友情、恋愛感情、家族愛、仲間意識の強さ、優しさ、人間の劣等感、弱さ、などすべてが組み込まれています。
生徒たちが表情豊かに表現され、すべてが自然に流れ、自然にいい方に向かっていて、とてもすばらしい構成です。
セリフも、どれも、名言クラスのものばかりで、表情と合わさって、とても印象的で且つ引き込まれます。
部活のお話をこれほど壮大に、熱く、そしてほのかな恋愛を組み込んで書けるのはすばらしいです。一気に全巻買いしました。
個人的には、哲生くんがすばらしく世話焼きなイケメンでこのお話の基盤を支えていると思います。
しかし、チカのしぐさなどは、どの恋愛少女漫画よりかっこいいところがあるのですが、これがジャンプ連載というところも衝撃でした。こんな恋愛を読んだ後に、うすっぺらい少女漫画や女性漫画を読むことはできないです。他の漫画すべてがかすみ、作りもののお話としか思えないくらい、この音とまれはすばらしい感動、高揚感を与えてくれます。
ただ、個人的には、この作者様が乙女ゲームのキャラをデザインしてくれたら、その乙女ゲーム、ものすごく売れるだろうなーとも思ってしまいました。