上巻のみでも良すぎて思わずレビューです。前作我が恋はしのぶれどに出てきた鬼兄弟のスピンオフ。すごい。前作もしっかりした世界観にどこまでも精緻な描写にかわいい動物達にしっかりしたストーリーにと楽しませていただきましたがさらに超えてきそうですよこれは。チラリと見せられる伏線から糸をたぐるように少しずつ情報は与えられるけど紅丸の真の計画の中身は一体どんなものなのか、兄より早い死を覚悟しているあの賢い半鬼の真意たるや想像だにできない。ファンタジーでありミステリー。鶴の呉服屋とかちょっとシュールだし着物の生地から誂えとか楽しすぎる。そして何より紅丸の母鬼躑躅と父の武将の過去の切なさ。前作での躑躅の印象とはまるで違う、なんと純粋な気持ち。ここまで読者を鬼に肩入れさせるとは。お見事。早く下巻が読みたいです。メリバを心配する声も見かけますが「仲人によるご両人」ですしえむ先生だし寿命による別れがあるにしてもそこは鬼、躑躅の息子だもの。ハピエンですよ!きっと!
紅丸の右手が〜のレビューを見て確認しましたが確かにそうなっていますね。重版される時には修正してほしいですね。割とよくあることです。えむ先生に限らずけっこう見かけます。担当さんが気づいてくれれば良いのにと個人的には思います。