とにかく絵が惹き込まれる。描写が凄い。BLにすることで犯人の執拗さや異常さ、深層心理の闇と悲しさの深みが見えます。これ、性描写ありのBLだからこその描写だと思えます。ただし、殺人ありのサスペンスや流血ありのハードなものが苦手な人は無理ですね。表紙からして醸し出してるからラブいBL好みの人は手を出さないでしょうが。ストーリーから絵、時間軸の遡りでの読ませ方等、本当に素晴らしいのですが、4巻まで出るまでのこの遅筆さ…。レビュー読んでもこれでかなり評価落としてますね。私は最近1巻から読んだので続巻を次々と読めましたが、ずっと待たされた人には意味が分からないままとなっていたでしょう。続けて読んでその巧妙さに息を飲む漫画です。ですので今が読み頃?とはいえ、5巻は2、3年後ぐらいなのかなー。そう見ると、1巻と最新巻のボカシ描写の違いに規制の流れを感じます(笑)