老舗小料理屋の若き店主に懐くガテン系ワンコ男士の恋と美味しいご飯のお話。
全体的には面白いのですが、ストーリーも展開も少々ありふれたお話です。何よりも、モノローグやセリフなど、あと一言、大事な部分をあえて言わない手法が気になって仕方ありませんでした。想像するのも楽しいし、汲み取って欲しいところなのかもしれませんが、全てがその手法だとちょっと分かりにくい部分もあって、モヤモヤした気分になってしまったのが残念です。真人の気持ちももう少し出てくると嬉しいです。
また、有匡さんと先代の関係ですが、有匡さんは先代に惚れていたのかと思ったのですが、どうなんでしょうか。お仕事への恩返しなのか、特別な想いなのか、その辺りももう少し明確に表現してほしかったなぁと思います。