ネタバレ・感想ありビター×スイートのレビュー

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純文BL
2024年7月7日
分類するなら本作は純文学だと思う。形式を飛び越え唐突に感じる流れの中よく分からない何かを訴える。その分からない何かが魅力で詩的で哲学的で「恋とは?」と問う。受け攻めついでに客の一人語りが黒電話が月が雨がなんかもう、全てが萌え!!凄い好き!!他三編も良かった!
ARUKU先生の処女作
2024年6月24日
長く活躍されている作家さんの処女作って、その作家さんの原点が垣間見えて本当に面白い。
遥々アルク先生…ARUKU先生の、過去の別名義作品。
この作品、予想以上に滅茶苦茶よかった。

全体的に明るいテイスト。
表題作の中編の他、短編が三篇入ってます。
この短編がものすごくよかった。短い話の中に、濃い内容の物語がぎゅっと凝縮されている。話の切り方も見事で、短編のお手本を見ているような気がしました。
切なかったり可愛かったり、読んでいて感情が忙しい。
傲慢エリート会社員と塩対応の派遣社員の物語、最高でした。
クリーニング店主の話もすっっっごく好き。ARUKU先生の感性が炸裂しています。

エチはほぼなし。ストーリーが本当に見事。
17年前の作品だけど、全く古さを感じさせない面白さ。 先生のファンだったら是非読んでみてほしいな…オススメです
引き込まれる
2023年5月1日
不思議な感じのストーリーばかりですが、引き込まれるんです。
思いが通じたと思ったら突き放す。
突き放したと思ったらまた近づいてくる。
その繰り返しなんだけど面白い。
独特の面白さ…クセになります(*´艸`*)
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こころの奥底に響く愛おしい作品
2022年12月8日
ARUKU先生の初期の別名義の作品です。表題作とクリーニング店主のお話しが特に好きです。クリーニング店主のお話しはARUKU先生にしか描けないお話しだと思います。短いお話しから受ける余韻と涙…。折りに触れ読み返したくなるこころの奥底に響く愛おしい作品です。
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クリーニング屋さんのお話に心打たれる。
2022年8月29日
途中の短編のクリーニング屋さんのお話で心打たれて、ページを先に進めることができませんでした。
ARUKU先生のお話はいつもどこかで深く心打たれます。
そして自分の生き方はどうかな…と考えてしまいます。
本当に、たくさんの人たちに読んでほしいと思います。
味わい深い映画のよう
ネタバレ
2022年8月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 極端に人嫌いだけどコーヒー好きな青年三日月とイケメンカメラマン村山が出会って恋に落ちる表題作&関連作品に、同時収録の短編3編も入って211ページ。どれも味わい深い映画を見ているようでとても良かった。表題作は長い時が移ろい、それぞれの居場所が変わっていく中で2人の関係が育まれていきますが、つっきーは村山と出会ってから、ぎこちなく同僚に話しかけ、コーヒー修行を始め、自分の店を持ち…という風に徐々に成長していくところが、恋の力ってすごいなぁと。同時収録の「cleaning」は心がキュッとなるような悲しい恋の話。
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すごく好き
ネタバレ
2022年1月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 低い評価があることにビックリなくらい自分には刺さりました。軽く衝撃的なくらい好きですね。人を好きになったら変わることもあると思うし、長い年月をかけて愛してくれる攻めの事を考えたら、ネガティブだった受けが積極的になっていくのも自然と思えます。甘いだけじゃなくてうっすら切ない感がずっとあって、細やかな部分に気づけたら、すごく繊細なお話だと思いました。なので書き下ろしENDでやっとホッとできました。
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珠玉の作品
2021年11月1日
この作者様はハマる方とそうでない方に分かれそうですが、私は新作がでたら即買いなほどのファンです。
文学的なセリフ、独特な間と展開、作画もコレじゃないと落ち着かない中毒性のある不思議な魅力があります。

零話の村山のセリフがとても印象的で私は静かなる恐怖を感じたのですが、コロナが世間を騒がせる昨今、時々思いだします。

「この世界の苦さも甘さもわからない。生きるためだけに物を食い続けるのだ。それは緩慢な地獄かもしれない…」

ARUKUワールド浸っていただきたいです。
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06-07年の雑誌連載同人誌初出の初期作品集
2021年8月19日
PC表示ではこちらがたぶん1500レビュー目。(スマホでしか見られない作品があるのでレビュー数が違ってくると教えてもらいました) ARUKU先生の昔名義の初商業単行本で、表題作+同人誌初出の短編3本+表題作番外編描き下ろし2本+表題作4コマ。06〜07年初出の商業雑誌連載、同人誌なので、かなり初期作品です。「猿喰山疑獄事件」に出てくる検事の弟が表題作のメインだと猿喰山〜のレビューにあったので続けて読んでみました。表題作はかなり明るめ、軽め、甘め。商業雑誌連載だったので、たぶん編集からビターにしすぎないようにとのオトナの理由があったのではないかと。。。だからか、描き下ろし第零話がさすがのARUKU節でビターな濃厚味。同人誌初出の短編は、「cleaning」の余韻が素晴らしい。あの一作でARUKU先生の才能を感じさせますね。まだARUKU先生の作品読んだことない方は初期作品なら「猿喰山疑獄事件」を薦めます。この単行本は先生の辿ってきた軌跡を知りたいファン向けですね。
予測ができない
2021年5月7日
この手のお話だと、ある程度展開が読めると思ってましたが、めちゃくちゃ裏切られました。評判通りのすごい作家さんですね。
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好き!
2021年4月19日
作者さん買いです!とにかくこれでもかってくらい文字数多いし、変わったセリフも多いのですが、この独特の世界観がクセになってしまいました。せつない物語が多いですが、読後ジーンときます。
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苦くて甘くて
ネタバレ
2020年12月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 極力他人と会話したくないコミュ障のツッキーが、行きつけのコーヒー屋で出会ったイケメン村山くんに一目惚れされるところから始まるお話がメインの短編集です。コーヒー屋の甘くて苦いメニューそれぞれが各章のタイトルになっています。村山くんからの甘い甘い愛を得て、強い人になろうと自らの人生を切り開いてゆくツッキーが可愛くて一生懸命で惚れ惚れします。第一話〜第十二話の後の第零話が衝撃です。ビターもスイートも感知できない村山くんの味覚障害の原因が明かされ、この作品のより深いテーマを暗示します。巻末の特別編も良きでした。
立場の違いすぎる憧れの王子様に精一杯の虚勢を張る受けが可愛い過ぎる『雑巾姫』、本来絶対に関わらないはずだった超エリート社員と派遣社員との関わりを描いた『君は間違っている』、『cleaning〜世界で一番小さいクリーニング屋の話』については、読後感が自分史上最高に切ない作品でした。
大好き過ぎる!
2015年5月25日
表題作の仕事がうまくいってるいってないとか、会えない年月とか関係なく好きな人に出会えるって誰もが羨む事。でも1番好きなのはクリーニング屋さんの話。繰り返し読んで味わって泣いてます!バッドエンドだとは思うけど、もしかしたらの想像をして、また読む。の病気を発症中w
大好き🖤🖤🖤
2011年11月24日
このお話大好きです!!

独特のクセがある作家さんなで好き嫌いは別れそうですが、そこがツボにはまる人には堪らないです。素敵なセリフにヤられてしまいます…。

是非独特の世界観にハマッてみて下さい!!
これは良作です
2011年9月17日
カスレビでだいぶ叩かれていますが、これは間違いなく良作です!
ただ、読む人を選びます。
話が急展開に感じたり、人物の変化についていけないと感じるのは、作者の意図を読み取れてないからです。

物語すべてを作者自身で事細かに語ることをせず、あえて読者に汲み取らせているのだと思います。

試し読みで主人公の行動に違和感を持たなければ、すんなりこの作品に馴染めるはずです。

ぜひ、一度試し読みを読むことをおすすめします。
表題作+短編3話
2020年12月1日
表題作のビター×スイートがとても良かったです。
キザで受けを溺愛するイケメン×引っ込み思案の可愛こちゃん。
オシャレなカフェで始まる恋。登場人物が愛しい相手への愛を語るシーンが美しくて涙が出ました。
短編はちょっと暗めの話がありますが、どれも読後感は良かったです。
ラブコメで油断してると…
2019年8月26日
半分程表題作であとは短編です。
表題作はARUKU風ラブコメかな?感情が揺さぶられる事なく読めます。色々な小ネタが楽しい^ ^

今作で心を揺さぶられたのは短編の「cleaning」。
絵本の様に進行していくのですが、これが一語一語刺さる…。自分の偽善者ぶりを見透かされてるような…可哀相な話を読んで可哀相と泣いてる自分って傲慢なんだろうか?とか考えてしまった。でも最後はやはり泣かずにはいられませんでした。
興味深く
2018年10月31日
作者さんの商業デビュー作。すでにこれ以降の作者さんの作品も読んでいるわけですが、この方の次の作品、その先の作品も読んでみたいな、と思えるものでした。主人公のモノローグやセリフの長さ。漫画でありながらも読ませてくれることもおもしろくそして作者さんの内側に興味を持ちたくなるきっかけになりそうな感じ。一話一話が8頁くらいと短めで 何度も一呼吸つきながら進んでいく感じも新鮮。主人公村山のお兄さんが、「猿喰山疑獄事件」にも少しでてきます。短編も良かったです。
2007年11月(2011年12月1日電子第1版発行)/全211頁(1~12話と描き下ろし15頁特別篇+サイドメニュ4コマ計8つ+短編3作品「雑巾姫」「君は間違っている」「Cleaning」)
気付けば遠くに…
2011年10月2日
表題作(多分)の1~11話までを読みました。

私が投稿する時点でレビューは3.5。それをもうちょい↑↑したくて4に。

途中、それなりに開く時間経過(と主人公の心情の成長)が話またぎでスパッと切られるのが、ぶつ切り感と感じられ惜しい😌です。幾度かあるので…。


でも描きたいことは明確な作者さんみたいですね😃

確かに主人公三日月のキャラが若干、え、ちょっと早急に変化しすぎ?と感じるあたりもありましたが、この話数だと仕方ないかも知れません💦


ポイントに余裕があって、H必須ではなくて😉あたたかな甘さとちょっぴりのほろ苦さのコーヒーが飲みたいと思ったなら、読んでみてください♪
アルク先生作品の中でもかなり古い時代
2022年8月31日
全体的に透明感のあるロマンチックで叙情的な仕上がりです。受けと攻めの経済格差を謳っているところからプロレタリアート的な労働挽歌のような空気も漂わせつつ、重くなりすぎない軽妙さがアルク先生らしい。見た目ではなく、受けくんのメンタルが非常に乙女仕様で、西野カナさんの『トリセツ』を彷彿とさせます。そうしたところも透明感に一役買っている……かもしれない。受けくんの心のポエムが始まる度に当時の二次創作流行を思い出し、みんなポエム書いてたなあ、と個人的にも大変感慨深いです。アルク先生らしさもあるし面白かったけど、私個人の嗜好に照らし合わせると地雷もないが性癖にも刺さらず、普通の評価です。
初単行本?
2017年7月9日
アルクさんの作品を読むのは5作目。
いつもその素晴らしいストーリーと構成力に感嘆しているのですが、今回はちょっと違ったかも…。
実はサンプル段階で主人公のネガティブでウジウジ女みたいな思考が苦手だと思ったのですが、ストーリーがよければと期待して購入。
でも、読み進んでも展開に驚いたり関心することもなく、読み終わってしまいました…。残念。
とはいえ、アルク節の片鱗は随所に感じさせる作品でした。
長編短編ありますが、全部で4つのお話が入っています。

余談ですが、表題作の村山の兄が「猿喰山疑獄事件」に脇役でちょっと出てきます。
「猿喰山…」はストーリーがすごいです。おすすめ。覚悟して読んで欲しいです。

総211ページ。
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ちょいレビでは…
2011年7月31日
理解に苦しむ作品です。

結局くっつくんだけど、それまでがイラッとくるし、物語の流れも普通じゃないので、頭に???が浮かぶ作品でした。
何度も読み返すと理解出来るんかな?

この方の作品は意地っ張りメインですね。

私は健気に思えませんでした😑
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作家名: 遙々アルク
出版社: リブレ
雑誌: ビーボーイ