心中するまで、待っててね。
」のレビュー

心中するまで、待っててね。

市梨きみ

無理でした

ネタバレ
2022年6月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 以前から高評価が気になり、レビューもよく見ず購入したのですが、
物騒なタイトルと「連載時から賛否両論」の文言からの嫌な予感で、ページを捲る決心が出来ず本棚の奥深くに眠っておりました。
今なら少し闇耐性がついたんじゃないかと思っていたのに、
地雷のオンパレードというか、そうゆう次元の問題じゃない気がしました。

上巻の沢山の伏線にソワソワ。ここで辞めておけばよかったと下巻で後悔。

現実に起きている凄惨な事件を思い起こしてしまい、
物語の意図が理解できないと拒絶や不快感に襲われるのは、
私自身が子を持つ親として許せない気持ちが先立ってしまっているのかも知れません。

ある意味このような作品を生み出すのも計り知れないエネルギーと勇気を要するのでしょうが、評価が難しい作品でした。

見つけて欲しかったのかも知れない。
探し出したかったのかも知れない。

脆くても幸せなひとときがそこにあったんだと自分に言い聞かせて、ひとときの瞑想です。

私的な好みではなく評価を下げてしまい申し訳ありません。
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