでほんとによかったです。
泣きました
ネタバレ
2023年11月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好き嫌い意見の分かれる話だと思います。私は好きでした。
万博の開かれる産業の改革が進む中で貴族が未だに台頭している社会。貧富の差は激しく、孤児から愛人として豊かな生活をさせてもらえるようになったユキ。話の流れ上、普通に二人の攻め両方とそういうシーンはありますし、快楽に弱い系の主人公です。展開はある程度、予測できそうな話ですが、主人公の気持ちの描写がしっかりしていて感情移入してしまいます。
一つ、自分の好みで言えば関係を持つ以上、攻めはもう少し歳が上の方がもう一人の攻めとやり合うのにちょうどいいのではないかと思いました。逆にユキのために会社まで起こすってところに重みは出ますが!
それ以外は、自分の好みで星5!ユキのその後とか、バスカヴィルとのif展開とかも見たいところです。
バスカヴィルに想いを馳せる
ネタバレ
2023年11月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1話が2004年か〜〜〜…待ってた。
ぶっ通しで見て、バスカヴィル、なんでこんなにも愛する人…というか女(オンナ)の気持ちがわかんなかったのかね。長年、ユキを育ててきたから、最後は自分を選ぶと思った?でもバスカヴィル、貴方どちらも選べずにオンナたちの気持ちだけで自分だけの園を手に入れたじゃない。
貴方が純粋に、どちらのオンナをも選んで、どちらにも平等に指輪をあげれば結末は違ってたんじゃないの。
ユキはただ貴方に心からの永遠を誓うプレゼントを貰いたかっただけだし、孤立させて何もかも奪って飼い殺すだけの貴方だけの人形になりたかった訳じゃないんだよ。
貴方はそういった育て方をされたのか、両親がそうだったのか。だから自分以外全てを奪って自分以外居ないと思い込ませて、何が何でも唯一無二になりたかったのかな。
ユキが夢見た、バスカヴィルとの庭園でのシーン。バスカヴィルはどんな顔をしていたのか…顔は見えずとも、雰囲気だけは穏やかだったんだよね。ユキが求めていたのは2人だけの時間だったんだよ…ただそれだけ。でもバスカヴィル自身が間違えたから、そんな未来が来なかっただけ。
バスカヴィル、貴方は地獄にいるか天国にいるかわからないけれど、その孤独な世界で後悔しているのか、それとも孤独な自分を肯定しているのでしょうか。

バスカヴィル、私は貴方のユキに対しての狂おしい想いを横目に、カイとユキのたどり着いた楽園の上澄みを眺めています。どうしてもカイよりも早くユキが暗く冷たい土の中に眠る時、バスカヴィル、貴方の傍に行くのか、それともカイが行く先にユキが行くことが出来るのか。それは神のみぞ知ることで、貴方が解るはずもないでしょう。
でももし、ユキが貴方の所に往くのであれば、謝って謝り倒して、改めて真摯に、ユキに愛を説いてから振られてください。
私はバスカヴィル、貴方の行いは間違いだらけでしたが嫌いではなかったですよ。綺麗で汚泥にそまったプライドに塗れた貴族の貴方が、周りに恵まれたカイと同じように、信頼する仲間と成り上がって、純粋に万博でカイと勝負してたのなら、貴方はここまで落ちなかったのでしょうか。
バスカヴィル、貴方の逝く先に少しでも幸福が落ちていることを願います。さようならバスカヴィル。

王子と乞食、待ったかいがあった。執着と信念の話、最後まで見れて幸せだったな…先生お疲れ様でした。
好きなシリーズ
2024年9月29日
ずっと待っていた作品なのでこうしてまとまって良かった!ショタと成人とか今なら無理だろうな〜。詩的なフレーズとか思わせぶりなシーンとか最近見ない演出がいいです。
難しかった
2024年6月8日
登場人物の気持ちを押し測りながら読むのが、この解釈でいいのかとか、読み手によって感じるところも違いそうな作品だなと感じました。
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ネタバレ
2024年2月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 愛人1人の為に…怖いご主人様…。
ちびっ子ヒーロー登場ですね~。
いったい、何者?
ピュアで、可愛い‼️
うーん
ネタバレ
2025年1月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 叙情的で複雑っぽいですが、台詞や行動があまりにも演劇くさいので入り込めません。あとショタが出てくる話の面白さって、その子の成長にあると思うんですけど…。背も伸びないし髪型も変わらないし性格はもとから達観していたので変化なく、いつまでも子供なので現実味がなく口説き文句とか全然ときめかない。かといって子供らしい無邪気さや愛らしさもない。賢くて達観している大人はたくさんいるので、ユキはそういう人を見つけたら良かったんじゃないかな。お互いの魅力がわからないので、恋に恋してる感じです。宝塚とかでやったら面白いのかもしれませんね。
私は
2024年6月4日
私にはあまりささらなかったけど、こういう外国もののちゃんと内容ある話が好きな人は、これはオススメかも。
乞食って差別用語じゃない?
2025年3月29日
よくOK出たもんだ・・・
絵も微妙なので買わないと思います。

試し読みから来ました。
タイトル爆弾過ぎます(笑)
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なぜ?
ネタバレ
2024年6月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ とても評価が高く、内容も面白そうだったので一巻だけ購入してみましたが。基本的にはショタ好きというわけではないのがいけないのかもしれませんが…最初にユキとカイが会った舞踏会で、なぜ2人が惹かれあったのか伝わりませんでした。あまりにもカイの見た目が本当に子供なので、2人が踊ろうがキスしようが過剰反応する周りもおかしいと思うし、女装していたユキの見た目が好みだったとすると、カイは女の人が好きなのか、でも話せば男と一発で分かるはずだし、女装した男を好きになったのだとするとかなり性癖拗らせた子供だなぁ、と。その数年後に再会した時、子供の成長を舐めてるのか、と思うぐらい見た目が変わってない。話の流れからは一応精通はしているようですけど。なぜ体の関係を待つことになったのかもよく分からない。全体的に読みづらいし、登場人物が簡単に顔を赤らめるのも不適切な気がするし、時代背景も深いとは思えない雰囲気先行という印象です。でも好きな方は好きなんだろうな。結局真のショタ好きなら面白いのかもしれません。自分には伝わらなかったです。
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作家名: 河井英槻
ジャンル: BLマンガ
出版社: リブレ