BLの金字塔、同級生の作者様買いです。
同じ名前を持つ二人のいびつな絆、関係性についての物語です。一コマ一コマがキレイで構図も美しい。世界観があり引き込まれます。言葉が等身大なのがまたいい。
後半、プラトンの『饗宴』における人間の三つの種族について触れています。
完全体としての人間は、男と女の組み合せと、男と男、女と女の全部で三種。
人は自分の片割れを求め続け、かつて男と男の半身の男たちは男を求めることから、同性愛は、本来の姿に戻らんとする人間的な愛のあり方。
恋する気持ちを描かれていないのに、流れるような展開に美しさとエロスを感じます。
何度も読み返して、浸りたくなる名作です。
ストーリー◎ハイレベル。
画力◎好みです。
キャラ◎
エロ○白抜きどころか描かれてません。