7巻まで読みました。初作家さんだし10年前の作品ということで、「キラキラアイドルと一般人フツメンとのドタバタラブコメ…」的なのを予想していました。確かに1巻くらいまではそんな感じではありましたけど、セリフからノリ・展開に至るまで、何もかもがとにかく読めないので楽しかったです。そして、さすが10年クラスの長寿作品ということで、先へ先へと読みたくなりますし、どんどん面白くなっていくのでぶっ続けで読み続けてしまいました。
私には紗良にまとわりつくジュリアが、アフガンハウンドかボルゾイにしか見えなくて…つまり犬っぽくて笑えました。あんなバカ高い顔面偏差値でキラキラオーラを放ちまくっているのに、中身は飼い主(紗良)大好き従順キャラというギャップが最高でした。
そうやって楽しく読んでいましたが、3巻ラストでまさかの展開があって暫く辛いターンが続きます。でもそれが7巻まで読んでも解決しないばかりか、更なる困難が待ち受けているとは夢にも思わなくて、ちょっと放心状態になってしまいました。そんなファン心理を慮ってか、あとがきで先生がエンドについて説明してくださったので安心できましたけど、続きが待ち遠しいです。