ネタバレ・感想あり櫻狩りのレビュー

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呼吸を忘れます
2025年1月1日
読み終わって画面から目を離した瞬間に脳に酸素が巡るのを実感し、呼吸を忘れて夢中になっていたことに気がつきました。紙面、電子なので画面ですが、一分の隙もなく圧倒されます。このような素晴らしい作品に感想を残すのもおこがましいとは思いつつ、より多くの人の目に留まることを願って記します。
名作
ネタバレ
2024年11月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 舞台は大正時代。
地方に住んでいた田神正崇は一高に受験するための予備校に通うため上京した。
そこで知り合った男性である斎木蒼磨から書生として下宿するために彼の屋敷を訪れなんとか下宿させてもらえるようになる。
蒼磨は外国人の血が入っているのか周りから西洋人形さまというあだ名がつけられている。
斉木家で下宿するようになった正崇だがこの家は何かおかしい、変わったところがあると違和感を感じるようになるが…。
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重い…
2024年8月18日
とても重く暗い話です…
BLだけにとどまらない話でした。すごく良い……初めて読んだのはかなり前でしたが、時間をかなりあけて読むとまた良い……
ただのBL漫画ではない
2024年6月1日
ちょっと気楽にBL作品を読もうという気持ちで読むと、めちゃめちゃ重いテーマの作品なのでしんどいです。暴力描写も結構あります。それでも主人公達の行く末が気になり、最後まで通して一気読みしました。
誰か一人でもまっとうな、心が安定した大人がメインキャラクター達に寄り添ってくれれば…と考えてしまいました。
たった一人でも大人が子どもを護ってあげたら、ここまで負の連鎖は起きなかったのではないかなと、切なくなります。被害者が被害者を生み、傷つけられた人がまた別の誰かを傷つける。悲しくて涙が出る場面もありました。それでもラストシーンは私にとっては、ハッピーエンドだったのでありがたかったです。なんの救いもない物語は辛すぎるので。
久しぶりに読んで、、
2024年5月29日
発売当初単行本買って読んでいたのですが、だいぶまた時が経ってから読むと感じるものがまた違ってじんわりじんわり心にきました(;;)
続きみたいなと思ったんですが、あるんですかね??
綺麗だけじゃないけどなんか感じる物が胸に残りますね、、
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その櫻の木の下には悲しみが埋められている
ネタバレ
2024年5月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 雑誌掲載時に偶然目にして、衝撃を受けた作品です。レ◯プ描写が多いので、性別問わず性的なトラウマがある方にはおすすめできません。ドロドロのBLで、かなり重くて暗い雰囲気ですが、非常に読み応えがあります。類稀な美貌のせいで、幼い頃から周囲の人間の欲望の下に踏み躙られてきたが故に、それ以外の愛情の示し方を知らない蒼磨が哀れです。そして逃げたくても逃げられず、誰にも打ち明けることもできず、ひたすら苦しみと屈辱に耐える正崇もまた哀れ。読んでいて非常に苦しかった作品です。奥方(蒼磨の継母)の死の真相には驚きませんでしたが(おおよその察しはついていたので)、「櫻子」の正体には驚きましたし、あのラストシーンのどんでん返しには意表をつかれました。まさか、そうくるとはね…。最後、全てを受け入れ、乗り越え、医者になることを決意した正崇の晴れやかな表情だけが救いです。
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虐たい.性暴力.親子の葛藤と愛への渇望
2024年3月23日
大正浪漫書生BLに妖艶な桜で、怪奇幻想ホラーの香りがプンプンの好きな物オンパレードと思い込み、ドキドキ読み始め上巻の途中迄は、誰とでも関係を持つ心を閉ざした美麗な蒼磨と、純粋無垢な正崇のお互い密かに惹かれ合う純愛に胸がトキメイていたのですが、予想外に櫻子の出現より全てが一転して恐怖と戦慄に変わり、再度にわたる驚きの真実、目を背けたくなる様な折檻(今で言う虐たいやDV).少年への性暴力など現代でも続いている社会問題...... 華族制度に妾腹や不義の子、家の存続と嫡男、貧しい家の子供の身売りなどの時代背景に親子の葛藤、愛への渇望...胸が張り裂ける内容です。
ゲイではなくて、日本の男色の歴史からくる、稚児.小姓.蔭間の様に女性の代わりに欲望の捌け口とされる文化により、その当時外国人やハーフは珍しく、特にイギリス人(は其の辺の兄ちゃんでも綺麗)のハーフの蒼磨は少年の頃から誰にでも弄ばれ、心の傷の深さと孤独は計り知れません。
葛城の執着と独占欲による狂気、15歳の少女にしては異常な性的欲望と残虐陰湿で狡猾な櫻子。もう闇と破滅しか無く絶望的になるのですが、正崇は義弟と恩師のおかげで蒼磨を赦し、苦痛と憎しみ、受け入れられない想いから初めて愛と悦びに変わる時、やっとホッと息をつけこれで救われる様な余韻を残し、ラストのどんでん返しで全ての元凶と謎が解け、あまりにも美しく悲痛な最期....大正時代の旧字体を用いて文学作品の趣と素晴らしい表情の描写、大人の勝手で狂わされた子供の人生、愛と成長など内容の深さと重さ、心に突き刺さる衝撃的作品です!
番外編があるみたいなので、宜しくお願いします。
あの終わり方は・・・どうなったの?!
ネタバレ
2024年1月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 昔2巻くらいまで紙で持ってたけど売ったのか見当たらなかったので半額にあやかって3巻まで購入。あの終わり方は・・・??生きてるよね?約束したもんね??あとがきに番外編かその後を書きたいと書いてあり番外編はネーム集に収録されているらしいですが今の連載が終わってからでもいいので是非とも「その後」を描いてほしいです!再会した2人を見せてー><!!
色褪せない…
ネタバレ
2023年11月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めて読んだのは、15年くらい前の高校卒業あたりの頃でしたが、その当時はただその物語に没頭して楽しみました。
ですが時を経て改めて読み直してみると、これはただただ“赦し”の物語であったのだなぁ、と。

誰しも、大なり小なり、許せなかったり、反対に自分自身を許せなかったりすることがありますが、全てをある程度わかっているからこそ、赦しが必要で、けれど何も理解せずに許すことはできない…。
許す許さないは別として、理解という行動や行為は、人間にとって1番“愛”に近いのかもしれませんね。
自分を愛したいものです。
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素晴らしい
2023年9月15日
実際に存在していたのかと錯覚するようなキャラクターたちの思考、背景。
表情も感情移入します。
人間愛。
「ふしぎ遊戯」のイメージが吹き飛んだ😩💦
2023年1月28日
渡瀬先生のイメージは「ふしぎ遊戯」だったので、まさかまさかのBL作品で驚きました。
そしてこのレベルのプロが描く物語は凄い😩。久しぶりに劇画を読んだ感じでした。
背景の描き込み、人物設定の深さ妖艶さが時代と合わさって圧巻の読み応えでした。良かったです😩
渡瀬悠宇先生のBL作品!!
2023年1月17日
絵柄が変わってしまってからは読まなくなっていた渡瀬悠宇作品でしたが、まさかのBLを描かれていたと知って最終は軽い気持ちで全巻まとめ買いしました。
最終巻の後半はずっと号泣で読み終えました。
やっぱり渡瀬先生は凄い。
余韻が…読み終えたばかりで感情がごちゃごちゃですが、とにかく皆さん読んでくれとしか…
ジャンルとしてはBLかもしれませんが、その枠を超えた素晴らしい作品です。
そして、あとがきまでしっかり読んでほしい。
憎しみの愛の果て
ネタバレ
2023年1月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと前から読みたいと思っていた作品。1/8まで1巻無料です。
1巻では止まらないだろうなと思っていたら、やっぱり全然止まらなかった。3巻一気読み。この作品…すごかった。
長く漫画を読んでいると、ごく稀に…魂と魂が触れ合うような、魂を重ね合わせるような性愛が描かれている作品に出会うことがある。
「囀る鳥は羽ばたかない」、「蟷螂の檻」――この作品もそうでした。

【以下、ネタバレが入っているかもしれません】
俟爵家の御曹司・斎木蒼磨は書生の田神正崇と出会い、激しい恋情を抱く。
蒼磨は正崇を求めるが、潔癖な彼は蒼磨の求めを汚れた肉欲だと拒否する。
正崇の態度に、蒼磨は愛されることがかなわぬなら、いっそ憎まれることを選ぶ。
蒼磨は正崇を支配し蹂躙し、その行為の後にただ惨めな虚しさだけが残っても…正崇を求めることを止められない。彼が好きだから。
でもそれにより正崇は更に激しく蒼磨を憎み、お互いがズタズタになるまで傷つけ合ってゆく――。
ここらへんは読んでいてかなり辛かった。
だけどその全く希望がなさそうな関係も、お互いをむき出しに晒し合うことによって、二人の間に変化が起こる。
求めれば求めるほどすれ違い、拒絶され、絶望の淵の先にあったのは…無私の愛でした。
最後お互いを求めあい、魂が溶け合うように体を重ねる二人の姿が、ただただ美しかった。

人間の愛憎を、生きる苦しみと悲しみと救済を、深く鋭く切り取った作品。
ダークでハードでヘビーです。万人向けの作品ではないかもしれません。
でも人間の或る愛の形として…いろんな人に広く読んでほしいなと思いました。
生きる意味が見いだせず、いつも死を望んでいた蒼磨が、最後に呟いた言葉が印象的だった。
本当に美しい作品。素晴らしかったです。
BLの枠におさまらない、奥深い作品
ネタバレ
2022年12月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 上中下一気に読み終わりました。登場人物たちの業の深さ、醜さが、読んでいて辛くてたまらないのに、それでもページを捲らずにいられませんでした。
圧巻の一言に尽きます。
最後に下巻のあとがきを読み、この作品に込められた作者様の言葉にハッとさせられました。
あの時代の子供達の扱われよう、そして女の子だったら?という想像…。
あとがきを含めて、最後の最後まで胸をえぐってくる作品でした。
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もの凄くオススメです。
2022年12月23日
読み始めてすぐに物語りに引き込まれ、最後の最後で涙腺崩壊。まるで映画を見ているようでした。主人公達がくっつく、くっつかないとか以上に、お互い救われてほしい…と本当に願うくらい胸が苦しかった。辛いよ。上巻開いて最初の絵は椅子に二人が座ってる。下巻最後の絵には誰も居ない椅子。物語り最後で泣き、あとがきで更に泣き、最後の二人が居ない椅子の絵を見て号泣。本当に購入して良かった!続編、番外編はあるのでしょうか。あとがきでチラリと…。
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予想以上でした。
2022年12月6日
こんなに泣いたBLは初めてです。絵も綺麗ですしストーリーも引き込まれ、一気に最後まで読んでしまいました。試し読みで面白そうだなと思い購入しましたが予想以上に良くて。泣きました。重いのが苦手な人はどう感じるか分かりませんが、私はとてもおすすめします。
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素晴らしい!
2022年7月31日
最初無料版を読んでから続きが気になり一気に購読。
渡瀬悠宇さんはふしぎ遊戯で知っていたので、かなり昔の事ながら懐かしいと共にこのジャンルを描いている事に驚きました。最早BLで片付けられない、映像だったら一大文芸作品になり得るものだと思います。登場人物の心情の描き方もそうですが、ストーリーの展開や演出、驚きの真実を出すタイミングなど素晴らしいです。これは必見❗
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重っ、つらっ
ネタバレ
2022年7月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 重くて辛いけれども、確かに読み応えがありました。
結局ソウマが浮かばれないのが悲しい。番外編とかで是非その後の幸せな人生をつないでほしいです。
話は冒頭に予感した通り、ドロドロな世界に入り込んでいきます。目をそむけたくなるような中でも最後まで物語に引き込まれて読んでしまいました。お金を払う価値があったと思います。ついでにもう少し払って番外編を期待したいと思うに至っています。
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誰しもが「愛されたい」と本当は願っている
ネタバレ
2022年7月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人間の弱さが全面的に表現されていた作品だった。その弱さの原因の共通点は、「自分を見てほしい」、「愛されたい」という強い思い。それゆえに、「この人さえいなければ」と他人に矛先を向ける始末になる。そんなことをしても、彼はあなたをみてくれないのに…。
自分の弱さに気づき、認めてあげることがいかに難しいかは痛いほどわかる。それでも、人である限り、人と関わり続けながら弱さを乗り越えていかなければならない。そうして大人の心になっていく、というようなセリフには、私は見た目だけ大人で、心はまだまだこどもなんだと感じさせられた。私は今まで、一度も特定の人に愛されたいと願ったことがない。けれども、結果としては間違ったアプローチだったとはいえ、蒼磨の一途な想いに胸が痛くなった。「愛されたい」という感情の危険さを教えてくれた作品だった。
BLだと知らずに購入
2022年5月25日
元々BLに疎く、ブロマンス的な関係性は好きでしたが、BLに対しては割と抵抗感がありました。そんな私が数年前にこちらの作品をBL作品とは知らずに購入し、衝撃を受けました。
購入してから途中でエッ!?BLなの!?と驚いたのですが、大正という時代や陰翳りのある美形キャラなど、設定が好みど真ん中だったので読み進めました。結果、読んで本当によかったです。

まず単純にBL云々を差し置いても物語として非常に面白く、読み応えがありました。
もちろん男性同士の性描写(当時BL初心者だった私には結構ハードだった)も多くありましたが、メイン二人だけではなく登場人物全員が入念に作り込まれていて、それぞれが表面上のキャラクターではなくそこにちゃんと人生があります。皆さん仰っていますが、BLという枠組みに収まらず、幅広い人に読んでもらいたいヒューマンドラマです。
正直web広告などの影響でBL=エロ漫画とひどい思い込みで食わず嫌いしていた自分を恥じました。(櫻狩りを機にBLの面白さを知り、今はエロ特化BLも大好きです)
そして櫻狩りのおかげで、BLにせよ何にせよ一見順風満帆な執着系闇属性×唯一の救済となる圧倒的光属性 への性癖を拗らせました。
内容も描写も言い回しも美しく鬱屈としていて耽美という言葉がまさにぴったりです。

終わり方は読み手次第かもしれませんが、私は救いと取りました。BL作品に留まらず、これまで読んできた漫画の中でも特に大好きなラストシーンです。余韻がすごいです。
続編?番外編?があるとのことですが、電子でも発売して頂けたらな…と、定期的に読み返しながら切に願っています。
凄い...
2022年3月8日
なんて言うんだろう...
漫画じゃない。魂を感じる作品だ...
あとがきを読んで更に放心状態が続いた...
間違いなく名作だと思う。
名作映画
2021年12月29日
長編ですが一気に読みきってしまいました。BLというよりもヒューマンドラマと言う言葉がふさわしい作品です。絵も美しく何度も読み返すでしょう。すばらしい。
小説を読んだかのような読み応え
2021年12月26日
小学館クーポンがなかったら出会えていなかったかもしれない。
舞台は大正の華族。
もうこれだけで耽美であろうと察しますよね。←大好き(笑)
全くもって耽美。
谷崎、三島を彷彿させるような執着と純愛とエロティズムを覗かせた作品でした。
執着と純愛はニコイチですからね、逃げたくても逃げられませんよ。もう絡め取られていますから。←最高(笑)

1巻239頁、2巻247頁、3巻267頁と、とっても分量が多くて読み応えがあるんですが起承転結があって中弛みも無く夜中に集中して読んでしまいました。
痛い、怖い、苦しい、切ないがループのように起こります。
主人公の華族さまがそれはそれは1人では背負いきれないような執着の中で屍のように生きているのです。
もう1人の主人公は平民でこちらも心の底に真っ暗なぽっかり空いた穴を抱えてそれでも前を向いて生きようとしている。
2人が痛々しい。
行為は拗らせてもひたすらに愛を求めて真っ直ぐである2人が痛々しいです。
他の登場人物もそれぞれの愛を持て余してこじらせまくります。

エンディングは奥歯をかみ締めてしまいました。
終わらせ方としては最良なのだと分かっていてもこれだけ気持ちを持っていかれたあとでは悔しくてたまりません。
今は頭と目が悲鳴をあげているのでしばらく読み返さないかもしれませんが(あーでも3巻はすぐにでも読みたいかも)またじっくり浸りたいです。
また、別の事が読み取れるのかもしれない。

あーエンディング、悔しい(> <)!
こうして私の中で執着が引き継がれていくのかー!
最後が、、、
ネタバレ
2021年12月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 終始主人公の受けが攻めに執着されているという私好みの展開でニヤニヤ見ていました。
しかし、最後が、、、、わたし的に一緒に幸せに暮らして欲しかったですけど、、、、、
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子供なんて簡単に壊せるんだよ
2021年8月27日
「ふしぎ遊戯」「妖しのセレス」でおなじみ渡瀬先生です。今作は区分としてBLとなっていますが、苦手な方も固執せずこの文学のような味わいを皆さんに味わっていただきたいです。時は大正時代、人物の出で立ちから言葉、道具、乗り物、建物などがかなり詳細に描かれ、非常に美しく、わたしたち日本人の感性を強く揺さぶる作品であります。子供時代の暴力、無関心、特定の人への執着によって壊れた大人ばかりのこのお屋敷。まるで灯篭の灯りとそれに魅せられた蛾のように、みながきらびやかな光、美しい人に目が眩んで火傷するような、そんな美しき破滅の世界を覗いてみませんか?
ヒューマンドラマ!
2021年7月10日
高レビューに惹かれて購入しましたが、本当に凄い漫画でした。いや、漫画というより文学小説を読んでいるようでした。人間の汚さや純粋さが、大正時代というロマンに相まって、何とも言えない雰囲気も醸し出していました。大作だと思います!余韻を残すこの終わり方がベストなんだと思いますが、主人公二人に感情移入してしまったので、その後が凄く気になります😩
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衝撃すぎる、、、
ネタバレ
2021年6月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ この終わり方が、いちばんつじつまがあうな、とは思うけどかなり救いがなく容赦がなかったです。でもやっぱりキレイな終わり方だと思います。
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せつない…
2021年4月19日
涙なくして読めません!せつなすぎる!!読み終わった後は数日間余韻に苦しめられました。BLだけどBLじゃないですね。お勧めです。
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ヒューマンドラマ
ネタバレ
2021年3月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 時代もののBL作品として読み始めたら、とても深い話だったので一気に読んでしまいました…
性暴力的なシーンが多いので、純粋にえっちなBLが読みたいだけの方にはオススメしません。
少しだけ推理小説のようなところもあり、どうしてこの家や家族はここまで捻れてしまったのか…と最後まで追っていくのにワクワクしてしまいました。

正崇くんの包容力と清らかさに、蒼磨さまも救われて良かったなぁと……そして正崇くんもずっと独りで悩んでいた自分の生まれから解き放たれて良かったなぁと
生まれてきてくれてありがとうって正崇くんに言ってくれてありがとうございますとしか言えなかったです。みんなただ普通に生まれて家族に愛されて生きたかっただけなのに…

後書きで蒼磨が最後に桜のところに…と書かれていたのできっと蒼磨さんと正崇くんは本当にもう二度と会うことは無かったんだろうけど、続きが…見たかったです…
現代に転生して、とかでも………お願いしたい…
泣けます
ネタバレ
2020年12月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ わりと過激な描写がありますが、本当に泣ける作品です。切ないです。ハッピーエンドではないところも切なすぎる…
時代背景も丁寧でさすが!な作品でした。
BLではない。
2020年11月9日
作者さまも書いているように性別を超えた人間同士の物語です。ほんとに大作。すごいと思います。文学的な作品で
本当に読み応えあります。悲しいお話ですが気になったら読んだほうがいいです。
漫画で究極の恋愛小説を読んだ感じ。
2020年11月8日
とてもとても痛い愛のカタチだと思います。読んでて本当に痛かったです。でも、それが逆に癖になってのめり込んで読んでました。ただのBL漫画とは全然違う感じで。。。これが良いのか悪いのか本当に分からないのですが。。。。何か凄く良かったです。と思う私も少し変なのかもしれませんが(--;)
ただ、ただ2人に幸せになってほしいと思います。そう願い是非、続編をお願いしたいです。
凄絶なドラマ
2020年10月29日
BLとはよべない、凄絶な人間ドラマでした。上中巻は二人それぞれの気持ちがわかって、読むのが苦しかったです。
下巻でようやく二人の魂のぶつかりあいが実を結んでお互いが救いになって…
生きる希望をもてた蒼磨は、櫻のように強く生きてまた花を咲かせて正崇と出会うでしょう。そう願います。
美しい人というだけの罪
2020年5月28日
今まで簡単に【エロい】とか使ってきたけど、此の本ほどの【究極のエロス】はない。《エロスとは死に至る程我を忘れる愛 望みは狂気に至る迄の相手との一体化 自らの生存さえ否定する盲目の愛》これが此の本の全てを物語ってます。

皆の望みは蒼磨を自分のモノにしたい独占欲や支配欲。でも蒼磨が欲しいものは《無償の愛》・・ただひとり 正崇だけが彼を美しいモノとしてではなく人として語らってくれた。~蒼磨が美しくなかったらこれ程の事件は起きなかったのでしょうか。運命はどうして蒼磨をこれ程までに追い詰めるのでしょうか。。

願わくは唯一無二の正崇と戦争が終わって華族制度がなくなったら生きて再会してもらいたい。
好きな作家さん
2020年5月12日
子供の頃から好きな作家さんで、面白かったです。
コメディーたっちなものが好きだったのですが、コメディー要素なくても最後まで読んでずんとくるものがありました。
心が痛くなるけど…
2020年4月21日
まるで長編小説を読んだような深い内容でした。悲しいけど、すごく良い作品です。この2人は本当に存在していたんじゃないか?と思う程リアルな内容で文学的で、こんな漫画を読めるなんてさすが渡瀬悠宇さんの作品だと思いました。
読むと苦しいけど…
2020年3月29日
単行本で持ってます。
渡瀬先生の作品はふしぎ遊戯シリーズと妖しのセレスを拝読してます。
どの作品も人生感を揺るがす衝撃と感動を持っていますが、この櫻狩りは更にその境地を超えてると思う…。
読み終えるとどっと疲れるし、読み返すときも何となく躊躇してしまいます。それだけ物語に入り込み過ぎてしまうのでしょうね。
単行本は年に一回、桜の季節に発売していました。
今、この桜咲く季節に最適な華やかさの中に影のある切ないお話です。
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とても良き
2020年3月1日
渡瀬悠宇さんの作品はふしぎ遊戯から入って、
ほぼ全て読んできました。
社会人になって漫画離れしてて、ふと渡瀬さんの作品が読みたくなって探して見つけたのが櫻狩りでした。

内容は正直びっくりするものでしたが、

深い意味のある愛

だと感じました。
絵もとても綺麗。
新しいジャンルでも渡瀬さんワールド全開です!
美しい世界観
2020年2月1日
「ふしぎ遊戯」からこの作者を知ったのですがとにかく絵がきれいで美しい世界観をより引き立てています。ストーリーはそれに反してドロドロしていたのが印象深かったです。
凄い❗
2020年1月25日
物凄いマンガに出会ってしまった…物語もさることながら、絵が素晴らしく大好きです。読み始めたらこの作品の世界観に引き込まれて一気に最後まで読みました。様々なジャンルで多彩な物語を魅せてくれる渡瀬先生には敬服いたします。
続編希望
ネタバレ
2020年1月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最終的に正崇と蒼磨に救いがあって良かった。想いが届いて良かった。蒼磨が生きてて、2人で幸せに暮らす未来が切実にみたい。
切なすぎる(T-T)
ネタバレ
2020年1月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ とても、心が痛くなりました。終わり方も私的には嫌でした。二人は離れないで欲しかったです。やっとお互いの気持ちが通じ合ったのに、切なすぎました。
おたんび
2019年10月8日
絵がとても綺麗♡ふたりの心情が細かく描かれていて、映画のようです。ずっとこの世界に浸っていたいです。
すごい。
2019年8月9日
丁寧で、感情がとても伝わってくる。引き込まれました。すごい作品です。
面白いです。
2019年6月30日
主人公の男の子の描写がとても性癖です。
辛い描写も多いですが、ギッシリした内容のものを読んだなという感じでした。
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切ない
ネタバレ
2019年1月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ BL要素おおいにありますが、ただのBLではありません。暗く重い内容もありますが心にきます。
BLは好きではありませんが、こちらの作品は好きです。
何度も読み返しています。
BL、暗く重い話が大丈夫であればオススメする作品です。
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純愛
2019年1月3日
卑しく美しい愛の形が描かれています。久々に泣きました。読んで良かった!
とても良かった
2018年7月25日
期間限定の無料版で一巻を読み、世界観に引き込まれ、続きを購入しました。
とても絵が美しいのと、出てくる人物の表情や、描写、読んでいて引き込まれます。
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重さがよい…
2018年2月3日
重くて美しくて読んだ後の余韻がすごいです。
暴力的な描写もありますが、それがあるからこそ物語の暗さが深まっていっている感じがします。
何度でも読み返したい作品です。
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小説みたい・・
ネタバレ
2017年12月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一気に読んで、読み終わった後ぐったりしてしまった・・
登場人物は全員不幸です。
最後はちょっと救いがあるかな。
でも面白いのでお勧めします!
親愛
2017年12月12日
内容が濃くとても重いですが、引き込まれます。一度読んで頭から離れず、続けて何度も読み返しました。作者さんもあとがきに書いておりましたが、同性同士(男同士)だからこそ表現できること、むしろそうでないと表現出来ない内容だなと思いました。所謂「恋愛」とはまた違う、愛の形というか。結構激しい描写があるので苦手な方もいるかと思いますが、一度読んでみてほしい作品です。
最高!!
2017年12月9日
今まで読んだblの中で一番好きな作品かも!ストーリーが一巻の最後から180度変わるところが好き。
評価が高いため
2017年11月27日
購入しました。買ってよかったと思えますが、やはりテーマが重いです。読むのにすごく時間がかかりました。
この作者の「ふしぎ遊戯」を読んだことがあったのですが、BLを描くイメージがないので、作者買いの人は注意した方がいいかもしれません。
重いけど...切なく哀しい美しさがある。
2017年8月12日
一巻無料でハマったので即、購入なんだけど、話が想像以上に重いのと、方向が違ってて、、、何だかとっても怖いのに続きを読まずにはいられなかった。永久保存版としたいけど、読み返すには時間が少し必要。でも、この作品に出会えて良かった。色々考えさせてもらえた作品だ。読むには少し覚悟が必要かも。
大正浪漫!
ネタバレ
2017年5月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ ジャンルとしてはBLに属するのでしょうが、サスペンス色も強く続きが気になって仕方のない作品です。そして切なすぎる結末…桜の花を見ると思い出します。
目を背けたくなるけど・・
2017年4月15日
内容がかなり重いのでじっくり感じたり考えたりしながら読みたい作品です。そのストーリーや世界観に引き込まれます。胸に痛いシーンが多くつらかったですが、主人公の真っ直ぐな気持ちに最後まで見届けたいという気持ちが大きくなりました。最後まで読んで本当によかったと思います。
綺麗な絵
2017年3月26日
ふしぎ遊戯いらいの渡瀬先生の作品に触れました。変わらずの美しい絵、ドキドキする展開でした。先が気になりどんどん読み進めてしまいました。
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最後に号泣
2017年3月23日
『ふしぎ遊戯』の作者さま、ということもあり、絵はいうことなし!最初は、のんびり読み進めていましたが、終盤、一気に読めました。
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すごい!超大作です!
2017年3月21日
女性マンガ分類ですがBL要素が入ってます。苦手な方もおられるでしょうが是非読んでみて欲しいなと思います。もう漫画なのに小説を読み終えたような満足感がありました。話も絵も丁寧の書かれててキャラ設定もしっかりだし。面白いだけでなく泣けます。うまくレビュー書けませんがこんないい話しは滅多に出会えないので感謝でいっぱい。おすすめします。
凄い
2017年3月13日
レビューを見ると皆さん賛否両論あるみたいですが、物語の壮大さと登場人物たちが抱えている辛い過去など、ヒューマンドラマを見ているような感覚で引き込まれ、ものすごく考えさせられる作品だと思いました。続きが気になってついつい購入してしまったのですが、買って損無しだと思います。
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世界観が素晴らしい
2017年3月12日
独特な世界観に引き込まれ、即購入してしまいました。しっかりと話が構成されているので話に深みがあってとても面白かったです。
久々にハマった!ぜひ読んでほしい
ネタバレ
2017年3月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ この読み終わったあとの気持ちを言葉で表すのが難しい!まさかの最後で加藤が……だからあんなに櫻弥に肩入れしてたんですね。最後に刺したのは櫻弥の所に連れてこうとしたのかなぁ。刺された後桜の下で生きる宣言してましたけど、もしかしてこのまま……って死亡フラグを思わせるようなラストですが読者に委ねる感じですかね?
出来ればまた2人には再開して幸せになって欲しい。
こんなに思い合える人と2度と会えないのだから……
すげぇ!泣いた!
ネタバレ
2017年3月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 蒼磨の「正嵩が男でも女でもどっちでも良い」という純粋な想い、これをBLで片付けてしまう人は失礼ながら理解出来てないとさえ思う。
悲しいまでに手に入れたい想いが強すぎて、それが返って正嵩を遠ざけてしまう。
苦悩し、最後には手放す。愛してるから。赦してもらえたから。
気がついたら何回も泣いてました。

何故、正嵩なのか?との問に蒼磨は「温かいコロッケをくれた。」とありました。ここが渡瀬さんすげぇなと思わせられた台詞。
「人形」を温かい血の通った人間であると正崇が思ってくれたから。

この作品てかなり渡瀬先生の評価を変えてくるデカイ作品だと思うな!さらに先生が好きになった!
ずっとついてきます!
渡瀬先生の本気✨
2017年3月6日
言葉では言い様の無いほどの完成度🎄作品に命をふきこむとはまさにこのこと‼ハッキリ言って、☆5じゃ足りない✨台詞や視線、指先の動きひとつまで丁寧に描かれていて、人物達の心情が痛いほど伝わってきた。物語に吸い込まれる♦アシさん達とのおふざけから、こんなにも壮大な愛溢れるストーリーを生み出せるなんて……実力のある作者さんは何を描かれてもこんなレベルまで仕上げてくるんですね✨冒頭&ラストの美しい構成、表情、台詞、仕草、場面の見せ方、、、どれをとっても逸品‼まるで匂いや体温まで伝わってきそう…そんな漫画を描ける作者さんなんて世に片手程もいないのでは?作中けっこうなBL描写があるけどそのシーンすらただのエロさを全面に出して気持ちよくなってるだけではないんですよねー…。そこがスゴイ。本当に凄すぎる、渡瀬先生👍このエロスはなに?妖艶で官能的で繊細🌸それぞれにただ、愛があるだけなのに。どこまでも拗れ、複雑に絡み合っては深くすれ違ってゆく💔…は〜〜、暫くこの世界観から抜け出せそうもない。この余韻の凄さときたら…もう!!素晴らしい作品を読ませてもらいました‼最後の1頁まで、余すところなく堪能させてもらい、この作品を世に出すこととなるアシスタントさんとの秘話に涙しました🌙どれ程の想いを込めたのか、と。入魂の傑作です🌸その後の2人や番外編が出るとか出ないとか…ぜひ作品にお目にかかれる日が来ると気長にお待ちしてます🙂
美しくも怖い
2017年3月6日
一言にBLというと違う気がします。中に書かれている世界は過酷で、皆病んでるんじゃないかと(´;ω;`)心にズシンとくる作品でした。
一気読み
2017年3月6日
重い内容だし…夜中に一気読みする作品ではないなと思ったのに、ストーリーに引き込まれ 一括購入してしました。渡瀬悠宇は大御所先生なので、以前の作品も存じてますが、この作品はまったく系統が別ものですね。ただのBLと思わず、先が気になる方は読み進めてみて下さい(^。^)買って損なしでした。
渡瀬悠宇先生 これからも真骨頂の新しい作品に期待してます
新しい扉が開いてる
2017年3月6日
BL要素にケ程の興味も無いんですが、気付いたら最後まで一気読みしてしまった・・!!
小学生の頃ドハマリしていた『ふしぎ遊戯』を始めとする渡瀬悠宇作品 。「生きることのヒリヒリする辛さ」と、「人と繋がることの尊さ」が表現されているところに魅力を感じていたけれど、本作ではその魅力が過去最大出力でほとばしっているのを感じました。
作品を通して漂う耽美的・退廃的ムード。そして痛々しい性暴力や凄惨な事件の描写。さらっとは到底読めない重苦しい展開の連続ながら、最後に主人公2人がたどり着く心情のこの上ない清らかさ・神々しさにハッとし、心を揺さぶられました。一般的なハッピーエンドではないけれど、2人は充分救われ、幸せを感じたんじゃないかなぁ。『命の肯定』、ただただそれを描き切った本作に、BLという枠は狭すぎます。新しいマンガのジャンルを見たような・・興奮!
一気に読んだ
2017年3月5日
BLだけどBLじゃない。
この感じは羅川先生のニューヨークニューヨーク以来です。
しかし一流の作家さんは何を描いても凄いなぁ…
読んでよかった
2017年3月5日
何度も読み返せる作品です。
世界観に一気に引き込まれました!!読んでよかったと思える作品です!!!
ヘビーな内容
2017年3月5日
絵が綺麗なのは流石ですが、お話もかなり作り込んでいて読み応えあります。確かにモヤモヤしたまま終わります。
絶句・・・
2015年10月13日
言葉がありません。他の人のような感想がうまく書けないのが唯々悔しい。読んだ後何とも表現のしようがない気持ちになりましたが、名作です。BLってくくりにするのがおしい。
読む人を選びます
2015年4月4日
渡瀬先生の大ファンなので全て購入しましたが、かなり読む人を選ぶ作品です。
人間の負の感情が所狭しとありますし、男性同士の性描写、無理矢理な場面もあります。
渡瀬先生の代表作「ふしぎ遊戯シリーズ」しか知らないならこの作品は重すぎるかもしれません。
詳しいレビューは他の方が分かりやすく書いていますので省きますが、読まれる方は覚悟してください。
矛盾していますが、私としては全巻読んでほしいです。
ラストも賛否両論だと思います。
考えさせられるblでした。
2014年1月19日
渡瀬先生の漫画は全部読みました。どれも人間の弱さとかを入れて読み手に何かを考えさせるものでしたが今回のコレはモロにそうです。愛が恐ろしいものに変化したり、弱さを隠そうとして誰かを傷つけたりと全体的に暗く、救いがないような部分も人によってはあると思います。ですが話としてはとても良い物に仕上がっています。完璧なるハッピーエンドを求める方にはお勧めできませんが、少しくらい重く暗いものでも良い、という方にはお勧めです。
さまざまな愛の形
2013年7月31日
凄く壮絶な話でした。
どんでん返しが何回もあって、テンポもよくて一気に読めました。
とても切なくて胸が締め付けられるストーリーです。

ラストはもっと幸せにしてあげてほしかった……

たくさんの人のさまざまな愛の形が混ざりあって、うまく絡み合えなかった。そんな印象です。
ふたりの愛情がすれ違うさまが切なかったけど、
愛に対して真摯に向き合える作品でした。
BLではなくて…
2013年7月25日
これは読んで損はないです❗

人を愛するということはとても苦しくて、醜くて、美しいことなのだと…😢

相手が欲しくて欲しくて仕方なくて、無理やり近づけば傷つけて…、自分も苦しみそしてまた繰り返す…。
愛しすぎて自分も相手も壊してしまいそうなほどの強い思い🌀

田神、蒼磨さま、櫻子に元書生の主治医。みんなそれぞれ一途な愛なのに、愛し方がわからずもがき苦しんでいて、読んでいて辛かったです。
それと同時に、漫画にこんなに心を震わせられるなんて、まるで映画を観た後のような読後感😢

最後の一夜、田神が蒼磨様に夢を語って蒼磨様も愛しそうに見つめていて…、本当にステキで胸にグッと来ました。

人生っていろんなことにもがき苦しんで、悩み憎み、赦して…、そうしてみんな大人になってくのね~❤ そんなことを教えて頂いた作品です😃
BL…
2013年2月12日
と、思って読んではいけません(笑)

ふしぎ遊戯のイメージが強いので、こういった物も描くのかと驚きです。
読み終わった後に色々な感情が湧いて出て何だかパニックになりました。
言葉で説明は難しいです。
なのでご購入ください(笑)
こころに残る
2012年11月1日
読み終わった後の余韻が凄いです。まるで自分もこの時代にタイムスリップしたように世界に引き込まれてしまいました。ただ切ないだけではないこんなにも悲しい道を歩んできてもこの2人の未来は明るいのではないかと思わせてくれるラストだったと思います。
入魂の芸術
2012年10月24日
もしも
私が作家や漫画家を
目指していたとしたら

この作品に出逢った事で
諦めたに違いありません。

……凄いです。

皆様のレビューも
とても参考になりました
m(_ _)m


讃辞に
漱石、太宰、横溝、
長野まゆみ氏の
御名前が挙がっていますが

江戸川乱歩を
お忘れでは?😃

↑少年探偵団の
明るい乱歩ではなく

陰獣、屋根裏、パノラマや

そして孤島の鬼の。


第二次世界大戦以前、
華族の豪奢なお屋敷

蔵、秘密、アルビノ、櫻。

日本人の昏い湿った感性に
訴えかけて来る舞台で

陰惨な事件が続いて行き、

そして
魂を振り絞るような
壮絶な恋。


表現の技術に心底
感嘆しました。

無駄なコマなど
ただの一つもありません。

読了後、また読み直すと
こんな所から既に伏線が!
と驚く事ばかりです。

人物の顔が
非常にシンプルな
装飾の少ない線で描かれ

なのに
躊躇い、憂い、傷心、愛…
ここまで感情を表すとは…
底知れない画力です。


極端に擬音を排除した
情交のシーンは
余りに淫靡で

エロティシズムって
こういう事を言うんだ!と
教えてくれました。

また全編に渡って
場面転換が非常に巧みで
稀代のストーリーテラーの
凝った映画のようで。

重い余韻を残す形で
終焉を迎える物語には

魂を抜かれました。


先に挙がった作家諸先生が
お好きな方、

あなたに読まれるのを
この作品が待っています。

BLサスペンス
2012年9月22日
サスペンスでした。読み終わるまで『不思議遊戯』を書いた作者だと気付きませんでした。結構おどろおどろしいので読むのに力が要りました。でも良い作品だと思います。エンディングはグッドなのかバッドなのか意見が別れそうですが、退廃した世界観とは合っています。間違ってもラストの話を先に読まないように(笑)時代考証は甘いですが、あぁ、この作者さんは良い物書きだな~、と思えた作品でした。
素晴らしいの一言
2012年9月15日
大正の時代を感じるのは、言い回しのおかげでしょうか。渡瀬ワールドに引き込まれます。
切ない美しいお話。
救いがないと言う人もいるかもしれませんが、主人公が未来を語るシーンが前向きで、読後感も良いです。とてもオススメ
魑魅魍魎も真っ青
2012年4月7日
…げに恐ろしきは人間なり。まともな人は出てこないし、ここまで「負」を描かなければ、「純愛」は表現できなかったのでしょうか。レビューを読むと、みなさんが気持ちを整理してしまう(感心しました✨)ほど強烈で影響のある物語なんだなと、思いました。櫻子の市松人形みたいな髪型はとても綺麗だった。田神の、将来教師になると誓った眼だけは澱みがなく、唯一、救われたシーンでした。
意外❤
2012年4月6日
渡瀬先生の作品は明るくて奇想天外なファンタジーしか読んだ事がなかったのでびっくりでした。

大正時代を舞台に、文学的表現を駆使した、重厚で妖艶な香り漂う官能的で悲劇的な世界観に酔いしれました。

BL系は正直苦手な私ですが、ハマりました。

孤独で破滅的な美しい青年が、無垢で真っ直ぐな瞳をした主人公に惹かれていく様子が、もどかしくて不器用で切なくなりました。
文学としても名著
2012年4月2日
ストーリーやキャラについては多くのレビュアー氏が的確に書いていらっしゃるので、敢えて省きます。

時代を大正に設定し、“最後まで一文字も誤まらず”にこの時代の文体を貫いています。これが本作品から気を逸らせる要因になり得る可能性を、登場人物達のすっきりとした言動によって排除することに、成功しています。

この文体だけでも渡瀬氏の本気が伝わり、素晴らしい作品と感じました。

百人一首を活かして情の深さを想像させ、行間を読む事も仄めかしています。よってBL愛好者だけでなく、耽美系や文語調に趣を感じるタイプの読者をも獲得できるでしょう。

更に、ファンタジー物で成功を納めた渡瀬氏が画風も工夫し、万人受けとは言い難い、人の業や情・貪欲な欲望を抉り出し、重々しいプロレタリアート文学の様に描写した意外性にも、目を向けたい所です。

部分的に漱石的な要素や太宰的要素が見受けられますが、あまりに重々しいと描く渡瀬氏も読者も苦しくなるのでは?と思います。

読書離れが話題になる昨今において、読書初心者には推薦しかねます。読む事への抵抗が小さくなり、感情移入できるようになったら一読の価値がある作品でしょう。個人的に、思春期後半には手に取って欲しいと思います。
意外な結末
2012年1月21日
皆さんのレビューを見て、そして渡瀬作品ということで購入しました。購入して良かったです。
あるシーンが何度か出てくるので、苦手な方がいるかもしれませんが、ストーリーは良かったと思います。
ネタバレになりますが、ラストでは離れた2人ですが、私的には刺されたのは意外でした。
久々に夢中になった作品でした。
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悲しい
2011年12月9日
初めはとりあえず1、2話ほど読んでみようかと思ってDLしましたが、たった1話読んだだけであまりにも続きが気になり、結局全話購入して一気に読破してしまいました。

とにかく重くて深くて悲しい話です。
まさか渡瀬先生がこういう漫画を描かれるとは…、って感じ。
子供の頃はコメディータッチの漫画しか読んだことがなかったので衝撃を受けました。
この作品には笑いは一切ありません。

最後まで悲しいままでした。
最初からあんな内容だったから最後くらい、と思いましたが残念ながら…。

皆可哀想で読んでる内に涙が流れました


お勧めです。
つらい…だけど。
2011年12月7日
絵はホントにきれいです。こんな表情で見つめられたらどんなに幸せだろうって思ってしまうくらいに😶
それだけに 主人公たちの感情がダイレクトに伝わってきて
正直、途中あまりのむごさ、つらさに読むことから逃げ出したくなって
続きが読めなくなりました😢
迷って迷って 結局続きをすべて読みました。
読んでよかったです。
誰かとこんなにも深く向き合うことが たとえそれがとてもつらいことだとしても 私の人生に訪れるならば 逃げずに向き合いたいと思わせてくれた作品でした。
おすすめです。
悲しい物語です。
2011年12月2日
正直言って私には余り好みの絵ではなく、5話だけ買って終わりにするつもりでした。

けれど、深い――とにかく深いのです。

話が、どこにでもあるBL漫画ではなくて、時代背景や人間のサガや色々な事を丁寧に幾重にも織り込んだまるで高級な帯のような作品です。

主人公の真っ直ぐで純粋過ぎる心は関わる人間を皆、根元から揺さぶり引きずり出して行く。

しかし、一度では理解出来ず、何度も何度も読み返してやっと理解出来る。そんな深い作品です。

そして、この物語は誰一人ハッピーエンドにならない。最後の最後まで、こんな終わり方するんだ――。

そう思う作品です。

読む程に引き込まれる作品です。

まずは、10話だけでも買ってみて下さい。

続きがきっと読みたくなるはずです。
驚きました…!
2011年11月20日
私、渡瀬先生の作品は『不思議遊戯』『思春期未満~』や『アリス~』、あとは短編集をいくつか読んだ事がありますが…。
基本的にギャグ満載のちょいエロ有りの、冒険ファンタジー作家、というイメージがありました。
その雰囲気は一切なく、古風で驚きました。何て深い話…。五話50ポイントのイベントでパック買いしてみましたが、すぐに引き込まれました。
言葉の使い方、セリフの言い回しが作家の『長野まゆみ』さんの作品を彷彿とさせます。(悪い意味ではなく、時代背景に映えてお洒落です)
ラストは…未来を感じさせてくれる終わり方だったんじゃないでしょうか。私は決して嫌いではないです。
完璧!
2011年6月9日
読後、見事なまでに描ききった!と思えた作品でした
大正時代、蔵、ミステリー、桜…つかみとしては、すでに目新しいものはなかったので、最初は「渡瀬先生がなんだか今までと違うものを描かれてる」程度の興味でした。でもよんでみて、この作品にであえて本当によかったと思いました!このてのモチーフを扱った作品では間違いなく一番じゃないかと。
とにかく絵が美しく、そして、まさたか君かわいすぎ!!笑顔にきゅん😍としました(笑)
一話づつ購入していたのですが、色々な伏線がきになって、最初からパック買いすればよかった!と後悔しました。
BLですが、とにかく絵が計算されていて、みせかたが上手いです。意味があるため、慣れていないかたも作品としてうけ入れやすいかと💦
昔の家督や制度、先天的な障害など、簡単な時代背景がわかると、よりリアルなまんがとして入り込めます。
絵、構成と言葉の巧みさにただもう圧巻です。
このまんが、凄いですよ!余談ですが、まさたかの日記なるものを、先生ご自身がサイトにてのせてます。別次元のお話ですが、とても癒されますので、ハマッた方はぜひご覧ください。
櫻の下には死体がある
2011年6月4日
美しい櫻の下には死体があると言われるけれど、美しさ、妖しさのバランスがとても上手く極上の映画を観終わった後のような余韻を引き摺っています。時代背景も善い。幸せな結末かは読んだ人次第だと思います。自分はもう少し優しい結末が欲しかったかな。ただこの終わりかたは日本人独特の美意識の成せる技だとも思います。読んで良かった!
なんて不器用な愛😢
2011年4月8日
人はなんて不器用なんだろう。なんて孤独なんだろう。何故こんなに愛されたいのだろう。美しい絵と桜のはかなさが、いっそう切なくて悲しい。
読みごたえ充分。時代背景含めて登場人物のそれぞれの孤独感が涙をそそります。


破壊と構築
2011年4月4日
実はこの作品とは紙媒体が、初めての出逢いでした。渡瀬さんは元々好きな漫画家さんで、表紙も、小説を思わせる豪華な装丁に惹かれ、読み始めましたが…


単なるBL、大正耽美と侮るなかれ、見事に打ちのめされました。


上巻の中盤までは、割りとサックリ読めますが、終盤~下巻中盤まで、とにかくグロい、何が?


絵的なものよりも、人間の醜さ…と言いきってしまうには余りに惨い


人間の感情が、至るところに引きずり出されて、くまなく描かれている様がですね。


話としては、大正の世界恐慌直後の日本


一高(今で言う、東大の前身)を目指し上京した少年・田上が、書生として居候することになった斎木家の嫡子・蒼磨と交流を持つうちに
彼に憧れを抱くようになるが、憧れの蒼磨は実は…


という、ありふれた内容と言えば、ありふれた内容ですが、所々にどんでん返しがあるから油断出来ません。


ラストについては、ハッピーエンドと見れるか、見れないかは、物語に読者がどう関わったかによって分かれるとは思いますが


私は、美しい終り方だったと思います。


蒼磨にとって、本当に田上…正祟は汚したくない聖域だったんじゃないかなぁと


恋愛という見方も出来れば、お互いがお互い血を流し、傷付き、痛みの中で、


正祟が蒼磨を


蒼磨が正祟を


お互いがお互いを産み直して、新しい『生命』、『明日』を与えたんだと、個人的には思います。

とにかく、これは見ない事には始まりませんので、是非ともお手に取ってください。


ただし、ちょっと(かなり)読者の根気を試される作品ですから、心に余裕がある時が良いと思います。


いい作品なんですけどね(*^_^*)


とっても深いお話
2011年3月26日

渡瀬先生の作品は

ふしぎ遊戯
妖しのセレス
思春期未満お断り

など見て来ましたが
この作品は新境地ですね

BLとも言い難い…

奥が深くて悲しくて
人間の汚い欲望や憎しみ、妬み
負の感情を余す事なく
映し出されています

傷付き傷付けられ
主人公達が出した答えに
涙が出ました

こういう想いも
あるんだな、と

読めば読む程
考えさせられます

生きる事の尊さ
愛する事の喜び
人間の無力さ

描写が激しい場面もあるので
心臓の弱い方には
オススメしません

でも沢山の方に読んで
欲しい作品だと思います

絵も綺麗です

もっと評価付けたいくらい


なんとも言えない後味
2011年2月26日
レビュー高かったのと、綺麗な画だったので全パック購入しました。
結果は当たり!よかったです。
読み終わった後の、なんとも言えないこの後味。あまりにもせつなすぎる。
小説の横溝作品を好む方は気に入ってもらえるのでは。
好かれる心地よさ
2011年2月25日
ここまで純粋に『好き🖤』を伝えられるって、色んな感情が混じって 上手く言葉が見つかりませんが、正直 羨ましいと思いました😔 どの登場人物にも 感情移入してしまい 最後ゎ 思わず 『ホロリ😢』です。
やられます
2011年2月23日
ストーリー性については他の作品をみても解るように抜群なんで安心してパック買い

嫌がるのを無理矢理HシチュエーションがほとんどでしたがHを見せる感じではなく話にグイッと引き込まれます

ぁ、絵も描写も何故ってくらい綺麗です
最後で涙した人も多いのでは

読み込み系にはBLであろうと無かろうといんじゃないですか

やられます
耽美・純愛・エロティック
2010年12月25日
渡瀬先生の新境地、といった所でしょうか。

この方といえばファンタジーやドタバタ色が強いイメージだったのでこの系統はお手並み拝見とばかりに購入しましたが、正直意外なほど面白かったです❗
この作者さん本当はこういうのが書きたかったのでは?と思ってしまうくらい、丁寧に耽美な世界観を描き切れていたと思います。



受験のため上京した田神正崇はひょんな事から侯爵家の令息・斉木蒼磨の家に書生として住み込み始めます。

謎めいた麗人・蒼磨を慕い彼にただ真っ直ぐ忠義を尽くす田神に、凍てついた心を持つ蒼磨も次第に惹かれてゆき2人の距離は縮まるかのように思われましたが・・・
蒼磨の周りでは不可解な事故や死が相次いで起こります。


自害した蒼磨の母、
蒼磨に亡き妾の面影を追い続ける父、
開かずの蔵に幽閉されている美少女・櫻子、
異常なまでに執着する書生・寺島、部下・吉野
蒼磨を“診察”に訪れる医者・葛城・・・・


蒼磨を取り囲む登場人物たちは彼を筆頭にみな暗く歪んでいて、

田神の登場により少しずつ世界の均衡が崩れはじめ
平穏だった田神少年の日常は次第に激しく狂ってゆきます。




耽美、同性愛、近親相姦、暴力、エロ、サディズム、サスペンス、そして悲しいまでの“純愛”。
あらゆる狂気が凝縮された、く残酷で甘美な物語です。




戦前独特の世界観と言葉遣いをベースにしており、また暴力、性描写もかなりあるので好みは大きく分かれますが
日本古来の暗くてエロティックな作風が好きな人は本当にハマると思います。


ただエロや暴力的なだけではなく、彼らがそうなるに至った背景や心情も細かく描かれており
ラブストーリーとしても完成度が高く、サスペンスとしても引き付ける展開で読み応えがありました。
ラブシーンの描写に至ってはとても官能的で、お見事でした❗



作中の蒼磨の田神への報われない愛の示し方がとても悲しくせつなくて、読んでいて思わず胸が詰まりました😢
ラストも悲しいですが私はありだと思います。



万人にお薦め❗という種類の作品ではありませんが、
私はこの作品、凄く好きです。
気になった方はまず一話購入を😃
好意を持たれる幸福✨
2010年12月25日
「『好き』という言葉は、こんなに優しく胸にしみ入る―」
本当に正崇の言う通りだと思います。
人から好意を持ってもらうことや大切に扱われること。 

あたりまえのことのように思えて実は難しい、誰からもそう簡単に得られるものではないと思います。
この作品にはそんな感情を渇望し、必死で得ようとする人達の姿があります✨

人からの好意が、どれほど得難く、どれほど人を幸福にするものであるか、彼らの姿から深く考えさせられます。

家族や友人、恋人などから受けるすべての好意や愛情は決して当然ではなく、有難いものだと思えました。
壮大すぎる
2024年11月6日
時代的にも重いのですが内容も重い!字も多いし読みにくい…のだけど読みごたえが凄かった。
どちらにも寄り添いたくなるないようでした。じっくり読みたい人におすすめです。
いいね
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上巻まで
2024年6月2日
上巻無料で読みました。「ふしぎ遊戯」の作家さんですね。昼ドラを観ているような感じでストーリーに引き込まれました。最後はどうなるか気になる。
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作家名: 渡瀬悠宇
ジャンル: BLマンガ
出版社: 小学館