ネタバレ・感想ありスイもアマイものレビュー

(5.0) 20件
(5)
19件
(4)
1件
(3)
0件
(2)
0件
(1)
0件
いまに至るまでのふたりの道のり
ネタバレ
2025年5月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家買いです!”けむにまかれて“”センセイ・コレクション“など味と深みのある人物像を描くのがお上手な印象です。
元消防士の清嗣さん(きーちゃん)と元三つ星レストランのシェフの修志さんは幼馴染から恋人へ。
子どもの頃の出会いから、ふたりの再会、大切な連れ合いになってのいま。
様々な時間軸で進み、それぞれに印象的なエピソードがあります。ジーンとしたり微笑ましかったり…
修志の母親(毒親)が亡くなり、悲しめない自分を責める修志さんに言ったきーちゃんの言葉が深く優しかった…
人の死に触れたことのあるきーちゃんだから言えた言葉だろうな。
修志さんの作るごはんを一緒に美味しそうに食べるきーちゃん。
こんな風に毎日を丁寧に、笑顔が絶えない日々が送れたら幸せですね。
修志さんのお姉さん美寿代さんのアネゴ肌で有言実行な性格がかっこよかった。年下の昇さんとお幸せに〜
ホッとする穏やかな読後感に満足です!
穏やかな老後
ネタバレ
2025年4月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 幼なじみ同士の二人が大人になって再会し大切なパートナーとして長年連れ添った穏やかな老後が描かれています。
自己肯定感が低いため恋人と長続きしなかった修志。そんな修志を理解してあげられるのも清嗣が修志の生い立ちを知る幼馴染だからこそだと思いました。
周囲に大々的に公表するわけじゃないけど、家族や親しい人などには受け入れられて養子縁組という形で入籍もしている、円満な同性カップルの理想の老後じゃないかな。大切な人と添い遂げる穏やかな人生。素敵だなと思いました。
あ、もちろんパワフルな修志のお姉さんの人生もカッコいいです。
ほんわかあったか素敵老年カップルの美味話
2025年1月17日
ゲイでも男女でもレズでもそれ以外でも、仲良しのカップルが長年仲良しのまま、老年の今も毎日をほんわか楽しく過ごしているとしたら本当に癒される話で。
今作はゲイカップルのそんなお話です。
そして、どんな人達にも毎日の生活に絶対欠かせないのが食べること!と思いますが、このお話ではその“ 食べること”がキーのひとつになっていて、美味しいものがいっぱい出てきて、それにも癒されてしまいます。
歳を経たからこその味わいのあるエピソード群に、心からほっこりさせられるお話ですが、修志さんの生い立ちのエピソードがほっこりだけじゃないインパクトで、このお話や登場人物達にさらに深みを与えてくれていると思います。
いいね
0件
お気に入りに入れてた作品
2024年10月13日
割引で買えたので購入させて頂きました!!普段読むBlとまた違う感動、、、泣けます。ずっと2人一緒なんだろうなぁ。同性でも異性でもずっと一緒に居るって素敵だなぁと思います。
いいね
0件
読みたかった〜
2024年10月5日
こういう作品読みたかった 30年ずーと思い合って来た二人の生活 若い頃の話しとか もっと読みたい 添い遂げるて素敵
いいね
0件
人生とは…
2024年9月30日
ほっこりな作品なんですが、アンダーグラウンドまでも見えてくる様な深い作品でした。
フィクションなんですけど、とてもリアルでした。
だからこそ、心に響いてきました。
Mrs.green appleのsoranjiがBGMって感じでした。
何気ない日常がどれだけ幸せかを教えてくれる作品です。
いいね
0件
良かった〜
2024年9月29日
高レビューに惹かれて購入しました。じわっと感動しますね!出てくる料理も興味をそそるし、お話も、主人公二人のバックグラウンドがしっかりと描かれていて感情移入して読むことが出来ました。続きが読みたい作品です。
いいね
0件
人生って
ネタバレ
2024年9月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ じんわりと涙が出る。余韻がすごい作品。
幼馴染だった元消防士と元シェフの夫夫。
仲良しの年配夫夫に癒されつつ読みました。
2人で作って食べるお料理も美味しそうでしたが、圧巻は互いの家族の(特に修志の)エピソードでした。
最近続けて毒親や犯罪被害の本を読んでいたため、どうしても重なってしまいます。年齢、ジェンダー、昔のよくある家族神話に縛られ狂い狂わされた人生。
親の価値観の押し付けが招く悲劇。
毒親も自分1人で毒親になったわけではなく、それぞれ時代や家族によってモンスター化した人間だと、そこまで描いてあるのがこの作品をより深いものにしています。
修志には姉やきーちゃんとその家族が、毒親の修志母にはお兄さんがと、それぞれに救いがあるのが良い。
家族の問題は根深く、きーちゃんが修志の自己肯定感の低さを癒していく過程は本来もっと辛いはず。
作者様の優しさなのか、読後感良き作品になっていることに感謝です。読めてよかった。
年齢を重ねたところにしかない共感がここに
2024年9月8日
華やかでセクシーで楽しいBL界とは一線を画す作品。しかし年齢を重ねたところにしかない共感と誠実さがここにはあります。ともすれば我々同輩の同じ悩みや不安を抱えてるのがリアルすぎますがそれがまた良いんです。人と一緒に生きるってそういうことだもん。表紙のピンチョス刺してるおじさんに愛しさを感じずにはいられない。
スイート&サワーな半世紀を堪能
ネタバレ
2024年7月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 元消防士の田辺清嗣と元シェフの田辺修志の推定60代カプの、桜咲く春から穏やかなお正月までのお話。エロはありません。養子縁組をしている二人ですが、長い付き合いの友人の認知症からどちらかが先に身罷った後のことを考えたり、修志の作る料理を無骨なきーちゃんがお手伝いしたり、リタイヤ後の日々の合間に二人が歩んできた半世紀が綴られます。結婚に至ったゲイバーでの再会から恋に落ちるまで、そして幼い日きーちゃんの家の裏に修志一家が引っ越して来た日のこと、修志の毒親と男前なお姉さんや温かいご近所と、この辺りは昭和という時代のノスタルジックさに溢れています。街並みから服装、子供の遊びやおやつまで細部までとても丁寧に描かれています。家庭環境もあって自己肯定感の低い修志が苦しかったり辛かったりする時に、そばで力強い言葉をかけて抱きしめてくれるきーちゃんに惚れ惚れします。修志の作る色んなメニューも美味しそうで、BLのポテンシャルの高さを実感させる作品でした。
すごく素敵
ネタバレ
2024年1月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 熟年夫夫のお話。フルールで時々読んでいたけど、コミックスでまとまって読めて嬉しい。

修志さんが元シェフだから、料理がたくさん出てきて。すごく素敵だなと思うのは、高齢になった2人の生活が、とても丁寧なこと。そして、互いに助け合って労る。
なんでもない日常。養子縁組をして家族になった2人。
結婚30周年。素敵だ。2人のようなCPは、きっとどこかに暮らしている。

毒親や、昔ながらのご近所付き合い、お姉さんのこと、介護のこと。昭和から令和にかけて、時代が変わりながらも、変わらぬ2人。

なんか、温かくなるし、リアル生活を覗き見したような気分になる(笑)
生涯一緒に生きるということ
ネタバレ
2024年1月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ とても面白かった。元消防士の清嗣と元三ツ星レストランのシェフの修志。幼馴染の二人が大人になって再会し、養子縁組をして30年の日常と過去の思い出話。愛情に溢れる二人の日常の会話が良かった。30年記念にケーキとお酒で乾杯して記念写真も撮る、記念日や季節のイベントを二人で楽しんでいる様子も良かった。思い出が詰まった写真アルバムを耐火金庫で保管している清嗣の、元消防士だからこその視点も印象的だった。親の介護や死、知人が認知症になったり、お互いを任意後見人にしたり高齢カップルだからこそのエピソードもあり良かった。二人の結婚指輪を世話してくれた宝石商の先輩のエピソードも良かった。認知症になった時に子供や家族に秘匿していた自分の性的指向がバレてしまう(先輩はゲイ寄りのバイなのかな?)可能性もあるよねと気付かされた。あと二人の過去のエピソードに登場する当時の街並みやファッションや話題もノスタルジックで良かった。一作目の方のトップガンの話題が出てたり。あと二人の家着がおじいちゃんがよく来てるやつなの生活感があって良かった。その他家族やまわりの人々のエピソードも好きだった。
新感覚。良いっっっ!
2024年1月13日
所見の作者さまでしたが、お年寄りBLって始めてだったので興味をひかれました。すごく良い……!長年連れ添ったからこそ出る味があります。老後のこととかBLならではの悩みとかエピソードとか、すごく現実的でずっしり。普段肌色BLばかり読んでいるので、心が浄化されました(;´Д⊂)レビューが少ないのが不思議です。BL沼の住人たちに是非読んで頂きたい!これからも二人の穏やかな日常を見守りたいです!!!電車の中でも読めます(笑)
初見の作者さん、ほっこりしました
2023年12月19日
初見の作者さん、
たまたま広告で流れてきて内容を知ってから購入。
丁寧な絵で書かれている日常にほっこりしました。
最初は苦手かなぁと勝手に思う年代の方のお話しだけど、全然大丈夫でした。
読まず嫌いは治して行こうと考えさせられた作品です。
人に歴史あり、ほっこりな一冊。
ネタバレ
2023年12月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 元消防士のきーちゃんと元シェフの修志のふたりの来し方と生活を覗き見させてもらえる一冊。
市ヶ谷先生の高齢者描写の的確さがとても丁寧でいいんです。
穏やかな時間が流れるふたり、こんな風に生きられたらいいだろうなぁと憧れてしまいます。
色んなことがあったけど、いまは2人で家族。大変な時もあったけれど、こんな素敵なカップルになれたらいいですね。

BLに新しいジャンル「添い遂げ派」を創りたいと思いました。
もっともっと二人の日常が読みたい!
ネタバレ
2023年12月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 30周年を迎えたカップル、というのが凄く素敵です。過去編も織り交ぜながら、もっともっと二人の日常が読みたくなります。是非続編をお願いいたします。何気ない日常だったり、金庫に思い出を納めているエピソード、2人の馴れ初め。清嗣さんの初恋だったこと…二人が積み重ねた日々が描かれているのがほっこりします。お互いを尊敬し、尊重し、思い合っているのもページを捲るごとにひしひしと伝わり、じんわりあたたかな気持ちになりました。
苦楽を共に
ネタバレ
2023年12月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 穏やかな時間が流れてほんのり切ないお話。全体の空気感が素敵すぎる。起承転結はないけれど、それが良い!
タイトルぴったり
2023年12月12日
美味しそうな料理たちと美しいだけじゃ無い思い出、でもお互い寄り添い想い合ってきた極上のスイモアマイもではなかったかと思われます。
終の住処、どこで過ごすかより誰と過ごすか
ネタバレ
2023年12月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ BLって、付き合うまでとか、付き合ってラブラブな2人を見て満足してたけど、これは違いましたねー。どんなカップルにもそれからがあって、共に年を重ねていく。老眼鏡かけて、皺皺の顔と向き合って、穏やかか過ごす…。何か大きな事件が起きるわけではないけど、何気ない毎日を1日1日大切に生きている感じが凄く素敵だと思いました。周りの友人たちや兄弟もどんどん先立たれて、近い未来を話し合うシーンは何だか読んでて胸が熱くなりましたよ…(死んだ時に缶を棺桶に入れてくれというセリフに、もしや伏線か?とドキドキしました)。修志は育った環境に影響受けることが多くて、おどおどした性格もそうなんだろうけど、人格崩壊に至らなかったのは清嗣の家族となによりおみずよ姉ちゃんの存在!今作のMVPだと思う。家を出て引き取ろうなんてカッコよくないですか?竹を割ったようなとはまさにこの人のこと。きっとみずよだって辛い思いいっぱいしただろうに、弟を守ってあげようとする姿勢には感服です。是非幸せになって欲しい〜。のぼる、頼んだよー!!修志の手料理やら沢山ご飯食べてるシーンがあって、飯テロをくらいましたわ。どれも美味しそうだし、2人が(特に清嗣が)美味しそうに食べるのよなー。ストーリーとしては起承承結というイメージだけど、2人の出会い・馴れ初め・日常が淡々と、だけど色鮮やかに描かれています。ドキドキな作品を読んだあとにほっと一息つけるような、そんな作品です。センセイコレクションで既に0話を読んでいましたが、確かに最後が描きかえられていたのでその違いも楽しめました★
いぶし銀の味わい
2024年4月4日
人は、必ず年をとる。
重ねた年月も愛おしくなるような物語。
男男の関係に限らず、相方を思うやる気持ちは、日常になるけれど。
折に触れ、熱く、悩んでいた頃の若い二人の感情を思い出したいなと思わされました。
シミジミ感じます。
レビューをシェアしよう!
作家名: 市ヶ谷茅
ジャンル: BLマンガ
出版社: KADOKAWA