プレアデスの慕情
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プレアデスの慕情

里西立樺

単に養子→養父だけじゃなく。あとTNK凄い

ネタバレ
2021年12月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ よくある(?)養子→養父だけじゃなくて、設定がきっちりしていて面白かったです。人と人との関係は一面だけじゃなくて、色々な面があるよな、ってことをしみじみ思います。
そして色々な面があったとしても、(中にはマイナスな面があったとしても)、上手く成り立つこともまた真理だなぁと。
養父は養子に対し、自分が与えて欲しかったものを与えることで"自分"を幸せにしようとしてる。こういう疑似体験はよくあることと思う。それでも、もちろんそれだけじゃなくて、一方で養子を一人の人間としても尊重してるから二人は上手くいったんだなぁと。血が繋がってないからこそ上手くいったのかも。(親が子に移入し過ぎて拗れる実の親子関係は多いっすよね…)
よくある養子に押しきられる養父の話じゃなくて、養父の話もきっちりあって面白かったです。

そして、旧共産圏の小国を舞台にした本筋。マスのパイが食べたい……。マフィアの話とかさらっと出てきたけど説得力あって面白い。ちゃんと設定考えてお話作られてるのが伝わってきてとても読みやすかったです。大きい切り身のマスのパイ…食べたい…。サクサクしてるんだろうな…。

そしてそしてそして。ええ。重要なことを。TNKにびっくりしたんす!まさかこんなものを拝めるとは…!!修正が甘いです!びっくり!!えっろっ!!Σ( ゚Д゚)。年の瀬にこんなにTNKに食らい付く自分はどうかと思うんですが、BL読みの皆さまに伝えたくて!!!修正甘くてなんかえろくてがっしり系のやつがここにありますよ!!!
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