高校生将棋棋士と縁があった川本家のみんなと日常が軸になっています。一見ほのぼの系かと思いきや…全然良いことばかりじゃない、苦しいこと、悔しいこと、悲しいこと、たくさん経験したのに、まだ追い討ちをかける出来事も起きる。それでも、美味しいものを食べて笑って、些細なことを楽しんで笑って、泣いても笑って過ごす心の中がすごく強い人たちで、胸の中がじんじんします。
この作者のお話には、変人やひどいことする人たちも居ますが、根は悪くないというか、悪者でも悪者の事情があるというか、憎みきれないんです。
最初の方は、桐山くんの過去や将棋人生に重きを置いてる感じですが、段々と川本家の事情に踏み込んでいきます。
最新巻はなんだか恋愛事情が強くでてきますね。終わりに向かっているのでしょうか?恋愛の先の家族愛も含めて、仲の良い大家族になって終わって欲しいですね。