ネタバレ・感想あり君を見送るのレビュー

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楽しみにしてました。
ネタバレ
2025年10月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の新作だと、嬉しく思い購入しました。とても良かったです。
ネタバレなしが良いと思います。

帰りたいじゃなく、還りたいと無意識に思う時があるなと思い出しながら読みました。どこに還りたいかと思ったら、一番若くて充実していた時期なのかなと思いますが、そんな場所はもうある訳じゃなく。幸運な事に柊平には残っていて(…また作ったというか。あの、同じ場所に引きずり落とす様な柊平がかっこよかったです。)そしてズルいんですよね。眠っている藍の背後から抱きつくの。俺だけが救えると藍は思うんだけど、やっぱりそこは大事なものから逃げてきてるだけだからと、そんな攻めキャラは…とハラハラしながら読みました。だからだと思いますが藍の泣き顔が子供の様で。あんな風にあの歳で泣けるのかと。そこもとても良かったです。

都市にいると夜の明るさがあるからか分かりにくいですが、自然の多い場所にいると夜になったら真っ暗なんですよね。作中は移りゆく季節と自然でしたが、本当に朝は朝の風が吹いて、昼過ぎからは強めの風が吹き、夕方にはそこの場の主(動物)が現れるというか。物語は藍の様に地方都市から都会には行かなかった人の心理もまたあって。藍の還りたい気持ちの昇華も感じました。代わりはいくらでもいる、というマネージャーの言葉は、消費だけする人の言葉だなと思いました。代わりはいないんですよね。やっぱり。だから柊平は出奔したんだろうなと思いました。

行ってきますと言える場があるって幸せだなと思います。あとはどう土に還るなのかなと。あるカプの愛になるまでのお話だったのかなと思います。読了して温かい気持ちになりました。良かったです。
無意識で戻った場所
ネタバレ
2026年6月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんか、よかったな。「やまない〜」に通じる感じの切なくて優しい話。

大学は中退して役者になった柳柊平。カメラを担ぎ柳を撮っていたのは藍。好きだった。でも、振り向かず行ってしまった。

10年経って消費尽くされ魂が欠けた男が無意識で戻ったのは、学生時代を過ごした仙台。
見失った自分を取り戻すために、藍に撮って欲しいと願う柊平に応え、仕事を辞め逃避行。
映画を撮りながら、2人の時間を過ごし、周囲の優しさに触れる。

藍は、また見送る覚悟をしていたが。
苦しいとき、助けてくれた藍に愛情も湧いてよかった。
たぶん、柊平はもう大丈夫だろう。藍がいるから。
恋人になれてよかった。
見送るだけだった藍は、迎える人にもなった。

慰めのエチから恋人のエチへ。
ヒューマンドラマのようで静かで美しい
ネタバレ
2025年10月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 華やかな世界に身を投じて成功した代わりに心が空っぽになり、疲れ果てて過去を懐かしむ。
そして再会。
慰め、癒しを求めて身体を重ねる。
エロというよりもヒューマンドラマに近い作品で、とても穏やかで優しいお話でした!
苦楽を共にし、同じ夢を見てた学生時代の友人のおかげで再び力を取り戻し映像の世界に戻って行く攻めを、あの頃のように見送る受け。
切ないーーー!!
けど今回はそこに確かな愛があって、お互い必要な存在と再認識したので無事にハピエンで良かったー!!!
攻めには昔から受けが必要で、無自覚で愛してたんだと思う。
受けは長年想い続けてたみたいだけどそれを出さずにいて、なんか、、、
弱った時に行きたい所、会いたい人って本当に大切な存在だと思える素敵な作品でした!!
因みにエロは修正いらずです!
安心。
ネタバレ
2025年10月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ ハッピーエンドでした。タイトルも含め、2人が離れ離れになってしまうのでは?どちらかが亡くなってしまうかも?など、悲しい結末だったらどうしよう?と不安ながらも、作者さんのファンなので描いました。買ってよかったです。

消費し尽くされた攻めが、遺作とか言うからあーこれ大丈夫かなあ…と思いながら読み進めましたが、そんな攻めを受けが人間に戻してくれたって感じなのかな。慰めを求めて、一度は拒否するも攻めを受け入れてしまう健気なところが切なかったです。2人でラストを考えるところで、「一緒にいきましょう」という攻め。なんかやっぱりそういう方向というか、全然違ったら作者さんに申し訳ないですが、破滅願望みたいなのがあるのかなあと。

このまま1人でいたら本当に危なかったかもしれない。受けと一緒に生きることで人間に戻っていく。白黒の世界に色が戻ったのかな?映像の世界に戻る決意をして、「ここで2人の関係は終わりなのかも」と思ったけど2人がちゃんと再会して、本当に良かったと思いました。慰めのための行為が愛を伝える行為に変わった。このまま平和に2人が生きていってくれたらと思いました。素敵な作品をありがとうございます。
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後ろ姿が切ない⋯けど。
ネタバレ
2025年10月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いです。
大好きな作者さんがいっぱい!で困るぅ〜。
ただ作者さんの作品はコンプリートしてたけど、途中で「違う!欲しいのはこんなストーリーじゃない!!」と何作かは2度読みも無し。
今回は☆4.2ぐらい。(切り捨てられず甘々評価です)

大好きな設定なんです。一度、別れる、もしくは突然、姿を消す⋯からの再会。

だからこそ!!!!見送った後に寂しさの余韻もないままページを捲ったら、、、仙台に戻ってる(泣)
もう少し、1年ぐらい経った後に『会いに来てくれる』みたいな再会だったら「号泣必須」だったのに〜〜〜。さらりと次のページで再会したら「えっーーー!!」ってビックリ。

ページ数の関係なんだろうけど、盛り上げる所は他を削ってでも高揚感に浸りたかった〜。
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良い
2025年11月14日
はじめましての作家さんでした
後半までは切なくて、まさか…と思っていたけどハピエンでした!
良かった〜
人を愛する
ネタバレ
2026年2月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「カーストヘブン」の緒川千世先生の近作ですが、衝撃的では無いけれど心にじわじわと染み入ります。学生時代に映像作家を志していた望月藍は、天性の魅力を自他共に認めて振り撒く柳柊平に友人以上の思いを抱いていたが、何時もそれは裏切られ、夢も半ば諦めている塾講師。かたや柳は、大学を中退して人気俳優となったが、スランプに陥り契約をドタキャンして失踪。そして、それとなく藍を頼って近づいてきて、また藍の気持ちを振り回し傷つける。藍は、優柔不断の様で実は生き方はぶれない。柊平もさすが藍を理解したのか、責任を果たした後、藍の元に戻って来る。無事ハピエンです。
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途中…
ネタバレ
2025年10月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 緒川千世先生の新作!やったね!個人的にはネタバレ無しで読んで欲しいかな…
でも、破壊と再生の人々が優しいお話でした。疲れちゃった時に読んでね。




途中、柳が末期癌とかで余命幾ばくで自暴自棄になったんか?と思ったのですが、そうじゃなくてよかった…と安心しました。

緒川千世先生の受けはエネルギッシュで身体全て使ってまるで彗星のごとく生きてるけれど、それ故、傷付きやすく蓄積してった傷が神経まで行って悲惨な目にあってしまう…そして攻めが待ってましたと至れり尽くせり介護して最後は攻めがいないと…というような光が強い分、闇も強い所が本当に大好きでねぇ…

でも今回は、大人になって疲れた攻めが、手を離してしまった受けに助け助けられる話。
読み進める内に、先生のTwitterでのご苦労されてる様子を思い出して、この話は先生自身の救済でもあるのかな…と(勝手に)思い、筆をしたためています。

作中、四季折々の風景が出てきて、心の傷が癒えるまで時間がかかるのを体現してくれてる中で、傷付いた柳に、みんな口にしないだけで優しく見守ってくれてて、それもまた、柳が生き返っていった要因でもあると思う。
東京で自分がわからなくなるくらい消費されきって壊れちゃった(マネージャーも調整してたと思うがSHUも野心があったから自分自身が気付けなかったくらいに摩耗されたんだと思う。摩耗され続けて脆く割れたというか)柳が、藍だけには唯一残ったモノを全部さらけ出して、藍も藍で大人になって諦めてたことを思い出して二人して息を吹き返す姿に安堵しました。

柳が本名で役者に復帰し、仙台に残った藍の家に「ただいま」と言って帰ってくるシーンで、心の有所を見た気がして…柳は疲れることはあっても、もう壊れることはないかな…と思いました。

あとSHUのマネージャー…すげぇ嫌な奴じゃんって思ったけど、柳の復帰作後に監督からの内オファー貰った際のなりふり構わない姿に溜飲が下がった…
みんな必死なんだな…後で藍に謝れよとは思ったけど、マネージャーにも信念があるから悪いとは思っても謝らない気がしたな…いっそマネージャーがなりふり構わず力技(意味深)で仕事とってきてる夜の部が見たいですね!!!コンプラ的に無理ですかね?!!!

私は先生の作品好きだから次回作も楽しみ!
この作品が誰かにとって救いでありますように。感謝。
タイトルがよい
ネタバレ
2025年11月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ エモくて良かった。大学の映研仲間。方や人気俳優の攻めとカ監督志望だった塾講師の受け。俳優業に疲れ果てカスカスの抜け殻になって閉まった攻めは突然失踪し、受けの元に帰ってくる。そして俺の遺作を撮ってくれと言い出すが、きっとまた受けを置いて行ってしまうのだろうという予感を受け自身も感じている。ぽっかりと空いた虚無さを埋めるように受けに甘え、現実逃避をする攻め、ずるい男だ。しかしそんな攻めを赤ちゃんみたいと絆されちゃう受け。恋愛運はなさそう笑。そうやって二人で逃避行しながら映像を撮って、攻めの英気が養われていく。
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逃避行
2026年1月3日
現在と過去が交差しながら四季の移り変わりの中で俳優として再起する攻とそれを記録し続けていく受の姿が美しかった。
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作家名: 緒川千世
ジャンル: BLマンガ
出版社: 大洋図書
雑誌: HertZ&CRAFT / ihr HertZ