秋山くんが良かったので、こちらの1巻買ってみました。レビューの重い話だというのは覚悟の上、試し読みで大丈夫そうだったので購入。2巻3巻4巻の試し読みを読んで、なんとなく話の筋はわかったので、すっ飛ばして5巻を購入。春真を選んだこと、須藤さんはその道からは完全に抜け出せはしなかったけど、暗闇からは抜けだせたこと。みんなうまい具合に折り合いをつけて、心に傷を負いながらも救いのある最後だったので良かったです。ダークな話、不幸にするのはマンガなので簡単な話です。殺すのもどん底に落とすのも簡単。けれどただ単純に不幸な話で落とすわけでなく、単純な円満解決で良かったねと終わらすわけでもなく、人の心の複雑さや落ちてしまうと這い上がりにくい世界など、静かなタッチでありながら激しく描かれていたと思います。とは言いつつ、やはり幼少期のダメージで自分自身を傷つけて生きていく話は苦手なので2.3.4巻はすっ飛ばしたのですが。この作者さんのお話は、出てくるキャラの精神の微妙なバランスの取り方がうまく、また芯に優しさがあるなと感じます。須藤も最後に優しく笑えていたので。最後は辛いけどホッとできる作品ですが、レ◉プやら薬やらなんやら出てくるので苦手な人は覚悟の上が購入を