スピン元が重めの話だったので警戒しましたがレビュー参考に買いました。こっちのほうが好きでした。BL読むことがストレス解消の私にも大丈夫な、事件もトラウマもない平和なお話でした。ノンケとゲイそれぞれの恋する葛藤はありました。心理描写が細やかなので読み込んでしまいますが、読みながら、これはノンケとかゲイとかレズとかそんなん関係ない気持ちだよな〜って思いました。異性愛者だって、異性なら誰でもいいわけでもないしね。全然タイプじゃない人に告白されたら引く人もいるし。最近性別は遺伝子的にも性自認的にもハッキリ区切れずグラデーションなんて言われてますが、性的志向だってそうなんじゃないかなと思いました。もちろんはっきりと言いきれる人もいるけど、そうでない人もいますよね。そういうことを考えさせられる素敵な漫画でした。最後の方にスピン元のカップルとのダブルデートあって嬉しかった。話の中では結構キーパーソンだった嶋の存在感なさすぎて笑えました。