バイ・マイ・サイド
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バイ・マイ・サイド

ナツメカズキ

いじらしさ摂取完了しました!

ネタバレ
2022年4月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大の男がいじらしい。
出会った日に恋に落ち、10年親友として側に居ながら相手に気取らせず秘め続けた思いが、いたいけで切ないのです。
友人のアナニーを目撃してしまうという青天の霹靂で始まる今作品、「MO DS」とは趣が異なりますが、とても素敵なお話です。
右山くん、10年間も秘め続けたとはいえ、好きな男の生tnkを目の当たりにしては咥えてしまっても仕方がない。
咥えられた左京はビックリながらもちゃんと向き合って考えます。
その心情の変化がとても丁寧に描かれています。
それでも10年の思いにはとうてい敵いません。
何が何でも側にいたい。
付き合ってダメになってしまったら生きていけない。
それほどまでの思いを持つ右山に見合うのに6年かけて応える左京がカッコイイです。
………
お互いの気持ちが揃っているのに、電車でのシーンも空港でのシーンも、まだ?まだやんないの?いつまで待たせるのー!?、と思いながらも涙が溢れる名シーンでした。
あて馬かと思ったらナイスアシストの金子さんもいい味出しています。
2人は金子さんに恩返ししといたらいいです。
………
手ぶくろ。
いじらしさの象徴として光る小物の使い方でした。
大事にしまっておくでなく、飾って眺めるわけでもなく。
日常で共に働き続ける、破けたら繕ってまた使い続けるってのがとっても良いです。

桜。
右山が花屋に就職した理由が左京の何気ないたったひと言だったなんて。
どこまでいじらしいんだよぅ!
………
修正はカタチのわかる白抜きでした。
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