刺青に対する独断と偏見から、自分だったから好きにならないから、肩入れ出来ず物語に入り込めないだろうという、退廃的で暴力的思想から読まなかったことをマジで後悔してる。
買ってから読んで心にぶっ刺さって、読み終わってからも頭の中占拠されてて、次の日また読んでしまったくらい、もうあっと言う間にアフターグロウに心酔してしまった。
2回目読んでみて、何がそんなに心に刺さったのか少し理解出来たかも。そしていま言語化できそうです。
天授に出会って聖高がただ救われたんじゃなくて
可哀想でかわいい聖高が天授の愛によって天授のことを支えられるくらい強くてかっこいい漢になるところが良いのだ!
でも、そんな作品は過去にもあったはずで、
じゃあ何が違うかって聞かれたら、天授の愛と慈悲の心がもう、観音レベルってこと。
聖高が精◯と涙を身体が枯れるまで出せたのは
天授だけ。それを受け入れて褒めてあげたのも天授だけ。
聖高の強がりの鎧の心を溶かすことが出来たのは天授なんだよ。
必要不可欠で、魂の片割れを見つけたんだよね。
もう、深ーい愛情がこちらの心えぐられました。
読み終える頃には天授の刺青も、綺麗で必要不可欠だと思い、天授推せる!
ではなくて、惚れてました。
その熱量の方々がここに☆5と、熱量を語りにきてる訳で。
聖高も天授もお互いの手を離さないでね!
起承転結、タイトル回収秀逸です。
すごい作品に出会ってしまった。
これはマジで傑作です。